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(希望の新聞HOPE)一人で行っても大丈夫! リストバンドでつながるライブイベント

(この記事は2022年9月に発行された『希望の新聞HOPE』のアーカイブ記事です。当時の情報をそのまま掲載しているため、現在とは状況が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。)

「友だちのライブに誘われて、行ってみたけど居心地が……」
 一人すみっこで、小さくリズムに乗っていたのが初めてのライブの思い出、という人も少なくない。同じバンドが好きな人と一緒に盛り上がれたら、きっと楽しいだろう。しかし、音楽の趣味が合う人は意外と身近には見つからない。

 そんなライブシーンの悩みを解決する取り組みを始めたのが、「幾何学模様」というライブを主催する団体だ。七月のイベントから、試験的にリストバンドを導入している。
 ライブの来場者は、黄色か青のリストバンドを手首に巻く。黄色は「人とつながりたい」、青は「身内で楽しみたい」という意志表示だ。黄色のリストバンドを巻いていれば、スタッフや他のお客さんが声をかけやすくなり、自分から話しかけづらい人も安心できる。反対に青色のリストバンドを巻いている人はそっとしておくことができる。会場の誰もが自分に合ったペースでライブを楽しむことができ、試みは大好評だった。

「試してみないと、うまくいくかわからないことがたくさんある」
 幾何学模様の代表を務める赤塚美早貴さんは、誰もが楽しめるライブにしようと試行錯誤を繰り返す。去年はほとんど活動を制限されたからこそ、一つ一つのイベントにも身が入る。今回のリストバンドの試みも、次への布石になっている。
「何かやってみれば、次のアイデアにつながります」
 一つ一つの企画が本番であり、次への準備でもある。変幻自在に工夫を重ねていくことで、さまざまなカタチの模様が描かれていく。

幾何学模様 HP

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