コミュニティも中央集権型から分散型へ

一昨日はbillageosakaで開かれた「お金×コミュニティmeetup」にALISの安さんやSpotsaleの鶴岡さん等と共に参加させて頂きました。特に最近ではコミュニティに関して公で話す機会が増えてきたこともあり、一昨日のイベントで話したことを中心に、今自分自身が考えているこれからのコミュニティの形について、改めて話したいと思います。

これからのコミュニティの形

今回は中でも「集中から分散へ」というテーマで書いていきたい。

集中から分散へ

結論から言うと、僕がこれから作りたいコミュニティは分散型のコミュニティだ。そしてこの先、中央集権型コミュニティから分散型コミュニティへの大きなパラダイムシフトが起きる。勿論、中央集権型コミュニティがなくなるとは思わないが、世界の中心に来るのは間違いなく分散型コミュニティだと思う。少なくとも僕自身はそう確信している。

お金の流れを、一方通行から双方向に

丁寧に説明しようとすると文章が長くなってしまう傾向があるので、今回はイメージ図を先に載せることにする。

(※左右、別々のコミュニティをイメージ)
上記はこれからのコミュニティの形をざっくり図で表している。まず注目していただきたいのは、お金や価値の流れ。ポイントは、コミュニティメンバー内での価値やお金の循環が行われている、ということ。

では中央集権型コミュニティはどうなのか?というと、例えばコミュニティメンバーがオーナーに参加料金を支払う形で、お金の流れが一方的なイメージ。いわゆる、オーナーが提供側に回りお金を受け取る形の(アーティスト等の)ファンクラブをイメージしていただくとわかりやすいかもしれない。メンバーは消費者側に回ってお金を支払う形で、お金の流れがメンバーからオーナーに一方通行であり、中央集権的である。

そうではなくて、メンバー全員がお金を払う側、受け取る側のどちらにも周ること(=提供者側、消費者側のどちらにも回ること)、が重要であり、そのような経済が循環する状態が出来上がると、持続性やスケール性が飛躍的に向上する。

(※以下、中央集権型のコミュニティと分散型コミュニティの価値の流れの違いを表した図)

既に実在する小さな経済圏の形

参考になる事例として神奈川県の藤野という小さな町に「トランジション藤野」というコミュニティがある。そこには500人程度のメンバーがいて、メンバー内で様々なマッチングが起き、コミュニティの中だけで一つの経済圏が成り立っている。コミュニティ独自の通貨も存在し、その通貨を持っていれば、生活には困らないレベルで生きていける。東京で生きづらさを感じた人たちがそこの小さな経済圏に移動し生活をしていて、まさにお金や価値の流れが双方向的な一つのコミュニティが実在している。

コミュニティは「個人」をエンパワーメントする土台になっていく

そのようなコミュニティに属することで、コミュニティ内だけで生活をする、ということもあり得るし、一方でコミュニティをベースに個人の活動を広げていく、ということも勿論出来てくる。つまりは、そういったコミュニティが人々にとって限りなく必要不可欠な場所になり、個人を支えるインフラになっていくだろう。

コミュニティのみならず、あらゆるものが分散型に移行する

そして、これはコミュニティに限った話ではない。例えば「会社」という一つの組織も同様だと考えている。中央集権的にルールを決め、評価をし、給与を支払う、といった従来の会社形態にもはや限界が来ていて、徐々に過去のものとなる。副業禁止、などというのは時代についていけなさすぎているので、もはや論外。上手くいっている経営者や会社ほど、この転換には大きく乗り遅れるのではないかと予測する。

少なくとも自分自身の会社(Asobica)は個人を尊重した組織形態を模索し、リモート制、兼業可、フレックス制を取り入れ、限りなく個人に合わせた自由な働き方を推奨している。基本的に時間や場所を問わないので、僕自身もオフィスではなくて頻繁にオフィス横のカフェで一人黙々と仕事をしている。業務委託、正社員の差だって特になく、正社員でも週3等の働き方も全然OKだと思ってる。スタートアップの段階からこのような形を実施しているのは珍しいと言われることもあるが、フェーズを言い訳にしていたらいつまで経っても変革なんてできない。

もちろん、上記を進めることによる問題もあるし、おそらく今後も起こりうる。そこは随時改善をし続けて、より良い形の組織体系をこれからも模索していくしかないのだけど、明確なのは、組織が「個人」に合わせていくことは最低条件であり、それができない会社は次の時代に人を集めていくことは難しいということ。

インターネット登場移行、SNSやCtoCプラットホームの発達によってこんなにも「個人」が何でもできる土台が整った現在において、組織が個人の上に立ち、ルールを押し付けるなんておこがましいし、禁止や制限なんてもっての他。

「個人が会社を自由に活用し、個人の活動を発展させていく」ために、
会社はその土台にならなければならない。

あの大企業も、分散型組織への移行を始めている

少し前にavexの松浦さんと食事をさせていただいたが、松浦さん自身も会社や事業を分散型に転換させていくこと考えて既に実行していた事に衝撃を受けた。あそこまでの成功を手にした組織や社長が次の時代の会社へと変化するために色々なものを犠牲にする姿勢というのは、中央集権型から分散型への変化の重要性を表す、最も説得力のある事実だった。以下の記事も、松浦さんの変革への覚悟が伝わる内容なので、興味ある方はぜひ読んでいただきたい。

自分なりの解決策

これまで、コミュニティや分散型について、比較的未来の話を生意気に語ってきたが、あくまで僕自身の個人的な経験や視点に基づく一つの考えにしかすぎないという事を前提にしていただきたい。と同時に、自分自身がやりたいのは、単にそれっぽい意見を述べるだけではなく、自らの手を動かして実際に変えていくことだ。僕は中央集権型から分散型へ、組織やチーム、そしてコミュニティの形をアップデートしていきたい。

間も無く本格的にリリース予定のfeverは、まさにその一つのプラットホームの形。例えば、コミュニティメンバーであれば誰もがコンテンツ(スキル・商品)を提供できる仕組みや、活躍度合いに応じてコインが付与できる機能があり、それらを通じてコミュニティメンバー内外含め、価値やお金が双方的に循環する状態を作り出していく。もっと言えばコミュニティ同士が繋がり、日本⇄アメリカのような形でコミュニティ間の貿易(価値やお金の移動)をしていくこともできる。

結果として、持続可能な経済圏(コミュニティ)の形を無数に作り出し、中央集権型から分散型へ、時代をよりアップデートしていきたい。

大きなパラダイムシフトを捉え、次の時代にいち早く適応できるかどうかが、今まさに試されていると思う。

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今田孝哉

コミュニティファースト

コミュニティについて考える
4つのマガジンに含まれています

コメント1件

feverのリリース楽しみにしてます!
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