耳鼻科の先生のところへ。
研修医（ローテート）の先生がいはった。42才は許容範囲ですかと聞いてみた。

「調子はどうですか？」
「昨日くらいから、電話のベルとかガンガン響くんです。でもそれは……」
「台風のせい！」　←　先生、研修医の先生、ふゆうが同時に言う！！

パチパチパチ。なぜか拍手。

「まぁ、台風が発生した途端に、そういう患者さん多いからなぁ」
「昨年の21号のときは、耳が聞こえなくなりましたから、それに比べたら台風の勢力も弱いのかなぁ？」
「去年はパニックになってたもんなぁ（笑）」
「明後日、試験なんで、パニックはパニックですけど（笑）」
「え、台風の真っただ中で試験なの？」
「はい。阪和線が信用できへんから、泊まります」

「次っていつがいい？　4週間後がいい？」
「はい。あ、でもね」
「ん？　無理？」
「4週間後だと、43才になってしまう……」
「それは、仕方ないのっ！　研修医（ローテート）さんは来月はいてへんから大丈夫」
「42才は許容範囲……」
「ははははは」

「ところで、薬要る？」
「要る、ソ○○ン」
「どのくらい？」
「え？　出すんですか？」
「ちょっとぐらいやったら、いけるで（笑）」
「え？　え？　出しても、先生の立場とかは大丈夫なんですか？」
「常識的な理由は必要やで。何に使うの？」
「闇の商売」
「はいはい、やめとこ（笑）。すぐ足つくようになってるから、変なこと考えたらあかんで」
「はーい」

今日の出会いが、研修医の先生のトラウマになっていませんようにと祈る。