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FlowFlow|フローフロー

9つの大切なこと

フローフローの最初の商品、発酵スキンケア。大切にしている9つのこと、リーフレットには載せていない思いについて。

未来への期待感

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心も体も流れる、めぐるからこそ、肌も心も体も生き方も美しい。でも美しさって何だろう?
絶えずめぐる水の姿。季節の移り変わり。ときを重ねていく豊かさ。滞らず、ため込まず、自然を手本に毎日生まれ変わる。その先にはなにがあるだろうか。

ブランドをつくるということ。最初の商品が化粧水ということ。それは「美」について考えることでした。僕は男性ということもあってか、これまでカッコよさを意識したとしても、美しさへの執着は女性ほどにはありません。

それでも「美しい」と感じること。時間が流れ、四季が、自然がめぐること。心洗われるような美しさを目の当たりにすること。それらを感じるのに性別は関係ありません。

歳を重ねる私たち。どんなふうに成長して、未来にはどんなことがあるのだろう。どんな私になれるだろう。色々なことが起こるかもしれない、それでも、期待感をもって一歩一歩、一日一日、進んでいく。

成分の少なさ

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フローフローの最大の特徴は「成分の少なさ」。
前身となる商品の開発当初はパラベン(防腐剤の1種)、フェキシエタノール(防腐剤の1種)、BG(保湿剤の1種)も入っていました。それは化粧品として必要な成分だったから。四半世紀に及ぶ研究により、原料とその数を改善。成分数5つ。たった5つ。世界のオーガニックスキンケアをリードする作り手達も、少ない原料数を追究しています。

スキンケアの基本は、やさしい洗顔と保湿。そのやさしさとは、肌の常在菌のことも考えてあげること。見えないものへの気配り。

・洗いすぎていないか
・与えすぎていないか

ファスティング(断食)が注目されています。必要なものは足しながら、食べる量は減らし、細胞を作り替えていくこと。引いていくことで、自らの力を引き上げていくことです。

与えるやさしさ、減らすやさしさ。
やさしさも、いろいろです。

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ともに生きる

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フローフローの原点は、微生物の共生発酵。それは、性質の違う酵母たちが、ともに生き、活かしあい、新たなものを生み出すことです。
私たちの社会でも違いが原因で様々な摩擦が生じます。そのことで疲弊するよりも、新たなものを生み出す原動力に変える。微生物の営みを手本に、暮らしに、仕事に、クリエーションに役立てる。そんな想いを化粧品にこめてお届けします。

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争いの原因は「違い」からくるものがとても多い。考え方や価値観、宗教や国家、そしてなにかを奪い合う。微生物も同じ。好みのエサや快適な環境が違い、仲間を増やしたり、勢力を張り合ったり。その結果、共倒れか、独り勝ち。

この共生発酵をする酵母たちは、拮抗(きっこう)はするけれど、単体では生み出さないものをつくりだす。それがみなにとって有益なもの。

僕がはじめてこの酵母たちに出会ったとき、「人の世界も同じだな、そして酵母たちの営みは、人の生きる手本になる」そう思って、暮らしてきました。

出会いから12年が経ちました。共に生きる暮らし。それを活かしあう生き方。違いは刺激に変えて、新しいものを生み出していきたい。

弱さを、強さに

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化粧水のみ。スキンケアブランドとしては珍しいことです。
惜しまれて生産がとまった商品を再び。四半世紀の研究技術をここに。待ち続けているひとがいるかぎり、その期待に応えられるよう努力します。たった1つ、それだけ。その少なさ、弱さを、強さに変えていきます。

20種類の酵母群による共生発酵の技術を使って、まず1つ商品をつくりたいと思いました。それは、03のことで書いた微生物の営みを共有したいと思ったから。

また、この技術は消えようとしていました。もったいない。なんとか活用できないだろうか。問題をひとつひとつ解決していきながら、商品ができました。

※ラインナップは化粧水1本ですが、オールインワン化粧品というわけではありません。現在ご使用の美容液やクリームと一緒に使って頂いてかまいません。考え方の近い、志ある化粧品は紹介していきたいと思います。

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軸を持ちながら、適応

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過酷な環境、心地よい環境、様々な状況に合わせて休眠したり活動したり。微生物は生きる営みをいつも最適化していきます。進化の早い現在、商品やサービスも更新やアップデートが常となりました。私たちも専門家のアドバイスやユーザーの声を誠実に受け止め、変わり続けていきます。

プクプクプクプク。。。
それぞれの酵母にとって発酵しやすい温度、ph、糖度、有酸素、栄養素など好みは違います。変わる環境の中で、ときに活発に、ときに休眠します。寒すぎれば仮死状態でお休み。条件の変化でまた蘇ります。

最適な時、快適な時
そうではない時

ITやテクノロジーの変化や進化が速い現代。3年先、5年先、なにが実現しているか分かりません。よい波に乗っている時も過酷な時も、軸を持ちながら、環境に適応し対応していく。会社として、商品として、一人の人間としても。

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「お肌につけることは食べることと同じ」

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お肌につけることは食べることと同じと考え、商品づくりをしています。商品にご納得頂けなければ100%(返品、返金)対応させて頂きます。そしてメーカーとしてできることを考え続けます。お客様に100%満足していただくために。

配合成分である発酵エキスは、もともとは飲料。(財)日本健康・栄養食品協会の厳しい審査基準を合格し、植物エキス発酵飲料として最初に認定されたものでした。

話は少し変わります。私が治療中だったころの話。4種の抗がん剤を投与するのですが、最後の1種がはじまると痛いのです。管が血管にささっているまさにそこが痛いのです。血管痛(けっかんつう)といいます。

一滴一滴と指折り数えて我慢するも、ゆっくり時間をかけるので、長い。どうしても耐えられず、看護師さんに相談すると、透明のシールを腕に貼ってくれました。

すーーっと痛みが軽くなる。すごい効きです。痛みを和らげる成分がパッチに塗られ、経皮的に吸収させるのでしょう。この時、肌につけるということがどういうことか考えさせれました。

「お肌につけることは食べることと同じ」と考えています。商品として安心で安全であること。そしてサービスとして、他に何ができるだろう。

よいデザインは潔く、シンプル

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原料も、資材も、環境を配慮し、無駄なものを使いません。捨てる紙も減らします。よいデザインは潔く、そしてシンプル。

化粧品の入っている箱。毎回捨ててしまう。これは本当に必要なものだろうか。同梱案内、これも必要だろうか。

必要な情報はすべて容器に記載。それらをどうデザインするか。必要なところには徹底的にこだわる。常識や慣例から少し離れて吟味する。

よいデザインは潔く、そしてシンプル。

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「美」の宿るところ

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だれもだれかにはなれません。どんなにあこがれてもその人にはなれません。その人もあなたにはなれません。ミューズは自分の中で育んでいく。あなた本来の美しさを最大限に引き出す。自らを理想に近づける。
私たちは「もっと美しくなることを、諦めないあなた」を応援します。

「天は二物を与えず」。本当だろうか。ときおり二物を与えられたような、容姿端麗で天賦の才をあふれ持つような人もいる。

「うらやましい」って比較すれば、ないものねだりがはじまってしまう。ないものよりも、持っているもの。それがたとえ悩みやコンプレックスだとしても。

「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスは、最良の医者は自分の中にあるといった。不調には自分にしか気づけない予兆がある。それを無視しない。自分を知ること、深く見つめること。

解決を外にばかり求めず、任せ過ぎず、依存せず。どんなに小さなことでも、できるように努めたり、悩みであっても、個性に変える。そんな姿勢に、「美」は宿るのではないだろうか。

「ドキリ」としたとしても

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「共生発酵をお手本にし、心身ともに滞らない美しさを追求する」というのは、スキンケアでありながらひとつの「生き方」でもあります。
そんな生き方が透けて見えるような美しい肌へ。

”透けて見えるような“
「ドキリ」とする表現です。

滞りからくる不調は、いろいろなかたちであらわれます。見た目や雰囲気、気分にも。それらはなるべく隠し、装いたいもの。でも自分には隠せません。

FlowFlowは「見える流れ」も「見えない流れ」も自分で、そしてみんなで整えていこうというブランドであり願いです。お肌も、心身も、自分に自信がもてるように。

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こんなことを大切にして、作りました。

FlowFlow|フローフロー
山本浩司|コヲジ


【2020/09/07 追記】昨日、マンが燃えた。バーニングマンというイベントで最終日にそのシンボル(人型造形物)は燃やされる。2020年。仮想化開催。どの試みにも10個の理念が浸透してて、バーチャルだったからこそ圧倒され興奮し続けた。

リアルでもバーチャルでもこうしたインパクトによって、僕はチャレンジし続けられるのかもしれない。それがどんなに無謀でも。フローフローの9つのこと、あらためて大切にしていこうと思う。


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