6月11日に行われる函館スプリントSについて予想していきたいと思います。函館は開催週で夏競馬がやってきたと感じますね。

土曜日の馬場傾向

開催週にしては差しも決まっていたが、やや前が有利な傾向があったと思います。

逃げ馬候補

レイハリア、テイエムトッキュウ、ヴィズサクセスが候補に挙げられる。陣営のコメントより、レイハリアはハナを取りたいと言っているので積極的に逃げるとみています。しかし、テンスピードはテイエムトッキュウの方が速いので、この馬も競りに行くのであれば、前半がかなり速いペースになりそうです。

推奨馬

◎ ヴァトレニ

この馬の洋芝の成績はとても良く、函館や札幌で素晴らしい成績を残しています。休み明けはほとんど走らないので、前走の負けはあまり気にしなくて良さそうです。昨年のキーンランドカップでは、逃げてトウシンマカオより先着できています。この時はヴァトレニのほうが重い斤量を背負っていました。逃げ馬の後ろにポジションを取ることができればこの馬を止めることはできなさそうです。

○ トウシンマカオ

前走は馬場が悪くなり大敗でした。大外枠ばかり引かされていましたが、今回は内枠を引くことができました。トップハンデですが能力は一線級だと思っています。鋭い末脚に期待しています。騎手が自信あるというコメントを残しているようで、どこまで戦えるのか楽しみです。

▲ ブトンドール

前走の桜花賞は距離の適性がなくて負けました。これからは得意な短距離のレースで戦っていくと思うので、古馬とどこまで戦えるのか楽しみです。斤量が有利な3歳ですが、昨年のナムラクレア級かと言われると疑問が残ります。昨年函館で2連勝しているので、函館はこの馬にとって合っていると思います。昨年の函館2歳Sはこの馬が勝ちました。その時、2着だったクリダームが土曜日の函館で凡走しているのがやや気になります。

△ リバーラ

近走なかなか成績を残せていないが、先行して前で競馬ができているので、距離短縮はプラスに働きそうです。斤量有利で前が止まらない展開であれば馬券に絡んでもおかしくないです。積極的に狙う価値はあります。

△ ムーンプローブ

桜花賞はかなり後ろからの競馬になってしまったので、チャンスがありませんでした。Fレビューでは、最終直前に入るところで他の馬に接触しても最後まで伸びる脚を使えていたので、とても強い内容に見えました。今回は先行して優位にレースを進めてほしい。

△ キミワクイーン

前走は、短距離でかなり良い成績を残しているマッドクールと戦いわずかに負けてしまいました。安定して先行できているので、展開が向くと思います。この馬を切るのは難しかったです。

馬券

コラム

近年、短距離で大活躍しているのはビッグアーサー産駒の馬たちです。

短距離ではこの馬をとりあえず勝っていればそこそこ回収率が良い結果になる程走っています。今回出走予定からは、トウシンマカオとブトンドールがビッグアーサー産駒です。夏競馬は短距離のレースも増えますので是非注目してみてください。