みなさん、こんにちは。
アグリビジネスパートナーの高津佐（こうつさ）和宏です。

平成31年度の農林水産省の目玉事業である「スマート農業加速化実証プロジェクト」の採択案件が発表されましたね。

宮崎県からも2件採択されました。JAを辞めずに続けていたら多分関わっていたでしょうね。

さて、スマート農業の促進は第3次ブームと言われている「人工知能」の発展なくしてあり得ません。そして、人工知能の発展によって「なくなる仕事」が増えるというニュースがあります。

今回は農業分野の仕事について、知識人がどのような見解をしているのかご紹介します。

10年後になくなる仕事

2014年、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が発表した論文「雇用の未来」では、コンピュータの発展によるロボット化が急激に進み、消えてなくなる仕事・職業があるとしています。

主な「消える職業」「なくなる仕事」

銀行の融資担当者・スポーツの審判・不動産ブローカー・レストランの案内係・保険の審査担当者・動物のブリーダー・電話オペレーター・給与福利厚生担当者・レジ係・弁護士助手・税務申告書代行者・データ入力作業員・苦情の処理・調査担当者・測定を行う作業員などが挙げられています。

農業に関する職業はどうなのか？

次に農業に関係する職業のみを抜粋してみましょう。
この論文が発表されたのが2014年です。10年後になくなる確率ともに記載します。10年後なので2024年ということですね。
左から順位（全702職業中）、確率、職業名です。

24位　98%    出入荷、物流管理者JAや市場の出入荷は無人になりそうですね。
54位　97%    農場労働請負業者・・・派遣業などはなくなる。
95位　94%    農産物検査官・・・JAに持ち込んだ出荷物はAIが検査することになりそうです。
110位　94%  肉・魚を切る人・・・畜産の屠畜場も無人化でしょうか。
197位　87%  農業製品の購買代理店・・・購買代理店という名前が聞きなれないですが、地元の農業資材屋さんのようなイメージですね。製造メーカーと使用者の農家が直に繋がることで、存在意義が少なくなっていくことでしょう。
202位　87%  雑農業従事者・・・パート従業員や作業に従事する社員は自動化の波にのまれそうです。
219位　85%  卸業者、製造業の営業代表者・・・インターネットとAIによって中間業者はなくなる可能性が高そうです。
289位　75%  農業工具修理工・・・機械の修理をする必要がなくなるのか、自動で修理？するのか、イメージがわきません。
385位　57%  農業、漁業、林業の監督者・・・課長や係長などの監督者は必要がなくなるようです。
408位　49%  農業技術者・・・確率は約半分。将来には農業技術もAIが担うのでしょうか。
429位　41%   農産物の選別人・・・今でも自動化されている部分はありますね。全ての製品で自動選別される時代が来るでしょう。

566位　5%   農家、牧場主、その他の農業マネージャー・・・マネージャークラスになるとほぼなくなる確率は少ないようです。

665位　1%   農場経営者・・・経営者は生き残れます。真の経営者を目指しましょう。

下記は参考にしたサイトです。

農業はなくならないが、経営者が残り、その他は自動化される！？

どうでしたか？2024年にこのような未来が来るかどうかはわかりませんが、遠い将来には確実な未来であるような気がします。

「農業経営者はなくならない」との結論でしたね。

堀江貴文氏と落合陽一氏の共著である「１０年後の仕事図鑑」より抜粋です。

農場は自動化され、農業経営者が一人で管理する未来が描かれています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました！！

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