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【簡単な経費バランスを表で把握する】(4)


前回コストの話を少ししました。今回はざっくりではありますがコストの全体像や財務状況を把握する話をします。

下の図は公的機関がリサーチした小規模サロンの全国平均のコストバランス表です。これがそのままソロ美容師に当てはまるわけはありませんが、一つの指標になるので考えていきましょう。

売上を100と見立てた経費バランスの%割合です。

A:売上金額(店販売上を除く)
B:売り上げ原価(店販仕入れ額を除く)
C:売上ー売上原価
D : 経費合計

実数%の数字は b= B÷A(実数) ×100 でもとめます。

例えば、今月の売り上げAが150万円、福利厚生費Fが4万8900円だったとします。

48,900÷1,500,000×100=3.26 / f
3.26%は全国平均の2.99%に比べてやや多いかな?と読み取れます。

ここまでなら数値を比較して多いとか少ないといった感想だけですが、そもそも全国平均の数値自体がソロ美容師の環境にフィットしない部分も多いです。

だったら何のために数値を出すのか?ということですが地域環境やお店の規模により経費バランスが変わるところを調整変更します。

難しい数式を使ってややこしい数字を導き出したり追ったりする必要はないです。税理士になりたいわけではないので、実際は数字の意味するものや数字の推移、バランスを読めればいいんです。

例えば給与手当などは一人でやっているのであれば0ですよね。
地代家賃などは場所移転をしない限り変えようがないから家賃が下がらないかの検討をするとか自宅店舗だったら家賃がほとんどかからないなんてことも考えられるわけです。
ちなみに、店販売上や店販仕入れ額を除いたのは店販は原価率が違うためここでは除外して考えました。

今の自分の現状を把握してどこかを減らしてどこに余裕があるのかなどを検討します。
検討したら次のSTEPに進みます。
経費バランス表ができたらそれが自分基準の経費バランス表になります。

月によっては税金などの出費や水道光熱費のバラツキが出るので統計化して推移が見たければ項目を細分化して月毎に横軸を作るのもいいでしょう。

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