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寄生するいきものたち

画像はありませんが、苦手な人は気をつけてください。

先日、ある記事を読みました。
世の中には「ゾンビゼミ」というものが存在することが、アメリカの大学の研究により発表されました。
※見たい人は心して検索してください。虫が苦手な人は注意


ゾンビゼミとは、菌に感染したセミのことです。病菌の「マッソスポラ」は、幻覚作用のあるマジックマッシュルームと同じ成分をもち、宿主に感染することで、ゾンビ映画のような状況を引き起こします。

細かく説明するとゾッとするので一部省きますが、要するに生殖機能のあるセミの腹部を食い落とし、その部分を菌の胞子と置き換えます。その状態も宿主は生きており、感染を広げるために交尾をおこないます。

驚くべきは、オスが感染した場合、繁殖期のメスがオスを呼び寄せるための羽ばたきを真似して、オスを引き寄せて感染させることもあるらしいのです。

また、木の上を歩き回ったり、空を飛び回ることでも胞子を撒き散らすことができます。


記事を読んでいるだけでもゾッとしました…

幸いと言っていいのか、人間には感染しないようですが、セミにとっては大ダメージです。

昔、なぜだか忘れましたが、寄生虫に寄生されたカタツムリの動画を見てしまい、かなりトラウマになりました……

ロイコクロリディム(レウコクロリディウム)と言うそうですが、カタツムリに寄生し目の部分に到達すると、鳥に見つかりやすいように歯の上に移動させ、食べさせることで鳥に寄生しようとするそうです。
目の部分だけ黄緑色でクネクネと活発に動いていて…思い出すだけで鳥肌が…

他にも、寄生し行動を操る生物としては、カマキリに寄生するハリガネムシ、蟻に寄生するアリタケ(きのこ)などもいます。

疑問なのは、なぜこのような生物が生まれたのかです。

言ってしまえば、セミやカタツムリに対する専門の寄生虫であって、他の生物にはあまり関係がありません(もしかするとあるのかもしれませんが)。生存戦略を考えれば、他の生物に感染を広げた方が生き残る道は多いはずです。

しかし、そう思うのは人間の立場からの意見です。

寄生虫だけでなく他の病原菌なども、私たち人間からすると害ですが、彼らの側に立ってみれば、感染対象となる人間や生物は餌や餌場のようなものなのでしょう。

その生物が存在するのであれば、自然界に何かしらの影響があるはずです。
そう思うと、なぜ・どうやって生物が生まれたのか?と疑問が増えるわけで。

できることなら専門家の人の意見を聞いてみたいですね。

またまとまりがなくなりましたが、まとめると…世の中疑問が尽きない!

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