確証バイアスとは

この記事では確証バイアスについて書いていこうと思います。

相場歴が長いのに勝ち組になれないという人は確証バイアスに陥っている可能性があります。

私も以前はこの確証バイアスに陥っていました。

人間という生き物は自分を正当化したい生き物です。自分が信じているものや自分の仮説に対して肯定的な意見や情報は簡単に受け入れるのに、対極にある意見や情報は受け入れようとしない傾向があります。

例えば自分がドル円のロングを持っていたとします。そして含み損を抱えている状況だとします。こういう状況の時にどんな心理状況になっているか。含み損を抱えているにも関わらず、自分が持っているポジションが有利になる情報しか見ないんです。だから含み損を抱えているにも関わらず、いつまでも損切できずに大損してました。

つまり人間というのは自分の行動を正当化したい生き物だから自分に都合よく情報収集してしまう傾向があるんです。

またこの確証バイアスというのは自分の成長を止めてしまいます。

私は以前勝てないにも関わらず自分の手法に謎の自信を持っていました。謎の自信というのは、たまたま勝ちが続いていただけなのに、自分の手法や知識が他の人よりも優れていると勘違いしてしまうことです、そうなると他の手法や知識を馬鹿にして『そんなものは使えない』とか『そんなものはオカルトだ』とか決めつけて覚えようともしませんでした。

そうなると自分の成長を完全に止めてしまいます。

以前私は『エリオット波動なんか所詮オカルトだ』とか『グランビルの法則なんかで勝てるわけがない』とか勝手に決めつけて真面目に覚えようともしませんでした。

でもそれは大きな間違いでした。使いこなせないのは上辺だけを学んで理解したつもりになって使っていたから使いこなせなかっただけに過ぎないんです。

にも関わらず当時の私は『~は使えない』とか『~はオカルトだ』とか『~のインジケーターは使えない』とか勝手に決めつけていました。そして楽な方ばかりに逃げていました。その結果かえって遠回りとなり、勝ち組になるまでにかなりの期間がかかってしまいました。

今だからこそ言えます。何事も決めつけてしまうと自分の成長を止めてしまいかえって遠回りになります。

相場での勝ち方は人それぞれであり、やり方も人それぞれです。

グランビルの法則にしてもしっかりと理解した上で使えば優位性はあります、エリオット波動にしても決してオカルトではありません、インジケーターに関しても優秀なものは当然あります。

あらゆる可能性は否定しない

すべてを理解した上で否定するならまだしも、上辺だけを学んで使えなかったからといって否定し、簡単に選択肢から外してしまうのは惜しいです。

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