「子供でもわかる」が整頓
アグリビジネスパートナーの高津佐です。
ここ数回は「5S」特に「整理・整頓」についてお伝えしています。
整頓の考え方
整理整頓の整頓ですが、考え方は「子供でもわかる」が原則です。つまり、誰でもわかるように整頓するということ。
「誰でもすぐに見つける→使う→戻す」です。
これが出来ると1日の仕事が効率化される気がしませんか?
この3ステップについて説明します。
誰でもすぐに見つける
まず、「誰でも」とは誰のことでしょうか。この時の誰でもは、今日から一緒に働く人、つまり「初めて現場に来た人でも」です。
初めての人が必要なものを見つけることが出来るためにどんな状態にしておくのが良いでしょうか。
それは、
①置き場所に名前をつける
②必要なものに名前をつける
③その名前を見えるところに掲示する
の3つです。
幸いにも全てのものに名前があります。それ・あれ・これではありません。
その名前を見えるところにきちんと掲示しましょう。そうする事で、○○○にある○○○を持ってきてください。とか、○○○を使って掃除をしてくださいとか、新人さんへの指示もスムーズに行くこと間違いありません。
使う
次に「使う」です。
農業の現場でいうと常に使うものとシーズンしか使わないものがあると思います。その時には使う頻度によって、保管場所を変えるのがいいと思います。毎日もしくは1週間に1回程度使うものを置く場所、シーズンにしか使わないものを置く場所とすればいいですね。
たまにしか使わないものなど、従業員が多い農業経営をされているところは、簡単な使い方を作って掲示しておくことが大切です。特にこの使い方だけはしないとか、注意点もわかりやくす記載しましょう。
また、壊れた時などのトラブルの連絡先もあると緊急時に対応がスムーズです。
戻す
最後に一番大切なことが「戻す」です。
使った後、元にあった場所に戻さないんです。みんな。明日も使うからこのままでいいやと思った瞬間がアウトです。急遽、違う仕事が入って、そのまま。どこに行ったのかわからないまま。結局探す時間分、無駄になったということよくありますよね。
元の場所に「戻す」ためには、戻す場所がきちんと書いてある必要があります。つまり、最初の「見つける」が徹底されている必要があるのです。
そして、1日の終わりに「戻す」ことが徹底されているか経営者自らチェックをします。必要なものが決められた場所にないことが違和感になるまで徹底するのが大事です。
この一連の「見つける」「使う」「戻す」が徹底できれば、あなたの農業現場が効率化されることは間違いありません。なお、この整頓をするには、不必要なものが現場にないのが前提条件です。つまり、整理がされていること。
ぜひ、皆さんも「整理整頓」に取り組んでください。驚くような効果があります。
最後に整理整頓に関する書籍を2つ紹介します。
1冊目 トコトンやさしい5Sの本 日刊工業新聞社 平野裕之・古谷誠 著
2冊目 小さな会社の儲かる整頓 日経BP社 小山昇 著
Amazonでも買えるのでぜひ読んでみてください。
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