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「海底のWパンタ屋根シリーズ」を使って楽しむ70-000形の編成バラエティの変遷〜現行10連編~(3Dで楽しむ新系列電車④)

期間が空いてしまいましたが、先日ご紹介させていただいた「海底のWパンタ屋根シリーズ」70-000形初期車屋根の編成バラエティと変遷を紹介していきます。
https://note.com/koushincarfirm/n/ne034a6d342c3

前回は登場時4連&大崎開業6・10連
https://note.com/koushincarfirm/n/n828f845e7c15
を紹介させていただきましたが、続いては現行の編成をご紹介させていただきます!

全編成10連化後(2004年〜現行)の編成
線内運行用に6連で活躍していた1次車・2次車の5編成ですが、2004年10月のダイヤ改正で全編成が10連化されることに。3次車(70-060〜のZ06編成)のように中間車6両を連結して10連化されると思いきや、そうではないのが興味深いところです。
5本あった編成のうちの2本から中間車を供出し、サハを6両新造し、10両編成を3本組成。余剰となった先頭車4両(1次車)と中間車2両(4次車)はなんと廃車の上でJR東日本に売却という予想外の展開が待っていました。結果として初期車は全24両のうち20両が古巣に残った計算になります。

スクリーンショット 2020-08-25 2.01.38

(黒文字の車両が初期車・白文字の車両が後期車です。)

まとめると上の図のようになりますが、新たに元ダブルパンタ車(パンタ撤去車)を2両連結した編成(Z01編成・Z02編成)、元ダブルパンタ車(パンタ撤去車)を5・6号車に連結した編成(Z03編成)編成が出現し、編成形態が4形態になったことがわかります。
気になるのが同じ10両編成でも、2002年のりんかい線大崎開業時に10連化されたZ06編成と、2004年に10連化されたZ03編成では元ダブルパンタ車(パンタ撤去車)の組み込み位置が異なる点。「70-0×5」からはSIVが撤去されているため、搭載機器の経年を考慮したものと思われますが、屋根上を見るとビードのパターンが多種多様に入り乱れるのが興味深いですね。

現行の10両編成を模型で再現するには?

では現在活躍する初期車を含んだ4編成を編成別に考えてみましょう。

パターンA:Z01編成(70-010F)・Z02編成(70-020F)
1次車6両+4次車2両+5次車2両の編成です。
初期車である1次車は6両組み込まれるので、「R0011 70-000形 元ダブルパンタ屋根6両分」が適合します。
http://koushincarfirm.work/shopdetail/000000000055

パターンB:Z03編成(70-030F)
2次車4両+4次車4両+5次車2両の編成です。
初期車である2次車は4両組み込まれるので、「R0010 70-000形 元ダブルパンタ屋根4両分」が適合します。
http://koushincarfirm.work/shopdetail/000000000001

パターンC:Z06編成(70-060F)
3次車4両+4次車6両の編成です。
初期車である3次車は4両組み込まれるので、「R0010 70-000形 元ダブルパンタ屋根4両分」が適合します。
http://koushincarfirm.work/shopdetail/000000000001

同じパターンのZ01編成とZ02編成はともかく、上から見ることが多い模型ではこの屋根のパターン差はコンプリートしたいところですね。

ワンポイントコラム:205系と一緒に楽しむには?
70-000形の初期車を含む編成は2010〜2015年にかけて順次更新されていますが、「埼京線の205系と一緒に楽しみたい!」という方が多いはず。205系と70-000形の更新車が同時に存在した時代もありますから決して不自然という訳ではありませんが、未更新車の方がそれらしいのもやはり事実。この場合、床板・動力ユニットのカバーは209系の部品などを活用し、更新前のGTO仕様にしておくと実感的です。

本日ご紹介させていただいた「海底のWパンタ屋根シリーズ 70-000形元ダブルパンタ屋根各種」はこちらにて頒布させていただいております。
http://koushincarfirm.work/shopbrand/TWR/

残り少なくなってきておりますので、秋の夜長の工作に備えてご注文はお早めに!

次回は番外編(?)をお届けする予定です!
更新綜合車両事務所の中の人でした!

ぜひ公式ホームページにもいらしてください!
http://koushincarfirm.work


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