エンドレス麻雀初心者からの脱出・その1


【はじめに】

時々初心者の人に麻雀を教えるんだが、初心者の通る道ってのは決まってるんだな、と思う。ひっかかる所や形ってのが見えてきたので、書き記しとく。

【注意点】

最初に今日の一言を書きます。合点がいくならあなたは「そのレベルはクリア出来ている」ので読む必要はありませんが、少しでもひっかかるなら読み進めて下さい。

【一言】

「第一打を切る前に『鳴いてマンガン』の形を考える」

【説明】

「面前のマンガンテンパイ」と「鳴いてマンガンテンパイ」。どっちがいいかと考えれば当然面前。ただしテンパイまでのスピードは当然鳴いたほうが早い。そして麻雀はスピードも重要な要素なので「鳴いて高打点を目指す」のが実は基本なのだ。ありがちなのが「僕は面前派だから関係ないよ」という言い訳。自分が知る面前派ってのは「鳴いて出来る可能性がある形を十分理解した上で『面前を基本として』進めていく」のが面前派。鳴いて出来る可能性がある形を把握せずに面前で進めるのは、ただの「鳴けないカモ」。

「鳴いてマンガン」の形を考えるメリットはもう一つある。ちゃんと手役を追うようになるのだ。リーチかけて一発や裏ドラに頼ってばかりではただの絵合わせ。鳴いてマンガンってのはドラや手役をちゃんと考えないと難しい。スピードと打点のベストポイントを探すためにも、「鳴いてマンガン」を考えるのは有効な手段となる。

最初に麻雀を教わった時は大体「あまりポンチーはしないほうがいい」と言われている。そしてそれを馬鹿正直に守って初心者から脱出できない訳だ。本当の意味は「テンパイ形や打点を考えずに、むやみやたらとポンチーするんじゃない!」って事。「打点がある」「状況的にアガリが必須」など、ちゃんとした理由を持って鳴きなさい、というのが本当の意味なのだ。

自分は決して「鳴いてマンガン」が見えたら絶対に鳴け!と言ってる訳ではない。鳴いて進む可能性のある形を把握した上で面前を選択するなら構わない。これこそが麻雀上達の肝なんだが、

「同じ打牌だったとしても、考えた深さの違いが腕の違いになる」

のだ。何となく打つんじゃなくて、しっかりと考えた上で打てば麻雀は強くなれる。

【今日のまとめ】

 鳴いて考えられる手牌の可能性を考えてない自称面前派は、ただの鳴けないカモ。


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