【日記】言葉を尽くしていたいのだ 23/10/27

「AI vs 教科書の読めない子供たち」という本が数年前に少し流行った。
その本によれば、日本人の約30%は日本語をまともに読解できないという実験結果が出たらしい。少し入り組んだ係り受けの文章になると、品詞分解ができないようだ。まだ読んでないのですぐさまメルカリで検索すると、なんと300円(送料込み)で売ってた。流行った本は安く沢山中古市場に出回るから良い。

さて、3割の人間が日本語がわからないというのは、なんだか納得のいく話である。というか文章に限らず、そもそも言葉によるコミュニケーションに限界を感じる。おれの言葉は多分3割くらいしか伝わってない。おれも何割理解してるのか自信がない。皆、こんなあやふやなツールに全幅の信頼を置いているのだ。
「言葉を尽くして説明すれば伝わる」と結構の人たちが本気で信じてるように思う。安原はアンチロジカルシンキング過激派なので、「ない能力をあるテイで物事を進めてんじゃねーよ」と思ってしまう。なんて言いながらちゃっかりこの文章を書いているのだ。たとえ伝わらないとしても、伝えようと試みることを全て諦めるのは、やっぱりちょっと寂しい。
言葉を尽くしていたいのだ。


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