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普段の2.2倍以上の仕事量をこなしながら勉強時間を作っていた具体的な方法

8月はクライアントが夏休みを取るため、仕事量が爆発的に増えるようなことは、めったにない。しかし、今年は消費税増税を控えているためか、通常の2.2倍ほどの原稿依頼が届くとともに、セミナー開催も続けていた。

忙しすぎて自分を見失いそうなとき、私は自分のやりたい勉強をしたり、資格を取るという具体的な目標を定めるようにする。たとえ5分でも、自分のやりたいことに取り組む時間を作ることで、落ち着きを取り戻すことができるからだ。

資格取得のための勉強には期限がある。期限までに実力をつけるためには、忙しい仕事の中であえて時間を作って、勉強しなければならないときもある。普段の2.2倍以上の仕事をこなしながら、どうやって時間を作っていたのか、振り返って書いておこうと思う。

1日の流れを決めてから活動し始める

たとえば、パソコンの電源をなんとなく入れると、だらだらと余計な作業ばかりして、何も成し遂げないまま1日が終わってしまうことがある。これは「パソコンを起動して何をするのか?」をイメージできていないからだ。

なんとなく「どこかへ行きたいな」と旅行情報サイトを見始めると、ただ読んでいるだけで終わってしまうことがある。「何の情報を得たいのか?」をイメージしてから作業を始めるほうが、効率よく進めることができる。

「なんとなく始める」のではなく、意識的に「今日はこういう流れで活動する」と決めてから、1日を始めると、何をすればいいのかが分かり、効率よくいろんなことをこなせる。

1日分のごはんは朝のうちに準備する

料理とお菓子作りが趣味のような私だが、あまりにも忙しい時は「朝のうちに3食分とおやつの分を作ってしまう」ことにしている。

もし、買い物に行くなら2,3日分の買い物をまとめて済ませるように計画を立てる。買い物をした後は家計簿のような使い方もできる「買い物リスト」も作ってみた。

できる限りリスト化する

上の買い物リストもそうだが、

・出張に持って行くものリスト

・セミナー講師に必要な持ち物リスト

・今日やる作業リスト

など、リストアップできることは必ずリストアップし、漏れや抜けがないように進めることを心掛けた。リストは保存しておき、次に同じ作業をするときにも、使えるようにしておく。

体調の波を把握しておく

1日のうち作業効率を上げやすい時間帯、逆に作業が進みにくくなる時間帯がある。これは体調の波と連動しているように思う。1週間、1か月といった単位でも、やはり体調の波はある。

無理に体調の波を是正するのではなく、体調の波に作業を合わせるようにした。作業が進まないときはすっぱり休み、体調がよいときに集中して作業をするのだ。

疲れて作業効率が落ちる前に休憩をとる

「ポモドーロ・テクニック」とも呼ばれていて、知っている人も多いだろうから説明は省略。

1日の運動量が少なすぎないように配慮する

忙しいと、運動する時間を取らずに作業を進めたい気分になる。でも、私は運動不足になると、顕著に体調や精神状態が悪くなる。結果的に作業効率が落ち、時間だけが経ってしまう。

そのため、できるだけ外に出る機会を持つことや、どうしても外に出られないほど忙しい時は、エアロバイクなどで体を動かすことを心掛けた。

「今、時間を大事にできているか?」と自分に問う

折に触れて「今、私は時間を大切にできているか?」「無駄遣いをしていないか?」と問いかけるようにした。問いかける意識を持つだけで、だらだらと過ごしてしまうことが減った。

「予定を前倒しで消化すること」をゲーム感覚で行う

たとえば原稿を〆切より1日早く出すと、編集者には喜んでもらえる。2日でも喜んでもらえるだろう。

でも、3日以上早く出すと、びっくりされることのほうが多い。いかに驚いてもらうかを考えながら、前倒し、前倒しで予定を消化するようにしていた。

私自身も「もう、この案件は終えている」という安心感を持つことができ、勉強に集中できるようになる。

タイムアウトのルールを決めておく

なんらかの理由で予定通りに作業が終わらないとき、いつまでも続けるのではなく、どこかで区切りを設ける。

いったん手を休めて「なぜ、時間がかかっているのか?」を確かめ、作業を続けるのか、翌日に回すのか、その他どんな対処をするのかを考えるようにする。

やりたいことを手の届くところに置く

資格試験のテキストや問題集は、仕事をしているときも常に手の届くところに置き、思い立ったらすぐ手を伸ばせるようにしておいた。1問でも2問でも問題を解くことで、気分をリフレッシュすることもできた。

まとめ

今日(2019年9月19日)はかかりつけの先生の診察だった。先生は「よく忙しいのに耐えられたなぁ。いつも勉強してんなぁ」とおっしゃった。この8月はとんでもなかったし、自分でもよくがんばったと思う。

とはいえ、消費税増税前の駆け込み需要(だと私は思っている)はやがて落ち着くので、少しは平穏な日が期待できるかもしれない。

今後、また何かの理由で忙しくなったときのために、この文章を書き残しておくことにした。

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