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外科医に教わった勉強のコツ!

2013年、乳房の手術で入院したとき、私は崖っぷち状態でした。病気そのものが問題ではなく、放送大学の単位認定試験が迫っていたからです。

「疾病の成立と回復の促進」のテキストを半泣きになりながら読んでいたら、M先生(主治医でも執刀医でもないが長い付き合い)がベッドサイドに来てくださいました。
「M先生、何を書いているのか分からないよぉおおお(号泣)」
と言いながら、肺がんのページを見てもらうと、

「この書き方やったら、俺でもわけわからんねん。だから俺の覚え方を教える」
とM先生は言いました。

M先生が教えてくれた覚え方のコツ

その1. 2種類以上あるものは、まず「A」と「A以外」と考えて、分かるもの(A)を1つでも作る
肺門型と肺野型、小細胞肺がんと非小細胞肺がんなど2種類以上ある場合には、まず「肺門型」と「それ以外」、小細胞肺がんとそれ以外、のようにする

2.テキストを冒頭から読むのではなく「分かる文章」を1つでも見つけて、その上にほかの文章を積み上げる感じで読む

3.先に具体例を読み、一般的な理論は後から読む

4.焦ると記憶力は低下するので、「頭に入ってこない」と思ったら深呼吸して落ち着く

何も頭に入ってこない時間を、5分、10分と積み重ねても時間の無駄です。2分、3分中断してでも「何かが頭に入る時間」を作るほうが、結果的には知識の量が増えます。

M先生の教えのおかげで、放送大学の単位認定試験は無事に乗り切れたし、その後の資格取得も格段に効率的になりました。それまで落ち続けていた危険物取扱者乙種3類も無事に合格できたのです。


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