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問題提起と言い訳は紙一重 (なぜ現場の声は上層部に届かないのか。)

現場を任されている社員として働いていると、業務上の課題に直面し、会社として改善して欲しい事項が多々出てくることがあるかと思います。

または業務負荷が高く、分担を見直して欲しい時もあります。

しかし、その声をあげても、受け止めてくれない、現状をわかってくれない、そんな思いをしたことのある方は少なくないのではと思います。

私も同じような経験をたびたびしてきました。

例えば…

「お前だけが大変なんじゃない、みんな大変なんだ。」

とか、

「できない言い訳は聞きたくない。どうやればできるのかを考えろ。」

とか。

これらの言葉を聞くたびに、その理不尽な押し返しぶりに怒りどころか悲しさを覚えると共に、私の脳裏には以下のフレーズが浮かんで来るようになりました。

『問題提起と言い訳は紙一重。』

こちらは問題提起と思って訴えるが、相手にとっては言い訳に聞こえる。いや、それとも受け止めたくない問題だから敢えて論点をずらして押し返そうとしてくるのか。

私にとってはこの反応がずっと疑問であり、謎でした。

しかしどうもその答えは「共感能力」の欠如にあるようです。

このDAIGOさんの記事によると、

“人間は地位が高くなればなるほど「共感能力」が落ちる”

とあります。
そしてその理由は、

“自分ですべての決定を下しそれにまわりがついてくるような状態になると、他人に共感する必要がなくなります。むしろ、必要になる能力は他人を牽引する能力や他人の感情に流されないで残酷な決定も出来る能力です。”

とされています。

なるほど。妙に納得をしてしまいました。

お山の大将になってしまうと、人の気持ちがわからなくなる、と言うか、わかる必要が無くなってしまう、と言うことなんですね。そりゃ話は伝わらないし、心の通った「対話」なんて起こり得ないですね、残念ながら。

ただ、記事はこう続きます。

“共感能力が高くて地位が高い人の方がより成功しやすいということがわかっています。これは考えれば当然ですよね。みんなの気持ちを解ってくれないリーダーはいつかは(うまくいかなくなった時に)足元をすくわれます。”

自分の経験を振り返れば、この人について行きたいと思わせる上司は、何かあった時に現場に降りてきてくれて、同じ目線で一緒に考え一緒に悩んでくれる人でしたね。

逆に何でも理屈で押しつけてくる上司のもとで3年ほど過ごした時には、若干心が壊れかけそうにもなりました。なので、私はもし自分がそのポジションになったら絶対にチームメンバーの意見を尊重しようと心に誓いました。

それが今の私のスタイルに繋がっているのですが、今度はそのスタイルが上位上司の共感を得られないと言う課題に直面をしています。

これは組織にとってなかなか重たい課題です。

マネジメントの立場につく人、特に経営者の立場でマネジメントを担う人にとって、この事実は最低限抑えておくべき必須事項では無いかと感じますが、最大の懸念は、これを共感能力が低い人に伝えても、共感されない可能性が高いと言うことです。

そもそも、役職(ポジション)と言う概念をなくしてしまえば良いのかな…?

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幸せを感じます。ありがとうござます‼︎
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こうさん (変革の当事者 代表)

旧態依然とした大きな組織で、自分の本来持っている力を発揮し、お互いを認め合い、活き活きと生きがいを持って働く事は出来ないものか。 理屈ではなく、あくまでも現場目線での経験に基づく考察を続けます。

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