書評『WordPressのやさしい教科書。』

2019年9月19日 16:01

最近仕事でWordPressを使用する機会が増えました。

WordPressやってて思うのは、本当に解説サイトや書籍が多くて助かるということですね。

動画、ネット記事、書籍などなど様々なツールで学習しましたが、今回はその中でも最初に読んでとても良かった本、『WordPressのやさしい教科書。』を紹介致します。

本の特徴について

まずは本の目次を引用します。

■CHAPTER 1 WordPressとは
■CHAPTER 2 WordPressをインストールする
■CHAPTER 3 WordPressの管理画面を操作する
■CHAPTER 4 サイトを作る準備
■CHAPTER 5 サイトを作る
■CHAPTER 6 外部のサービスと連携する
■CHAPTER 7 WordPressの運用のコツ
■CHAPTER 8 WordPressに関する情報収集を続けよう

『WordPressとはなんぞや？』というところから、WordPressのインストール（この本ではエックスサーバーを使用）、管理画面の説明ときて実際にサイトを作ってみるハンズオンがあり、運用のコツから情報収集方法まで、タイトル通りWordPressのはじめ方についてとても『やさしく』教えてくれます。

また、画像が大量に掲載されているので、直感的にサクサク進めることができます。初心者向けにはこういうとこがとても重要だと思うので助かりました。

良かったところ

とにかくWordPressってどういうものなのかを最速で知りたかったので、この本さえ読んでおけばある程度網羅できると思います。

また、『CHAPTER 5 サイトを作る』によって簡単なサンプルサイトが出来上がるので、これからWordPressでサイトを作ろうと思っている方にとってはとても身になる内容だと思います。

プラグインも利用しているので、『どのプラグイン入れたら良いかわからない』という初心者特有の悩みにもある程度解決してくれるかと。

あと、価格が2000円と技術書にしては大変お安いのも良いなと思います。

もちろん技術書を値段で測らない方が良いとは思うのですが、どの本買ったら良いかわからない初心者にとって3000円とか4000円の本を「えいやっ」て買うのは勇気のいる価格だと思います。なので2000円はかなりお買い得。

この本ではできないところ

この本が初心者向けなので当然なのですが、自作テーマの作り方、プラグインの作り方などのプログラミング寄りのことはできません。

ガリガリコード書いたり、自作のテーマやプラグインを作りたいと言った方にはこの本は物足りないと思いますので、他の書籍をおすすめします。

この本の次にやること

ということでこの本でWordPress最初の一歩は踏み出せると思うので、あとは自分で学習していくことが大事ですね。

そこらへんは『CHAPTER 8 WordPressに関する情報収集を続けよう』にも書いてますが、参考サイトやコミュニティーに入り常に新しい情報をインプット&アウトプットしていくのが良いと思います。

私もWordPressを始めたのでnoteのアウトプットがはかどりました。

おまけ：なぜ本で学習するのか

ネットを見ればたくさんの記事が出てくるのですが、初心者の場合はまず本を１冊やる方が学習効率良いんじゃないかなと思っています。

それはなぜかというと、本の場合は「ストーリーで理解できる」「読者の知識量を理解してくれている」という２点があるからです。それぞれ簡単に説明しますと、

・ストーリーで理解できる

Web制作は大まかな流れ、ストーリーが必要です。Aという作業をやった後にBをやって、その次にCで...のような。

なぜCの前にBの作業をやらなくてはいけないのか、ということをネットで調べるのって結構手間だと思うのですが、本だとすんなりと教えてくれるのでかなり効率的に学習できると思います。

・読者の知識量を理解してくれている

ある程度知識あるのであれば、ネットで調べて解決というのは普通にできるのですが、初心者にとっては知らない単語が出るたびに手が止まってしまうこともしばしば。

本の場合だと、本に書かれている以上のことは出てこないので安心して読み進めることができます。わからない場合は本の前のページを読み返せば良いだけなので。

---

ということで、WordPressやろうと思っているけどまだやっていないという方にはおすすめの一冊です。ぜひ読んでみてください。

この記事が参加している募集

読書感想文

181,701件

読んでいただきありがとうございます。