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試験まで1週間しかないのに勉強に手をつけていないときにすること

計画的に勉強を進めることの大切さは理解しているものの、特に社会人になると仕事や家庭の事情で忙しく、勉強時間が取れず後回しにしてしまう、ということがある。私自身も、1週間前になってSNSで「来週試験なんです」と叫んでいることが多い。

とはいえ「1週間しかない」と焦るだけでは、合格の可能性は上がらない。少しでも合格の可能性が高まるよう、私が実践していることをご紹介したい。

試験が翌週の日曜日に行われると仮定し、1週間前の土日からスタートする。試験が迫っているので、過去問をベースとして勉強を進め、効率よく得点できることを目指そう。

1週間前の土日にやること

試験当日の持ち物の準備

「試験中に机の上に出してもよいもの」はこの時点でそろえておく。証明写真が必要なら撮影する。交通経路を調べておく。

過去問題を入手し2回分を解く

試験と同じ時間は取らなくてもよいので、「解ける問題」「解けない問題」を分類する。解けない問題の問題番号にマーカーで色を着けるなど、目立つようにする。

さらに解けない問題を

A.過去問題集の解説を読めば理解できる

B.解説を読んでも分からない

に分けておく。

過去問題全体のうち、B.の割合が半分以上あるなら、初心者向けのテキストで基本的な事項から確認を進めるほうがよい。

合格基準を確認し、試験問題全体の合格最低点を確かめるとともに、苦手分野でも最低限、どのくらいは得点しないといけないのかも確かめる。

試験によっては「すべての科目で4割以上の得点、なおかつ試験全体で6割以上の得点」が合格基準とされていることがある。この場合は、苦手分野でも最低4割は得点しなければならない。

必要最低点を割り出したら、そのレベルに達するまでテキストを確認し、知識の定着を図っていく。

テキストを1ページ読み進むのに、どのくらい時間がかかるかを確認しながら進め、平日になって仕事がある日には、どのくらい学習を進められるか、どうやって学習時間を取るかを考える。

過去問に取り組むより、基本的な知識のインプットに時間を割くべきと判断したら、ともかく知識を取り入れること重視の学習を進めよう。

B.の割合が2,3割以下で、A.も3割以下であるなら過去問題集を解きながら知識の確認と解答のやり方を確認していく。

苦手な分野の問題を数多く解き、合格最低ラインより上の得点ができるようになっておく。

B.の分野の問題を3回解いたら、A.の分野も1回くらいは解くようにして、知識が抜け落ちていないか確認する。

また、1問1問の解答にどのくらいの時間がかかるかをメモしておくとよい。

6日前(月曜日)

過去問かテキストのどちらか1冊を、仕事の前に時間をとって学習する。この習慣は試験まで続ける。

過去問を1回分解き、B.の分野の知識や解法が定着しているか確かめる。

またA.の分野で、問題を解くスピードが早くなっているかどうかを確認する。

5日前(火曜日)

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