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乙武プロジェクト(3/31 15:00〜)の内容

2018年11月18日にフジテレビで放送された「ワイドナショー」で乙武プロジェクトが紹介されプロジェクトの事を知った。

2019年1月11日のAmebaTVの「株式会社ニシノコンサル」で乙武さんのマネジメントについてマネージャーが相談し、西野亮廣さんと石川涼さんにより乙武プロジェクトのクラウドファンディングの提案があり、翌日「SHILKHAT」でクラウドファンディングがスタート。

私は、スタートした日は仕事があり、仕事終了後の17:18に3月31日の義足練習会参加のリターンを希望しサポーターとなった。

期待を胸に2019年3月31日朝、鹿児島空港を出発し15時からスタートの義足練習会に向かいました。

東京の豊洲へは初めて行くため迷いながらもBrilliaランニングスタジアムに到着し、入り口で受付を済ませ始まりを待った。

15時ちょっと前(14時56分)にスタジアム内に入った。

まずはじめに前説的な感じでYouTuberの寺田さん(寺田家TV《車イス押してくれませんか?》が話しをして場を盛り上げた。
しかし、寺田さん用意していた話が2分くらいの予定であり、早いサポーターの来場に話し持たない感じとなったところで、笑いながら乙武さんが電動車椅子で登場!サポーター皆さん盛大な拍手で乙武さんを迎え入れた👏

乙武さんが一通り今回の「OTOTAKE PROJECT」について説明があり、プロジェクトリーダー遠藤さんの紹介をされた。
遠藤さんからは今回のプロジェクトがいつから始まりどのような主旨で行われているのかさらに細かく説明され、とても壮大であり、今後の社会に繋がるプロジェクトである事を知った。

プロジェクトが始まった当初は、義足のエンジニアや義肢装具士でチームを組み行っていた。乙武さんにはまず、短い足を付け、徐々に高さを上げ一本の棒で歩く練習を行っていたとのこと。
平行棒での歩行練習などである程度歩けるようになった時に義足に膝継手付けた。膝継手については最新式であり、作用反作用を利用したロボット制御機能がついてる。このため、義足の総重量が重くなり、歩行が難しくなった。

その頃が11月であり、「ワイドナショー」でプロジェクトを発表した時期でもあった。
「ワイドナショー」の視聴者からの身体のプロの参加が必要ではないかとのコメントがあり、すぐにプロジェクトチームに理学療法士を迎え入れたとのこと。理学療法士は「内田直生」さん。

ここで、理学療法士と義肢装具士の2人をサポーターの前に登場させ、自己紹介がてら、少し話をしてもらった。
理学療法士・義肢装具士の仕事の内容も紹介され、マイナーな職業が少しでも広まって欲しいという気持ちもこのプロジェクトにはあるとのことで、広告塔となっていると乙武さんが話をされた。

そして乙武さんは、理学療法士が関わり1日目で歩き方が変わった。理学療法士から指導された内容は
①ペンギンみたいに歩く
②天井から一本糸に吊るされた感じで歩く
の2つの事を意識して歩くように指導され、乙武さんは歩き方が変わったとのことであった。

内田さんからは乙武さんについてコミュニケーションのスペシャリストだけど、それよりも頭が良く理解する能力に長けたスペシャリストでもあったと乙武さんを褒めていた。
それに対し、乙武さんは今でも褒められて伸びるタイプだと笑いながら話をしていた。

30分程度、今回のプロジェクトの成り立ちやプロジェクトチームスタッフの紹介などの話があり、今回のメインでもある義足の説明があった。

義足の説明後、義足装着のため、一度乙武さんは退席。

退席中、YouTuber寺田さんが再度話をされ、場を温めた。

そして義足を付けた状態で再度電動車椅子で乙武さんが登場。
サポーターの前に右の義足はロボットのスイッチをON、左はOFFの状態で来られた。ONの方は膝が伸びているが、OFFは曲がっている。スイッチをONだと、膝をコントロールできるが、現在はMAXでコントロールしてるため、伸びているとのことであった。制御機能を弱めることで、歩行中の膝の動きを出す事ができるが、今はMAXの状態。

そして、いよいよ乙武さんが義足をつけての歩行練習のスタートとなる。

スタートラインに乙武さんが立ち、周りにはチームスタッフが倒れてもすぐ支えられる距離にいて歩き始めた。

幾度も立ち止まりながらも乙武さんは他のチームスタッフの力を借りずに一歩一歩着実に前に足を進めた。
Tシャツを着ていた乙武さんは少し肌寒い中でも額から汗が滴り落ち、背中も側から見てびっしょり濡れているのがわかるくらい汗をかいていた。

マネージャーの方から途中「15:00からのこちらがオリジナルだから、13:00からの第一部の距離は超えないとダメだ」というような感じのプレッシャーを与えていた。

幾度も立ち止まりながらも歩を進めていく乙武さん。

息づかいも荒く、顔を歪めながらも歯を食いしばり歩く乙武さん。

今回参加したサポーターの皆さんは、食い入るように歩く乙武さんを見つめ、心の中で応援していた。

静寂の中乙武さんは歩を進めていく。右足重心であり、右足を出す際に引きずる音・右義足のボディーパーツが少し外れかかっている音がとても大きく聞こえた。


そして乙武さんは1人で10m歩かれた。


その場にいた全員が乙武さんに拍手を送った。
10mはこのプロジェクトスタートしての新記録であったとのこと。


乙武さん…感極まり少し涙を見せ、鼻を赤らめていた。


乙武さんは疲労困憊の為、後ろから抱きかかえられ仰向けに寝転んだ。
10m歩いた後は汗だくで、息も上がっていた。動く事ができない乙武さん。

そして2〜3分寝転んだ後、上体を起こした。

その後、乙武さんやチームスタッフに対して質疑応答が行われた。


一つ一つ丁寧に返答された乙武さん。
質問に対して誠心誠意答えていたことにとても関心した。
この中で乙武さんの足の違いを知った。
右足は太く短く、左足は長く細い。
歩容からも納得のいく左右差であった。右足重心で歩行されていたからだ。

質疑応答しながらの休憩をとった乙武さんとサポーターが写真撮影を行った。
写真撮影はツーショットもしくは乙武プロジェクトチームスタッフと撮影するかは個人選択であった。

私はもちろんツーショット。

関係者の方が2-3枚撮影してくれた。少し腰に触れ撮影。

そして全員撮り終わった後、今回のリターンに参加したサポーター全員とチームスタッフでの記念撮影。
この写真は後日、メールで送られてきた。

乙武さんは17時から別のリターンの為、すぐに会場を後にされたが、その他のチームスタッフは個別的に質問を受けたりなど雑談する場面も見られ、和やかに終了となった。


今後障害を持った人が社会進出しても何も違和感のない社会していかなければならない。そのために私たちは何ができるか考えて行かなければならないと思った。
まずは、このプロジェクトを多くの人に伝えることから始めて行きたい。
そして、理学療法士の仕事をもっと認知して、色々な分野に進出していけたらと思った。



今回の乙武プロジェクトの義足練習会に参加した経緯・参加した時に話されていた内容を思い出しながら記録している。記憶を辿って書いているため、間違いも多々あると思う。

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