駅伝総括① 全中駅伝
全中駅伝
2023年の全国中学駅伝は滋賀県で行われました。
まず女子の結果は以下の通り。
<女子>
1位 京山(岡山) 42分16秒
2位 大沢野(富山) 43分05秒
3位 神村学園(鹿児島)43分23秒
4位 南城陽(京都) 43分49秒
5位 荒砥(群馬) 43分50秒
6位 赤穂(長野) 43分51秒
7位 詫麻(熊本) 43分51秒
8位 高川学園(山口) 44分00秒
●区間賞
1区(3km) 稲井円花(荒砥3群馬)10分18秒
2区(2km) 武田星莉(神村学園2鹿児島)6分56秒
3区(2km) 黒川志帆(大沢野2富山)6分53秒
4区(2km) 石原万結(京山2岡山)6分50秒=区間タイ
5区(3km) ムトニ・マーガレット(神村学園3鹿児島)9分52秒
女子は前評判通り京山中学校(岡山)が圧勝しました。
1区は少し出遅れましたが2.3.4区は安定した走りでトップに立ちます。
特に4区を走った2年生の石原選手は全中800mで決勝に残るスピードがありながら3000mで9分30秒台のタイムを持つ万能ランナーでその力を存分に発揮し、区間賞の走りでトップに浮上します。
アンカーの全中1500m女王の黒田選手はも安定した走りで後続を引き離し、京山中学が2位に約50秒の大差をつけて圧勝。
風も強い中、強さをまじまじと見せつけたレースになりました。
2位には常に上位でレースを進めた、前回 位の大沢野(富山)が入りました!
最初から安定した走りで上位を伺い、3区の黒川選手は区間賞も獲得!
全体的に安定感の光るチームですね!
3位は前回も3位に入った神村学園(鹿児島)が入りました!
1区は2位、2区は区間賞でいいスタートを切ると3.4区は違う部活からの助っ人で襷を繋ぎます。
アンカーの留学生、ムトニ選手が区間賞の走りで3位までチームを浮上させ2年連続の表彰台を確保しました!
陸上部ではない部員が活躍するのもこの駅伝のいいところですよね!
前回まで全国大会で好成績を収めてきた桂中学(京都)を府大会で破って全国大会へ駒を進めてきた南城陽中学も4位に入り、京都のレベルの高さを改めて示すことになりました!
来年もまた中学生ランナーの走りに期待したいですね!
・男子
結果は以下の通り。
<男子>
1位 京山(岡山) 58分03秒
2位 国府(山口) 58分04秒
3位 中能登(石川) 58分27秒
4位 茨木AC(大阪) 58分37秒
5位 三島(栃木) 58分41秒
6位 小林(宮崎) 58分42秒
7位 高田(大分) 58分44秒
8位 曽根(福岡) 58分58秒
●区間賞
1区(3km) 小林修輔(荒砥3群馬)9分19秒
2区(3km) 大歳怜(向陽3広島)9分22秒
3区(3km) 百田好希(西諌早3長崎)9分27秒
4区(3km) 竹ノ下鳳瞳(南城陽3京都)9分22秒
5区(3km) 徳永泰雅(安室3兵庫)9分32秒
6区(3km) 出口覇迦(千寿桜堤3東京)9分17秒
男子は目まぐるしく順位が入れ替わる展開。
その中で5区でトップに立った京山中学(岡山)が優勝!男女アベック優勝は桂中学(京都)以来5大会ぶり、史上2校目となります!
女子と違いトラックにまでもつれる大接戦となった男子。1区は24位と出遅れるも2.3区で追い上げ5区でトップに立つと最後はトラックで一度抜かれるもの最後に抜き返しての優勝。特に3区の3000mで全中5位の鶴藤選手はエースとしてチームを2位まで浮上させる激走を見せました!
男子の岡山県勢では初優勝になりました!
区間賞はいなくともチーム全体の層の厚さが光る展開となりました!
2位に入ったのは国府中学(山口県)。
トップと1秒差、最後はトラック勝負になりましたが悔しい2位となりました。
2.3区と早い段階でトップに立ち、最後はトラックで京山中学を抜く走りを見せるもラスト100mで逆転を許しました。
ただ、全員が区間11位以内で走るなど安定した強さが光りました。
3位には中能登中学(石川県)が入りました。
1区3位と上場の滑り出しを見せた中能登中学。
6人中5人が区間10番以内で走り、堅実に襷を繋ぎました!
4区の若狭選手が区間2位でトップに立つなど優勝争いに最後まで食い込む走りを見せます。
一昨年も3位に入っている中能登中学は今年も3位。
この記録は石川県の過去最高成績でもあります!また、3年連続で8位以内という安定感も光るチームです!
4位の茨城AC(大阪)はクラブチームとしては初入賞。
今年から解禁されたクラブチームの出場の中で最上位を取りました!
チームの3000m平均タイムが8分台と言う層の暑さが目立ったチームですね!
これからクラブチームの参加も増えてくると予感させてくれる走りでしたね!
総括
今回は京山中学のアベック優勝で幕を閉じた全中駅伝。
全体的に風が強く、タイムよりも強さ、走り方が明暗を分けたように感じました。
初めてのクラブチームや留学生の参加。
特にクラブチームの参加は陸上競技、全中駅伝としての裾が広がることとなりました。
今後ともクラブチームは増えていく傾向にあると思いますが、来年はどのようなチームが頂点に立つのか今から楽しみですね!
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