カオス からの チャンプル~
小説
時は2020~2029年。
自然災害 は今まで通り各地でちらほら発生。しかしながら、人類は成長を継続する。あっちが被害を被ればこっちで援助して、こっちが被害を被ればあっちから援助していただくというなんともステキなやりとりが各地で活発に行われる。
そうこうしていくうちに各地で人種のサラダボウルも同じように拡大していくこととなった。
そこで 問題 となったのがやはり言語である。先進国の間で広く扱われる共通言語は、母国語しか話せない地域の人にとって新たに学習することは困難と時間を要するものであった。
そこで即時に違う言語の人々が楽に共通理解できるようにと世界で流行するようになったのが ピクトグラム である。
技術革新と人種保護 では理解が深まり、戦争がより減少していく方向性を歩むこととなった。とりわけ センサー技術 はすこぶるで 武器や麻薬物などの取締が強固になった。
かわりにといっていいのか微妙ではあるが 公なゲーム が流行りだす。
日本 では、一般人による共通の意思を持つグループ活動が功を制し時間を要していた諸問題の対策が執り行われていく。
サイバーセキュリティー の問題では、各国で連携をとりサイバー犯罪を取り締まる仕組みが確立されていく。
時は2030年。
世界のありようはたいして変わらない。
宇宙人との交流はまだ先のようだ。しかしながら、世界各国の技術はめざましい進歩を遂げ宇宙開発により人類は木星の衛星 エウロパ からの地球外微生物を採取することに成功した。
この小さく思える成果は、後々のまだまだ先の先のずーっと先になるのだが、地球生物保存の先駆けとなる偉大な発見となった。