息子が突然言い出した。

「運がよくなるにはどうしたらいいと思う？」

急にどうしたんだろう？と思いながらも

「運が良くなるには
自分は運がいい と思う事と
身の回りにある運がいい事を探す事
だと思う。」

どうして？と聞く息子に

例えばね、
「今日は日曜日で晴れている」
という状況を
自分の運が悪いと思う人は、

せっかくの日曜日で晴れているのに
デートの予定もないなんて
私はなんて運が悪いのかしら？

と、なぜか悪い方に考えるのよね。

でも運のいい人は

日曜日にやっと晴れてくれたわ。
洗濯物もよく乾くし、お買い物にも行っちゃおう！ラッキーだわ！

と当たり前のように良いことを考えるの。

全く同じ事象なのに
考え方によって
人の受け止め方は全然違うでしょう？

そうやって運が良いことを見つめている人は、
いつの間にかどんどん運の良い方を
選んで進んで行くから
どんどん運が良いことが起きてくるの。
または運が良いことを見つけられるんだと思うの。
だから、運が良くなるのよ。

でも運が悪いことばかり見つめている人は
運が悪い要素をあえて探しているので
どんどん運が悪くなるの。

しいて言うならば、勝手に運が悪いと思い込んで
運が悪い事を自分から探して
選んで運の悪い方向へ
歩いて行っちゃう感じかな。

起きている出来事が同じなのに
運が悪いと自分が決めちゃっているから運が悪くなるの。

また、それが癖になるとね、
たとえ運の良いことがあっても

『これ以上運が良いことが起きると運を使い果たして運が悪くなるから怖いわ。もういい。』
と、運の良いことを手放してしまったり

『私の運が良いはずはないのよ。今までずっと運が悪かったんだもの。ほら、やっぱり。こんな所に運の悪い事がちゃんとあったわ。やっぱり私って運が悪いのよね…。』

と、ワザワザ悪いことを探して抱えるのよ。

なんか、
運が悪くなるのが好きなのかしら？
って感じでしょう？

自分の運の良さを否定して
運が悪いこと見つけて
安心してるみたいよね。

こう聞いていると変だと思うけど
運の悪い人はそういう考え方をしてしまうので

自分では運が悪くなる方向へ
自らが選んで進んでいることに気がつかないの。

だからね、運がいい
と思うことと
運が良いことを探す
という癖をつけて

私は運が悪いのではないと理解して
物事の見る角度と考え方を
見直すだけでいいんだと
自分が気がつく必要があるのよね。

「そうなんだ、なるほどね。』

黙ってしまった息子の様子を見て
私に伝えたかった事があると感じた。

うーむ。
また私の持論を押し付けてしまったのかな。私の悪い癖だわ。

少し時間を開けてから
もう一度息子に聞いてみた。

さっきの運が良くなる話なんだけど
あなたはどう思うの？

少し遠慮がちに息子は話し始めた。

「運が良くなるための行動とかを考えていたんだ。良い行いをするとか、運が良くなるためにどんな行動をするのが良いのかを考えるとか。

大谷選手が、自分の夢を叶えるために数独のパズルのような9個の升目を使って、自分の望みや夢を書いて、そのために何が必要なのかを考えて、そのために行動していったんだ。
その中に運が良くなるには…ってことも書いてあったんだよ。人のために良い行動や親切にするとか書いてあったから…。」

なるほど、そうだよね。

大谷選手の自分と向き合うための作業方法については知っていた。

自分のメンタルも大事だけど

自分が良いことの種をまいたら
周り回って自分に返ってきて
良いことを収穫できるものね。

その収穫できた出来事が
運の良さに繋がっていくことにもなるよね。

つい自分の事ばかり考えてしまうけれど、
周りの人達も自分も幸せになれる行動や親切にすることは

みんな、ハッピーになって
自分の運気まで上がるなんて
いいことずくし。

とても大事なことだよね。
教えてくれてありがとう！

私も運が良くなるように
シンプルに人の役に立つような
良いことをしていこう。

子供は私に沢山の事を気付かせてくれるので、とても感謝している。
生まれてきてくれてありがとう！
と、いつも思う。

あぁ、それから
親バカですが…

いい子だなぁ♥️