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目的と手段が逆転してしまった世界。 (働きづらさや生きづらさを感じる人へ)

日本の生産性の低さや労働時間の長さ、或いは所属する組織へのエンゲージメントレベルの低さに加え、幸福度の低さ。

この手の報道は至る所で目にするようになりました。

政府や企業が進める「働き方改革」に関しても、どこか本質を捉えていない感覚が否めません。

高度成長期に、世界にその名を轟かせた日本企業の勢いはいったいどこへいってしまったのか。

そんなことをぼんやり考えていたら、日本はどこかのタイミングで、目的と手段が逆転してしまった国なのではないか、という考えが湧いて出てきました。

そして思い出したのが以下のネット記事。

この記事に関して、書道家の武田双雲さんがブログで以下のように呟いていました。

“子供と遊ぶ時間が短い日本。
俺は世界トップクラスに長いと言われるけど(笑)
ワークライフバランスはあんまり変わってないのかな。
そういえば縄文時代以前は、狩りとかの仕事時間一日三時間以内だって専門家もいて稲作ができてから、五時間くらいに延びたって。
文明が発達するにつれ、なぜが働く時間が増えてるって不思議。
人間を楽にするためにいろんなものが作られているはずなのに。
なぜだろう。”

いつしか我々は、働くことそのものが目的となってしまった。

そして企業は、売上や利益をあげることや、存続することが目的になってしまった。

そして悪いことに、そのこと自体に疑問を持たなくなってしまった。

そんな世界を我々は今、生きているのですね。

今、もし働きづらさや生きづらさを感じている人がいるのならば、そんな世界に違和感を感じていたり、疑問を抱いている人なのではないでしょうか。

そして、本来の働くことの意味や目的、更には生きている意味を追い求め、答えになかなか辿り着けない暗い道のりを、延々とさまよい歩いているのではないでしょうか。

私もそのうちのひとりです。

では、私がこの世界で果たすべき役割(貢献できること)は何か。

それは、私と同じように暗闇をさまよい歩いている人たちと共に、力を合わせながら、そこから脱する方法を考えること、なのかもしれません。

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