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<読書記録>ナスカの地上絵

大人になりきれない私の夢の一つに
ナスカの地上絵を空から見て見たい!があります。

先日のニュースで地上絵の遊覧飛行機が墜落したと知り
夫に夢だったのに、怖いなーと話したところ

ナスカの地上絵に全く興味のない夫は
どうして見たいのかわからん、とのこと。

子供の頃からナスカの地上絵に心惹かれて、
初めて買った本は楠田枝里子さんの
「ナスカ 砂の王国」でした。
その後関連本もたくさん読んできた私としては、誰でも少しは
知っていて当たり前、と思っていたのですが・・・・

最初に読んだ本が楠田さんの本だったことが
ナスカへの想いを持ち続けるエネルギーになったと思います。

ミステリアスな地上絵の謎を解明したのは
(まだ途中とはいえ)日本人の坂井正人先生です。
山形大学ナスカ研究所は地上絵への立ち入り調査を唯一
認められている研究機関だそうです。

宇宙人へのメッセージ、とか未来人がタイムマシーンで来て描いたとか
さまざまな想像が巡らされていましたが

大量にある地上絵は大きく分けると
線タイプと面タイプに分けられるそうで

線タイプは神殿への巡礼の道案内、
面タイプは居住地域を移動のための道標的な役割を果たしているようです。

研究者の先生が興味を持ったきっかけが面白いです。
薬学を専門として植物を研究していたお父さんに連れられて
文明が存在した場所に行くうちに、興味をもたれたそうです。

親が子供に経験させることは、何かの目的で無理強いするより
楽しいことに「巻き込んだ」方が、子供の興味が生まれるのだなあと
思いました。

研究が進んでも、知識が更新されないままの古い書籍が
そのまま売られていることも、どうなんだろう、と思いましたが
それを言うと、ほとんどの出版物はその問題を抱えているのでしょうね。

ちなみに、夫は私より遥かになんでも知っているので
ナスカの地上絵についても、私程度の知識はあると思っていたのですが
そんなわけないですよね。
興味が無いことは全く知らない・・それがあたりまえ。

誰でも知ってる、と思い込んでいることが私の最大の欠点のようです。

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