GRヤリスのインテリアには、いちいち理由がある。新形が発表されたんで脳内で新旧比較をしてみた。それと答え合わせも。

遂に新型GRヤリス発表。
メーターが液晶になるなんて話があったが、インテリアが随分変わった様である。それだけじゃ無いな、それってマイナーチェンジかよってくらい変わったな。更に驚きは、限定車まで準備されてる事。

よーし、旧型GRヤリスオーナーが新旧比較をしてやろう。ただし、僕自身は新型には縁がなさそうな気がするので脳内で比較。ネタはYouTubeからと。さて、以降は旧型、新形で比較をして行こう。

ではまずドアを開けて乗り込もう。
シートに座ってドアを閉める。新型は旧型に比べてシート高が低いからチョット沈み込む感じかな。

ではまずはバックミラーの調整から。
ミラーはね、GRヤリスがレーシングカーなんだって言う事を走る前から感じさせてくれる味わい深いポイントなんだよ。

さて旧型の場合、バックミラーを見ると、おいおいフロントウインドウのど真ん中にあるやんけ、となる。なのでまずはバックミラーの位置をグリグリと上に上げる事から始める。一方、新型は最初から位置が上に移動済み。

次にバックミラーから後ろを見て向きを微調整。これはどっちもなんだけど、GRヤリスはリアウインドウの上下がびっくりするくらい狭い。僕の旧型の場合、シートは下げ切り、更にチョット倒し気味で前も後ろも見やすいベストポジションを見つけた。
新型はシートがチョット低くなったので、ベストポジションが見つけやすくなってるかも。

そして振り返って右後ろを見た場合、ぶっといCピラーしか見えないので、合流での後方視界は全く無い。

かように、GRヤリスの後方視界はよろしくない。ラリードライバーは後ろ見る事ないんだろうね。ぶっといCピラーは剛性を優先させてるんでしょう。

そして、上下が狭いリアウインドウは空力優先。いったん外に出てサイドから屋根を見ると、なだらかに後方に向かって下がっているのが分かる。これが真っ直ぐなら、普通の車と同様なリアウインドウになるはず。それが下がっている分、狭くなっているっていう事。

更にバックミラーはあまり遠くまで見通すことは出来ない。屋根が後ろに向かって下がっている分、バックミラーもチョット下向きになってるのがその理由。いっそ、ダッシュボードからバックミラー生えてた方が後方視界はマシだったかも。

そうそう、最近気がついたんだけど、後ろの方を遠くまで見渡したい時はサイドミラーを見れば良い。バックミラーより遠くまで見渡せる。

しかし理由を理解すれば、不自由もまた味わい深くなるよね。視界についてはレースをベースにしたボディ形状から来るものなので新旧であまり変わらない味わいポイントと理解しよう。

よーし、エンジンをかけよう。
旧型の場合、GRマークの付いたスタートボタンがハンドルの死角となりまったく見えない。本来、GRマークで気分が高まるはずなんだけど、これは残念ポイントであった。さて、新型はスタートボタンの位置が上に移動してる。新型を試乗する際、スタートボタンのGRマークが見える様になったかどうか、コレみんなへの宿題ね。

そのスタートボタンを押してエンジンがかかると、コンソールが点る。
旧型はメーターに気持ちばかりのGRマークが付いてはいるが、割とショボい針のメーター。よせば良いのにメーターの間に液晶のパネル。ハンドルのスイッチで表示される情報を変えられるんだけど、その情報はどれも、それいつ見るの、なんて感じのモノばかり。

あと旧型は、真ん中のナビモニターが、画面サイズが小さくて、周りにやたらボタンが付いてて、そして絶妙に前方視界に入ってくるっていうやつ。
加えてナビのマップ拡大縮小が画面のタッチなんだけど、何故か左端の遠い所にあり、走行中は使いにくい。モニターの右下にチューナーが有るんだけど、コレで拡大縮小出来ればなといつも思う。

さて、新型はメーターも液晶になり、ナビまで一体化した上で、フロントウインドウを見た際、視界に掛からない位置にあるとの事。確かにチョット位置が下がっている様な、しかし、コレも実際にシートに座って、どう見えるのか、自分自身で確かめた方が良いポイントだね。

新型の液晶メーターは羨ましいな。だってドライバーは車の中から見える所、触る所からしか、自分の車を感じる事は出来ないからね。おっと、大切な走りがあった。GRヤリスはこの点は目をつぶっても他の車との違いを感じる事が出来る。

しかし、コンソールがこんなに変わってしまっては、旧型に新型の液晶メーター付かないだろうな。表示内容としても、そうこうモードの選択だってだいぶ変わってるしな。サードパーティから旧型用の液晶メーター出ないかな。

ここまで、新型はさも前方視界が良くなったかの様な話しであるがチョット待て、フロントウインドウとダッシュボードの境を見てほしい。なんか盛り上がってるんだよね。そもそもこの盛り上がりが無ければ、前方視界はもっと良いはず。なんでこんな形にって、コレも剛性優先だと思うんだよね。この点も新旧変わらず。コレはGRヤリスのボディ設計の思想だね、剛性と空力優先。

GRヤリスの走りの素性は走り出せば分かるんだけど、シートに座って周りを見回すだけで感じ取れる部分も多い。ディーラー行ったらまず展示車に乗り込んでみよう。

そして金のあるみんなは、迷わず新型買ったら良いと思うよ。サイフの中身に自信の無い僕の仲間は、新型のおかげで玉数が増えそうな旧型を狙おう。新型の方がそりゃ比べたら良いんだろうけど、旧型も元々レベル高いからね。

最後に答え合わせ。

RSはやはり無くなったか。
もう完全にサーキット寄りのモデルになった感じ。
RSは裏山の峠道走るのにちょうど良いんだけどね。

あと、オートマモデルにデンパは付かなかった。ジムカーナとかラリーでサイド引く事あるから、というより、予想を超える形のサイドブレーキオプション出たな。まあ、デンパ欲しければLBXモリゾウコンセプトをどうぞって所か。

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