ゾンビランドサガプロジェクトについて考えてみた。

死んでしまった好きな子を生き返らせたい
→わかる
生前の夢を叶えてあげたい
→わかる
アイドルで佐賀を救うんじゃ~い!!
→わからない

佐賀のアイドルとして名を馳せて町おこししようって意図はわかるんだけど、前ふたつのはっきりとした願望と違って「佐賀を救う」は幸太郎さんに個人的なメリットがある様に思えないから混乱するんですよね。(;・ω・)
だから胡散臭くも感じる(笑)

幸太郎さんは自分でも言ってる様にエゴで動いてる人だから、純粋にこの先の犠牲者の事を考えてるとかではないと思うんです。
優しい人ではあるんだけど正義感とかはあんまり無くて、どうせ見えるもの全部守るなんてことできないんだから自分は自分の大事なものを全力で守れればそれでいいって感じのちょっと達観した性格な様に見受けられますし…。
(ファン目線の幻覚かもしれませんが…。)

余談ですけど壁ドンの時に態々「お前の…!」から「お前らの夢は…!!」って言い直してるし、最初はさくらちゃんだけだった"大事なもの"にいつの間にか他のメンバーも加わってるんだろうなと思うと感慨深いのと同時に背負うものが増えた幸太郎さんの身が心配にもなりました。
自分の身を危険に晒すことに益々躊躇がなくなりそう…。生きて…。(。´Д⊂)

で、本題に戻るんですが二期で波にさらわれたり最終回で吐血してるところを見るに恐らく寿命とかなんらかの代償を支払いながら佐賀の呪いに立ち向かってるんですよね。
見返りも無く佐賀を救うにはあまりにハイリスク。
復讐ならさくらちゃんを取り戻した時点で目的は達成してるともいえるはず。
それでもまだ終わってないとなると佐賀が滅亡すると幸太郎さんにとって困る事が起こるんじゃないか、という考えに行き着きました。
劇場版は復讐のその先って言ってるし、奪還の次は防衛?そして反撃??

もしゾンビィが巷で言われているようにサガコと同じものだとして、佐賀から出たら消滅してしまうのであれば幸太郎さんが必死で佐賀を守ろうとしてるのもわかるし"ゾンビィが生きていける地"ってことでプロジェクト名が"ゾンビランドサガ"なのも頷ける。
何よりさくらちゃんを生き返らせた時点で連れて逃げて別の地で夢を叶えてあげる道を選ばなかったっていうのが一番引っ掛かるんですよ。
自分の利益とさくらちゃんの身の安全を考えたら真っ先に浮かぶ案だと思うんだけど、そうしなかったのは物理的にできなかったからなのかなって…。

奪還して防衛して反撃して呪いに打ち勝ったそのあとは?とも思ってしまうんですけどね…。
いつまでも年を取らないゾンビィがアイドルとしてやっていけるのはあと数年だろうし、幸太郎さんの寿命が尽きたら?っていう問題もある。
でももしかしたら幸太郎さんもそれは最初から見越してて、さくらちゃんがいつか独りにならないために仲間を作っておいてあげたかったっていうのもあるのかなぁ…。
だってそりゃ仲間が居るに越したことはないけど、アイドルデビューさせるのも町おこしするのも一人では絶対無理ってわけではなかっただろうしゾンビィを一人隠すのと七人隠すのではリスクの高さも違ってくるのにあえて増やしたとなればそこにはちゃんと理由があるはずでしょうしね。

幸太郎さん的には自分の隣に居てほしいよりも、そこに存在して全力で生きて輝いていてほしいっていう究極のファン心理みたいなものの方が強かったりするのかな…?
…だとしたらなんか悲しい。
どうか幸太郎さんも含めたフランシュシュ全員でハッピーエンドを迎えられますように…。

ファーストゾンビィ2巻読んだらまた違うこと言い出すかもですが、現段階ではそんな風に思うのです。
次回はちょっと幸太郎さんの恋愛観についてとか、考えてみたいと思います。

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