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「おっさんずラブ」の楽しみ方が分からなくて挫折した話

2018年の話題の一つですが、視聴したところ楽しみ方が分からなくて挫折しちゃいましてね。観てて実際面白かったし、思わず吹き出してしまう部分も多くて良質なコメディだなぁと思ってたんですが。

自分の中でどこに面白さのポイントを置いてるか混乱してしまって素直に笑えなくなったのが原因でして。
僕はフジのバラエティ黄金期の、とんねるずのホモマンとか保毛尾田保毛男でバンバン笑ってた世代です。ところが今の時代、同性愛だとかそういう性のあり方がセンシティブな扱いで難しいじゃないですか。というか、元々難しい題材を軽々しく扱ってたという方が正しいのかもしれませんが。同性愛、とりわけホモセクシャルを面白おかしく扱ってきた時代を経ているので「いま僕は部長が奮闘しているシーンで笑ってしまったけど、これはホモが奮闘してるから?それとも面白い演出だから?」っていう内心で混乱が起きちゃったんですよね。

今の時代に照らし合わせると「ノンケの部下にズレたアプローチを仕掛けるホモの上司」ってのは地雷要素が多いじゃないですか。これを仕掛けたメディア側がどこまで考えているかは分からないですけど、裸足で地雷原を全力疾走して(運良く)走り抜いたって印象はあります。下手すると都合のいいブス〜みたいな炎上の仕方もあったかもしれないっていう。
最後まで見てないので、結局全体を通して面白かったかそうでないかは判断できないんですが、少なくとも僕は自分の中でそういう葛藤が大きくて、ドロップアウトしてしまいました。

考えすぎってのは判るんですけどね。マイノリティ、マジョリティ関わらず見て面白いって喜んでんだからいいじゃん、みたいな。

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