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五月山動物園にはウォンバット以外にもかわいい子たちがいる

五月山動物園は大阪府池田市の五月山公園にあり、入場料を取らないことと、ウォンバットの展示で広く知られている。

私は動物にも興味があるが、1つのビジネスとしての動物園が、どのように成功をおさめるか、にも非常に興味がある。同じような興味が「素人をスカウトしてアイドルに育てる」とか、「スポーツチームがファンやサポーターを獲得する」ということにもある。

動物園を維持していくためには、爆発的な黒字は必要ないかもしれないが、ある程度の売上は出ることが望ましいだろう。そうでなければ、八幡平クマ牧場のような問題になってしまう。

五月山動物園はウォンバットが有名

五月山動物園は、ウォンバットがいることを強くPRしていて、園だけではなく、阪急宝塚線・池田駅の大阪池田ゲストインフォメーションでも、ウォンバットの飾りがたくさんある。

またネットを通してウォンバットの様子が見られる「ウォンバットてれび」も運営している。

すると、気になるのは

・夜行性で昼間は寝ていることもあるウォンバット以外に、どんな動物がいるの?

・動物園はいったい何で利益を上げているの?

ということ。いつものごとく現地に行ってみた。

阪急宝塚線・池田駅から五月山動物園まで

阪急宝塚線・池田駅の改札を出ると、地図や解説などが目に飛び込んでくる。

池田市のキャラクター「ふくまる」はウォンバットと大黒天のハイブリッド。

五月山動物園(公園)までの道「桜通り」には、下記のようなタイルが。

駅から五月山動物園までの道のりをおよそ半分あるいたころに、ウォンバットのプレートに出会う。

上り坂を登り切り、駐車場を通り過ぎると動物園のゲートが見える。

昨年、池田市のPR動画が謎すぎると話題になった。

動物園の入り口で記念撮影ができる。

園内を一通り回ってみよう

入り口には紀貫之の歌碑。

そしてエミューのいる檻。

エミューは小規模な動物園でも、大規模園でも展示されていることが多いですが、五月山動物園には複数のエミューが広めのエリアで飼育されていて、迫力がある。くちばしを開けているときは、なんだか笑っているようにも見える。

続いてアルパカのエリアへ。初めは、遠くにいて構ってもらえなかった。

諦めてヒツジのエリアへ。毛刈りが済んだようで、涼しそう。近づいてはくれるものの、餌を持っていないと分かると、なかなかかまってくれない。賢い動物だ。

なお、五月山動物園では4種類の動物に餌を与えることができ、餌は自動販売機で買うことができる。餌は動物園の収入源になるかもしれないが、餌の調合や自販機の管理もあるので、そこまで収益にはつながりそうにない。と勝手に思う。。。

続いてポニー2頭が展示されているエリアへ。

ポニーには自動販売機の餌ではなく、ニンジンを買って与える。割り箸の先を削ったものに、ニンジンを刺して与えるのだが、ポニーたちが豪快にニンジンをかみ砕く「ゴリゴリ」という音に、初めは緊張する。

でも、こちらが節度を守っていれば、決して強引にかみついてきたりはしない。なんとも優しい姿に和ませてもらえる。

餌やりが終わったら、エミューの檻の方向に引き返して、ふれあい広場の方面へ。。。と思っていたのだが、先ほどかまってくれなかったアルパカが、他のお客さんにエサをもらっていた。

あ、あくびしてた。

改めて、ふれあい広場の方面へ。

途中にワラビーのエリアがある。ワラビーも暑くて耐えられないのか、室内で過ごしているようだ。しかし10分ほど見つめていると外に出てきてくれた。

何か考えている様子。

ふれあい広場の方にさらに近づくと、ヒツジたちが過ごしている。

私は、ヒツジがちょっと怖い。特に餌を与えるとき、かぶりつく勢いですっとんでくる天王寺動物園のヒツジがちょっと怖いのだ。でも、餌を与えないで見ている分には、魅力的な動物だと思う。

ミニブタは不思議な動きをしていて、10~20秒見ている間には、横になってくつろいでいる様子なのに、2,3分離れている間に、なぜか移動している。落ち着いているのか、なんなのか、よく分からない存在である。

ヤギのエリアもあった。

五月山動物園の感想

小規模な園なので、ゆっくりと3周してみた。

ウォンバットは、暑さのせいか室内で過ごしていて、見ることができなかった。でも、今日の調査目的は「ウォンバット以外にどのような動物がいるか?」だから、目的は達成できた。

派手さはないけれど、自分のお気に入りの動物の成長を、何年もかけて見守りたいという気持ちにさせてくれる動物園だと思う。

おまけ:道を間違えて「出雲大社池田分院」へ

帰りの道を少し間違えて「戻らなくちゃ……」と思ったとき、目の前に「出雲大社池田分院」が。

私は島根県の出雲大社に、家族旅行で参拝したことはあるけれど、遠くてお礼のお参りができないままになっていた。偶然開催されていたトライアスロンの大会なども見ることができて、充実した旅行になった。

あのときのお礼を、ようやく申し上げることができた。ありがとうございました。


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