僕のインド旅 ①①【夜行列車編】ウ○コが漏れそうになる
▪️腹痛に襲われる
旅人がインドで腹痛になることは、
もはや定番中の定番で日本にいる時から、
そのことは知っていたし、先輩からもその話を聞いていたので、
ある程度心の準備はできていた、、けれど、
これから少し汚い話になります、すみません
列車を待っている間、便意を感じたので、トイレを探すことに。
ホームの階段を上がり
階段を上がるとこの景色
上から見下ろすホーム、
この時はまだ動画を撮る余裕がありました。
でも直感的に僕は、
「あっこれは普通の便意じゃなくて自分はお腹を壊したんだな」と分かりました、
まさか本当にインドでお腹を壊すなんて、、少し自分に笑いそうになりました笑
しかし次第にそんな余裕もなくなるくらい腹痛が酷くなっていきました。
そしてついに歩くのもできなくなるくらい酷くなっていきます。
本当に今まで経験したことのないくらいの腹痛だった、、
イメージでいうと、お腹の中に怪物がいて、「早く出せ!!早く出せ!!」という感じで暴れている感じ。
例えると、まさにど根性カエルのカエルがお腹にいて、暴れている感じ、
要するに自分の身体で、自分のお腹をコントロールできないくらいになっていた、勝手にお腹が動いて、中のものが出てきそうになるのだ。
それを必死に踏ん張って耐えるのです、、
何回も漏らしそうになりました、、
汚い話で、すみません、でも本当なんです
◾️とにかく広いニューデリー駅、そしてトイレがどこにもない、、
何を言ってるのだと言われるかもしれないけど、
僕が経験した腹痛はまさにこれでした。
これがニューデリー駅を上から見た写真です、写真で見るのデカく感じないですが、実際はなかなかデカイし、何より真ん中にある通路が長いです、、
そして駅員にトイレの場所を聞きたいのですが、
駅員が全然いないんです、、
僕は何とか歩いて、駅の荷物検査の場所で2〜3人の駅員を見つけたので、すごい苦しそうな表情をしながら「where is the toilet?」と聞きます。
さすがにこれで僕の深刻さが伝わるだろうと思いました
するとその駅員たちはめんどくさそうに「あっちの方にあると思うよ、、」という感じで行ってきます。
そのあっちとはさっき僕が歩いてきた方向なのです、(トイレなんてなかったけどなー)
試しにもう1回聞いても、同じように「あっちの方だ」と言っているのです。
あっちって言われてもどのくらいあっちなのか分かりません、
どのくらい歩くか聞いても答えてくれません。
僕はこの時、そんなに歩けないほどウ○コが漏れそうでした。
◾️誰も正しいトイレの場所を教えてくれない
仕方なく言われた通りあっちにあるいてみましたが、トイレなんてやはりないと思ったので、違う人にも聞いてみることにしました。
近くを歩いていたおじさんにトイレを聞いてみると、最初「何を言ってるんだ?」みたいな顔をされます。
僕の英語の発音が悪いかもしれないので、何回も「where is toilet, bathroom, restroom?」など、それっぽい言葉を言いました。
するとおじさん、やっと理解したようで、
「I don't know」と言って立ち去ってしまいました。
まじかよ、、
インド人の人は道を聞かれると適当に違う方向を答えるということは知っていたので、まさか知らないって言われるとは思ってもいませんでした。
「あんたはどこでトイレしてんだよ!!」って日本語でツッコミました。自分勝手ですが、、
その後僕は、また何人かの人にトイレを聞きましたが、みんな曖昧に答えるので、僕は人に聞くのをやめました。
◾️トイレがありそうな場所
僕は限界が近い中、
1つだけトイレが確実にありそうな場所を思いつきました。
それは駅近くにあったバーガーキングです。
朝、駅を通ったときに店舗が一件あるのを見ていました。
これがそのバーガーキングです、
(3週間後、デリーに戻ってきたときに記念で撮った写真)
さすがにここにはトイレあるよな、、
僕はなんとか歩き、1度駅の外に出て、ここへ向かいました。
もう我慢の限界が近かったです、
バーガーキングは高級フード店なので入り口に警備員がいました。
僕は彼にトイレに行きたいと必死で伝え、中へ入ります。
そして店員に「トイレ貸してください」と言います。
これで助かったーー
って思いました。
すると店員から
「トイレはありません」と言われました。
僕は一瞬耳を疑いました、
でもたしかにトイレはないと言っているのです。
そんなはずないと思い、二階まで上がりトイレを探しますが、
本当にトイレはありませんでした。
(トイレがない飲食店なんてあるの、、、となりました。)
まじかーーー、、ショックがデカすぎました、
もうこれでこの苦しみから解放されると思ったのに、、
◾️いよいよ漏れる寸前までくる
僕はもうここで、最終手段(野○)に出ようと考えました、
それくらい限界が来てて、理性が失われそうでした。
しかしナメてました、
ここは世界トップの人口大国です、
人がいない場所なんてないんです、
どこを見ても人がいます、歩いてます、車もあります
さすがにインドでも人がいる前で野○をしたいとは思えませんでした。もうそんなの人間の恥同然だからです。
ここで僕は1回落ち着いて考え直しました。
「こんなに大きな駅でトイレがない駅なんてあるのか?」と
トイレは絶対にあるはずです、どこかに
僕が見つけられてないだけなのです。
◾️最後の力を振り絞って駅の中へ戻る
(この時は客引きが来ても最強にガンスルーでした。)
駅へ戻るとこんな感じでした。(頑張って動画を撮った)
こんなところでウ○コを漏らすわけにはいかない、、
とにかく気合いで歩きます。
◾️待合室の中にトイレがあるのではないかという推測
歩いていると、待合室の看板が見えました。
さっきはここを通りすぎていました。
でもこの時僕は、「まさかこの中にトイレがあるじゃないか」
と思いました。
だってトイレの看板はどこにも出てないからです。
おそるおそる入ってみると、
中は人が200人くらいは入れそうな大きなスペースで、
ベンチが何台も置いてありました。
◾️ついにトイレ発見
そしてその先へ目をやると、
なんと🚻のマークがありました。
アッターーーー!!! 心の中で叫びました。
そして、待合室の中にあったんかい!
そして直行します。
トイレはもちろん、和式で、トイレットペーパーはなく、
荷物をかけておくフックも無かったので、
僕は大きなバックパックを背負ったまま用を足しました。
でも最高でした、、トイレはものすごく汚かったですが、、
今までで苦労が報われた気がしました。
用が終わって、時計を見るとまだ夜行の時間まで1時間ほどありました、、
とにかく救われました、僕はビシャさんのところへ戻ります、
ホームがたくさんあるので、迷いそうでしたがなんとか見つけ、ビシャさんとも再開しました。
僕は1時間半くらい戻るのにかかっていたと思います。
ビジャさんにそのことを話すと、笑っていて、良かったねと言っています。
僕からしたら、あと少しで人が大勢いる場所で漏らしかねないギリギリの闘いだったので、そんなに軽く笑われる事態ではなかったですが、とにかく漏ららなくて良かったです。
この国では人に頼っていてはいけないんだなと実感しました。もちろん優しい人もたくさんいるけど、、
それにしてもインドの人は慣れているにしても、なんでお腹を壊さないのか不思議になりました。
しばらくビジャさんと話していると時間になり、ホームに夜行列車が来ました、
時間通り来てくれた!(当たり前だけど、それでさえ感動)
バラナシに向けて、乗り込むこととなりました。
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