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ニンジャスレイヤーTRPG:シナリオ案『ドラキュラの棺』

◇自作記事総合インデックス

1.始めに

 このシナリオは「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版のプラグイン環境に対応したシナリオである。超えた『成長の壁』の数が3個~成長上限級のPC3
人での挑戦を想定している。想定される所要時間は3~4時間程度。

NM向け記号解説
:「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
のような「:」から太字の文章が続く形になっている文は、シナリオの進行に合わせてNMが読み上げる文であることを意味する。「:」の前に発言者の名前や、読み上げるにあたっての条件が書かれていることもある。通常の太さの説明文の中に、太字の「セリフ」が挿入されることもあり、その場合は前後の文章を見てその「セリフ」を、いつ、だれが発するべきなのか判断すること。

「イヤーッ!」(命中判定)「グワーッ!」
のように、内部に判定や条件が書かれた()で文章が区切られている場合、判定が成功するか、シチュエーションが条件に合致していないと、それに続く文章は読み上げられない。

<DKKが最も高いキャラクター>の前に、赤黒い影が現れた。
といった「条件」が<>で囲まれている箇所が出現した場合は、そこにその条件に適合するキャラクターの名前を入れる。

※NMの情報:この部屋にはニンジャスレイヤーが潜んでいる。
のように『※NMの情報』から始まる文が枠に覆われている場合その枠内の情報はPLに開示することが想定されていない情報であることを意味する。

 これらの文にはNMの判断により自由に修正を加えて構わないが、重要な情報が失われないように注意すること。

2.募集用テンプレート

第2版セッション:ドラキュラの棺
シナリオの方向性:『PC次第』
日時:
想定時間:3~4時間程度。
募集人数:3人
募集条件:超えた『成長の壁』の数が3個~成長上限級の<特定陣営>PC。
危険度:★★(キャラロスト可能性あり)
開催場所:
その他:マップとキャラシートにGoogleスプレッドシートの使用を想定。
参加表明:
備考:
当シナリオでは<データを貼る場所>に貼られた記事『レッドドラゴン:遠き公国の王』に記載されたIF設定を採用している。

概要:このシナリオは、PC達が博物館内部へ潜入し暗い廊下の中を進んでいるところから始まる。近日『旧世紀の棺』展が開催予定の博物館周辺でアマクダリ・セクトの活動が確認されたことを確認した<ナンシーorダイダロス>から与えられた緊急のミッションを遂行するためだ。

 『旧世紀の棺』展とは磁気嵐の荒野に存在する謎の企業遺跡より持ち出された複数の品を展示する催しであり、展示会の目玉として扱われている『棺』は発見時点で旧世紀の技術者によるものと思われる高度なセキュリティが施されていたため現在のところ博物館側も内部を確認できていないという曰くつきのものである。

 今回の任務で貴方達は博物館内部でアマクダリが何を目的としているのか探る必要がある。当然その過程ではアマクダリ陣営と遭遇する可能性があり、貴方達は必要があればアマクダリ陣営の活動を止めねばならない。

3.シナリオの背景

前提:このシナリオでは以下のIF設定を採用している。シナリオ開示時点においてレッドドラゴンは磁気嵐の荒野に存在する遺跡から発掘され博物館に展示された『高度な電子的セキュリティの備わった棺』で眠っている。博物館側は把握していないがこの棺が見つかったのはメガトリイ社のニンジャ研究施設である。

このシナリオにおける敵の目的

組織:アマクダリ・セクト

目的:
レッドドラゴンを騙して味方に引き入れる。あるいは身柄を確保して研究材料にする。味方に引き入れた場合のプランとしては現代文明に疎いであろう点を突いたサイバネ脳改造による洗脳も視野に入れている。

潜入組:博物館へと潜入した上でレッドドラゴンと接触し、アマクダリへの協力を促すチーム。メタダンピール、ペイルラットが該当。

待機組:交渉決裂時に備え近くのビルで待機するチーム。メタダンピールの合図があれば速やかに博物館の天井を破壊し一直線でレッドドラゴンの身柄を確保しに向かう。スターゲイザー、サンシャインボンボリが該当。スターゲイザーは作戦全体の指揮官も担う。


4.導入

:草木も眠るウシミツ・アワー。現在、貴方達は以下のような前提条件の元、博物館内部へ潜入し暗い廊下の中を進んでいる。

1.近日『旧世紀の棺』展が開催予定の博物館周辺でアマクダリ・セクトの活動が確認されたため近くにいた貴方達に緊急のミッションが入った。

2.『旧世紀の棺』展とは磁気嵐の荒野に存在する謎の企業遺跡より持ち出された複数の品を展示する催しである。

3.展示会の目玉として扱われている『棺』には発見時点で旧世紀の技術者によるものと思われる高度なセキュリティが施されており現在のところ博物館側も内部を確認できていない。

4.今回のミッションで貴方達は博物館内部でアマクダリが何を目的としているのか探る必要がある。当然その過程ではアマクダリ陣営と遭遇する可能性があり貴方達は必要があればアマクダリ陣営の活動を止めねばならない。

※NMの情報:ここでNMはロールプレイの時間を設けること。

5.夜の博物館

博物館の調査

:ここでPC達はそれぞれ【ニューロン】を用いた『ハッキング』扱いの『調査判定:U-HARD』を行える。この判定は監視カメラのハックや通信の傍受による情報収集を表現したものである。

有効なスキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した知識スキル(+2):『ハッカーの流儀』『重工系メガコーポ』『アマクダリ』『セキュリティ』
次に適した知識スキル(+1):『テックガジェット』『伝統的アート』『カチグミエリア』『犯罪』

1人成功:『情報A』開示。全員が『即応ダイス』を2個獲得。

2人成功:『情報B』開示。得られる『即応ダイス』が2個から3個に。

3人以上成功:『情報C』開示。得られる『即応ダイス』が3個から4個に。

※NMの情報:情報は順を追って1つずつ開示しそれぞれに対するロールプレイが行えるようにするとよい。

情報A:息絶えた博物館の警備員達を各所に確認できる。その中にはぞっとするような恍惚の表情でこと切れたものから小動物に食い荒らされたような無惨な姿のものまでいる。

情報B:棺以外の展示物は近世ヨーロッパの遺産と思われる品々から照明器具の一種と思われるテックガジェットまで様々だ。その中には現代から見ても極めて高度な技術で作られていると思われる未知の機械や、吸血鬼についての伝承をまとめたメモ書きのような突飛なものまである。

※NMの情報:照明器具と思われる装置は事故に備え開発されていた紫外線照射装置である。

情報C:アマクダリ・セクトの通信内容の一部を傍受できる。

メタダンピール:『認証を終え棺のロックを解除し次第、我らは強大なリアルニンジャと相対することとなる。気を引き締めるように』

ペイルラット:『ケヒヒ……強大なリアルニンジャといっても、結局は500年以上前のロートル。姉御の話術で騙くらかしてやりゃ、現代のテックでラジコンに改造するのは造作もないんじゃねえですかね


ペイルラット:『ドラキュラをラジコンに……ケヒ!想像するだけでも無様で面白いですなぁ!』

メタダンピール:『そのような態度はあまり好ましくないぞ。実戦は何が起こるか分からぬ。油断すれば足元を掬われる』

サンシャインボンボリ:『まあ仕方なかろう!万一のことがあろうと我がヒカリ・ジツあらば吸血鬼恐るるに足らず!さらにこちらにはあのスターゲイザー=サンまでいるのだ。万全に万全を重ねた作戦故、あとはやるだけ。不安要素などなし!』

6.棺の部屋

:扉の隙間から開いた棺が見える。

:その隣には絵画に描かれたドラキュラ公『ブラド・ツェペシュ』そのものの姿をした鎧の男が立っていた。

パブリックドメインであるヴラド・ツェペシュの肖像を透過pngにした画像。

:その男の前には全身を吸血鬼じみたサイバネスーツで覆った女ニンジャと抗菌シートめいた装束を纏ったネズミめいたバイオニンジャ。

画像生成AI『TrinArt』を利用し作成した『メタダンピール』の立ち絵。
画像生成AI『TrinArt』を利用し作成した『ペイルラット』の立ち絵。

メタダンピール:「……すなわち、貴方様が故郷へと帰還するには、異国への玄関口であるキョートを私するザイバツ・シャドーギルドが大きな障害となるわけです。そしてザイバツは我らにとっても看過できぬ敵」

メタダンピール:「そこで僭越ながら、我らアマクダリ・セクトは貴方様との同盟を提案したい。もし受けて頂けるなら、此方はワラキア公国の君主である貴方様に相応しい待遇をお約束しましょう」

ペイルラット:「ドラキュラ公の名は現代においては世界中に響き渡っていやす!そのドラキュラ公に共に戦って頂けるなら実に、実に光栄でさぁ!」

※NMの情報:ここでPC達がエントリーする機会を設ける。

ペイルラット:「ゲ、ゲヘ~ッ!?な、なんだテメエらは!?」

レッドドラゴン:「……ドーモ、レッドドラゴンです」

メタダンピール:「ドーモ、メタダンピールです」

ペイルラット:「ド、ドーモ、ペイルラットです」

レッドドラゴン

◆レッドドラゴン:遠き公国の王(種別:ニンジャ/リアルニンジャ)初期装備:素手&スリケン アイコン:レ
カラテ    16  体力   30
ニューロン  12  精神力  22
ワザマエ   14  脚力    8/N
ジツ      6  万札    0

近接/射撃/機先/電脳  16/14/12/6
回避/精密/側転/発動  17/-/14/18
   緊急回避ダイス  8
     即応ダイス  5

◇装備や特記事項
  アーチ級生成装束×4(重装な)
 『●連続攻撃3』『●連射3』『●時間差』『●マルチターゲット』『●浮世離れ』
 『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉◉アーチ級ソウルの力』『◉鉄拳』『◉タクティカル移動射撃』
 『◉頭上からの死』『◉魅了』『◉ヒサツ・ワザ:インペイラー・ツキ』『☆◉ブラドの系譜』
 『☆◉ヘンゲ時武器銃器習熟』『★◉吸血強化』『★★★◉アーチ級装束生成』『★★★◉欠損部位再生』
 『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』『★コウモリ・スリケン(グレーター・カラテミサイル)』
 『★グール・ジツ』『★コウモリ・ヘンゲ(壁を越えられないシャドウリープ・ジツ)』
 『★★異常再生』『致命的弱点:日光過敏』

 『☆◉ブラドの系譜』:『●戦闘スタイル:吸血攻撃』を得るが『●戦闘スタイル:吸血攻撃』
  以外の手段で変身系のジツを使用できなくなる。

 『●戦闘スタイル:吸血攻撃』:痛打とサツバツの発生しない『拘束攻撃』(脱出:HARD)。
  宣言時に使用者は与えるダメージを1固定にしてもよい。これにより血液が流れる生物の
 【体力】を減らした場合はそのタイミングで『瞬時行動』として通常の【精神力】コストを
  支払い『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』を発動できる。

 『★◉吸血強化』:『●戦闘スタイル:吸血攻撃』による拘束が『脱出:U-HARD』となる。加えて
 『ボス級の敵』への『●戦闘スタイル:吸血攻撃』から発動した『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』の
  効果中、術者は『素手近接攻撃ダメージ2』を獲得し『★★異常再生』の回復量が1から2となる。

 『★グール・ジツ』:手番「攻撃フェイズ」に【体力】と【精神力】を2ずつ消費し、隣接する
  味方モータル1人を対象に1行動として発動を試みられる(難易度:HARD)。成功した場合、対象は
 【カラテ】と【体力】の最大値と現在値が6まで上昇し『●疾駆』を得る。既に6以上の数値は据置。

 『◉ヒサツ・ワザ:インペイラー・ツキ』:対象の【体力】が使用者の【カラテ】値の半分以下の
  時のみ【精神力】と『回避ダイス』を2ずつ消費し『素手』による『ナムアミダブツ!』を
  置き換え発動。この攻撃は『サツバツ!』の『出目6:心臓破壊』となる(回避:U-HARD)。

 『致命的弱点:日光過敏』:日光あるいはそれに類する光の影響下では【体力】【精神力】
 『能力値ダメージ』の回復や『●部位損傷』の取り除きが行えない。『☆ヒカリ・ジツ』
   系統の環境効果はこの弱点を突ける。それ以外の効果が日光に類するかはNM判断。

説得対決

 特にイレギュラーな提案がなければPC達とアマクダリはそれぞれレッドドラゴンを説得しようと交渉判定での対決を行う形となる。

レッドドラゴン:「……ふむ」レッドドラゴンの方も、どうやらどちらかを一方的に信じるわけにもいかない状況だと判断したらしく、双方の話を聞く姿勢を見せる。

:ここで代表者は『メタダンピール』と『難易度:U-HARD』の『交渉判定』による『対抗判定』を行うこと。能力値から得られるダイスの最大値は6個である。メタダンピールはその【ワザマエ】と『◉交渉:欺き』により8個の『交渉判定ダイス』を振ることができる。勝利できた場合、レッドドラゴンはアマクダリに騙されかけていたことに気付く。勝利できなかった場合もまだ今回の『交渉判定』に挑戦していないPCがいるならそのPCが新たな代表者として再挑戦できる。尚、NMはPCの背景やロールプレイ次第では自身の判断で難易度やダイスを増減させてよい。

有効なスキルと増加ダイス:NMはこれに囚われず柔軟に状況判断してもよい。
最も適した交渉スキル(+2):『超然』『欺き』『卑屈』
次に適した交渉スキル(+1):『駆け引き』『理路整然』『誘惑』『共感』
最も適した知識スキル(+2):『貴族の流儀』『伝統的アート』『アマクダリ』『IRCネットワーク』
次に適した知識スキル(+1):『ファッション』『独立小組織』『宗教』『オカルト』

通信傍受に成功していた場合:PC側の『交渉判定』の難易度が-1される。

7-A.アマクダリとの戦闘

※NMの情報:レッドドラゴンの勧誘に失敗したと判断した場合『待機組』のアマクダリニンジャが力づくでレッドドラゴンの身柄を確保するべく博物館内部に突入してくる。

:その時!

:CRAAAAASH!天井を破砕し新たに2人のニンジャが博物館内部にエントリーする!

:一人はボンボリめいた頭部を持った重サイバネニンジャ。そしてもう一人は……光ファイバーめいたチューブを有するアーマーを身に纏った恐るべきアトモスフィアの巨漢。

サンシャインボンボリ:「ドーモ、サンシャインボンボリです」

スターゲイザー:「ドーモ、スターゲイザーです」

画像生成AI『TrinArt』を利用し作成した『サンシャインボンボリ』の立ち絵。
 「IS」氏の「ニンジャスレイヤー非公式立ち絵集【マヨイガ】」よりスターゲイザーの立ち絵。

サンシャインボンボリ:「横槍でケチがついちまったなぁ!?メタダンピール=サン!こうなるくらいなら口先に頼らず、俺のヒカリ・ジツでとっとと制圧しといたほうがよかったかもなァ~!」

スターゲイザー:「……というわけだ、ブラド公どの。力ずくでも同行して頂こう」

戦闘マップ

:レッドドラゴンとスターゲイザーは部屋の内部で戦闘を行っているものとするがマップには配置しない。戦闘中、NMは適度に彼らの様子も描写するとよいだろう。

ボスデータ

画像生成AI『TrinArt』を利用し作成したボス3体のイラストを並べたもの。
◆メタダンピール(種別:ニンジャ/重サイバネ)初期装備:素手&スリケン アイコン:メ
カラテ    12  体力   18
ニューロン   8  精神力  12
ワザマエ   10  脚力    7/N
ジツ      5  万札   24

近接/射撃/機先/電脳  16/14/10/12
回避/精密/側転/発動  14/-/10/16
   緊急回避ダイス  2
     即応ダイス  5

◇装備や特記事項
  テック・フルヘルム+2
  ▶▶生体LAN端子LV2、▶テッコLv1、▶▶クロームハートLv2、
  **▷▷メタダンピール・フレーム**、▶ヒキャクLv1
 『●連続攻撃2』『●連射2』『●時間差』『●マルチターゲット』
 『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉重サイバネ』『◉滅多打ち』
 『◉ニンジャソウルの闇×3』『☆◉ダークカラテ・エンハンスメント』『☆◉ブラドの系譜』
 『◉交渉:欺き』『◉交渉:誘惑』『◉知識:アマクダリ』『◉知識:重工系メガコーポ』
 『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』『★ゼゲン・ジツ』『★★異常再生』

 『☆◉ブラドの系譜』:『●戦闘スタイル:吸血攻撃』を得るが『●戦闘スタイル:吸血攻撃』
  以外の手段で変身系のジツを使用できなくなる。

 『●戦闘スタイル:吸血攻撃』:痛打とサツバツの発生しない『拘束攻撃』(脱出:HARD)。
  宣言時に使用者は与えるダメージを1固定にしてもよい。これにより血液が流れる生物の
 【体力】を減らした場合はそのタイミングで『瞬時行動』として通常の【精神力】コストを
  支払い『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』を発動できる。

 『★◉吸血強化』:『●戦闘スタイル:吸血攻撃』による拘束が『脱出:U-HARD』となる。加えて
 『ボス級の敵』への『●戦闘スタイル:吸血攻撃』から発動した『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』の
  効果中、術者は『素手近接攻撃ダメージ2』を獲得し『★★異常再生』の回復量が1から2となる。

 **▷▷メタダンピール・フレーム**:『胴体部カスタムパーツ』
 高濃度カラテ血液タンクを備えた紫外線を通さない全身サイバネスーツ。装備することで
 『致命的弱点:日光過敏』を無効化できる。加えて手番「移動フェイズ」に1行動を消費すれば
 通常の【精神力】コストを支払い『ボス級の敵』への『●戦闘スタイル:吸血攻撃』からの
 発動扱いで『☆ヘンゲヨーカイ・ジツ』を発動できる。

 『致命的弱点:日光過敏』:日光あるいはそれに類する光の影響下では【体力】【精神力】
 『能力値ダメージ』の回復や『●部位損傷』の取り除きが行えない。『☆ヒカリ・ジツ』
   系統の環境効果はこの弱点を突ける。それ以外の効果が日光に類するかはNM判断。

◆ペイルラット(種別:ニンジャ/バイオニンジャ)初期装備:素手&スリケン アイコン:ペ
カラテ     5  体力   12
ニューロン   9  精神力   8
ワザマエ    6  脚力    4/E
ジツ      4  万札   12

近接/射撃/機先/電脳  5/8/11/11
回避/精密/側転/発動  9/-/11/15
   緊急回避ダイス  0
     即応ダイス  4

◇装備や特記事項
 ▲▲▲▲スマート・バイオサイバネLv2、▲▲戦闘用バイオトルソーLv1
 『◉バイオニンジャ』『◉一瞬の勝機』『◉常人の三倍の脚力』
 『☆スウォーム・ジツ』『★アサルト・スウォーム』

【参照】ニンジャスレイヤーTRPG:プラグイン環境ルールプレビュー(202212月):バイオサイバネの拡張
:https://diehardtales.com/n/n00463a9d2a6d

【参照】ニンジャスレイヤーTRPG:新ルール実験場(20234月):スウォーム・ジツなど
:https://diehardtales.com/n/n982f6e276955

◆サンシャインボンボリ(種別:ニンジャ/重サイバネ)初期装備:素手&スリケン アイコン:サ
カラテ     6  体力   15
ニューロン   8  精神力  13
ワザマエ    8  脚力    4/N
ジツ      5  万札   12

近接/射撃/機先/電脳  6/10/9/10
回避/精密/側転/発動  8/-/8/22
   緊急回避ダイス  1
     即応ダイス  5

◇装備や特記事項
  テック・フルヘルム、テック・ガントレット、テックレガース
  ▶生体LAN端子lv1、▶▶▶クロームハートLv3、▷ジツ支援サイバネ×3
 『◉◉タツジン:ジツ』『◉◉グレーター級ソウルの力』『◉重サイバネ』
 『◉頑強なる肉体』『◉暗殺者の眼』『◉スマッシュ』
 『☆ヒカリ・ジツ』『★ヒカリの威光』『★★原子分解光線』

ギミック:光源の破壊
 サンシャインボンボリを倒しレッドドラゴンが『致命的弱点:日光過敏』の影響を受けずに済むようになったならレッドドラゴンはスターゲイザーのカラテに対応しつつ1度だけPC達を支援してくれる。NMは1度だけ任意のPCの手番終了時に任意のマスからレッドドラゴンの『★コウモリ・スリケン(グレーター・カラテミサイル)』で任意の敵に攻撃を行ってよい。

※NMの情報:この情報は最初は伏せられている。基本的にはサンシャインボンボリの撃破時に開示される。

※NMの情報:撤退指示
 上にデータの記された3人のボスのうち2人が倒された場合はそのターンの終了時にスターゲイザーが撤退を指示する。それ以降、マップ上のアマクダリニンジャはマップからの脱出を優先して行動する。スターゲイザーも基本的には他のアマクダリニンジャが博物館からいなくなったことを確認し次第、撤退を行う。

スターゲイザー

※NMの情報:スターゲイザーのデータが必要になった場合は以下のものを用いることができる。

◆スターゲイザー(種別:ニンジャ/重サイバネ)初期装備:素手&スリケン アイコン:ス
カラテ    16  体力   30/-1
ニューロン  12  精神力  15
ワザマエ   12  脚力    9/N
ジツ      0  万札   60

近接/射撃/機先/電脳  16/12/13/14
回避/精密/側転/発動  18/-/12/-
   緊急回避ダイス  3
     即応ダイス  5

◇装備や特記事項
 パーソナルメンポ+2、▶▶生体LAN端子Lv2、▶▶テッコLv2
 ▶▶▶▶クロームハートLv4、▶▶ヒキャクLv2、▷▷▷▷/▷/▷**ナノカラテエンジン**
 『●連続攻撃3』『●連射2』『●時間差』『●マルチターゲット』
 『◉◉タツジン:アイキドー』『◉重サイバネ』『◉鉄拳』『◉痛覚遮断』
 『◉素手基礎ダメージ2』『◉ヒサツ・ワザ:ポン・パンチ』『◉忠誠心:アマクダリ×5

7-B.レッドドラゴンとの戦闘

:全員がメタダンピールに対抗判定で勝利できなかった場合は基本的にメタダンピール&レッドドラゴンと戦闘になる。メタダンピールとレッドドラゴンが両方ともマップにいる限り各PCはそれぞれの手番「攻撃フェイズ」に「その他の行動」として先ほどと同様の『交渉判定』を行える。成功した場合は『7-A.アマクダリとの戦闘』に移行する。アマクダリ側の増援はターン終了フェイズの最後に出現する。尚、レッドドラゴンがメタダンピールを味方と認識した状態のままメタダンピールを倒してしまった場合はレッドドラゴンとの交渉機会が失われてしまう。

戦闘描写案

ペイルラット/スウォーム・ジツorアサルト・スウォーム:「イヤーッ!」ペイルラットの抗菌シートめいた装束の中から無数のバイオラットが飛び出す!」

サンシャインボンボリ/ヒカリの威光:FLAAASH!サンシャインボンボリのサイバネが眩い光を放つ!

サンシャインボンボリ/原子分解光線:ZAAAAAP!サンシャインボンボリのサイバネからバイオスモトリをも一瞬で消滅させる致死的な原子分解光線が放たれる!

メタダンピール:「私のサイバネスーツは旧世紀に行われた吸血鬼ニンジャ研究の成果そのものである!これにより私には常にスーツ内部を循環する高濃度のカラテ血液が供給される。そして陽光さえもスーツに守られた我が身を蝕むことは叶わぬのだ!畏れよ!」

メタダンピール/爆発四散:「アマクダリ・セクト、バンザイ!サヨナラ!」爆発四散!

8.結末と報酬

※NMの情報:アマクダリニンジャ達が博物館からいなくなった後、NMはロールプレイの時間を設けた上でその後の顛末を描写すること。レッドドラゴンと敵対していない状態でPC側が勝利した場合の顛末はPC側から特別な提案がなければ基本的に以下のような形になる。

:あれから暫くして。99マイルズベイの廃洋館に吸血鬼が住みついたという噂が囁かれるようになった。眷属にしてもらおうと現地へ向かったブラックメタリストやヴァンプゴスの集団が消息を絶ったとの情報もある。

 以上の処理と〆のロールプレイを終えた時点でこのシナリオは終了である。成功度の基準と得られる報酬は以下の通り。

A+:レッドドラゴンの身柄を渡さずにアマクダリニンジャを3人以上倒した:【万札】プール+60
  全員の【名声】が+3される。

A:レッドドラゴンの身柄を渡さずにアマクダリニンジャを2人以上倒した:【万札】プール+48
  全員の【名声】が+2される。

B:レッドドラゴンの身柄を渡さずにアマクダリニンジャを撤退させた:【万札】プール+36
  全員の【名声】が+1される。

C:レッドドラゴンとアマクダリニンジャを残してマップから撤退した:【万札】プール+24
  【名声】は変動なし。

D:レッドドラゴンの身柄がアマクダリに渡った:報酬無し
  全員の【名声】が-1される。

余暇日数:4日

追加のユウジョウ判定対象(友好的な状態でシナリオを終えた場合):レッドドラゴン

※レッドドラゴンの新密度データは以下記事を参照。

セッション用Googleスプレッドシート

おまけ.ニンジャ名鑑と簡易ロールプレイガイド

◆忍◆ニンジャ名鑑#XXXX【メタダンピール】◆卓◆
アマクダリ・アクシスのニンジャ。以前は今は無きメガトリイ社に在籍していた。高濃度のカラテを含む血液が内部を循環するサイバネボディは彼女が持つブラド・ニンジャクラン由来の力を大幅に拡張するものでジツ、サイバネ、そして鍛え上げられたカラテの合わせ技は実際油断ならない。

一人称:「私」敵対:「貴方」味方:「貴方」

◆忍◆ニンジャ名鑑#XXXX【ペイルラット】◆卓◆
青白い鼠のような姿をしたバイオニンジャ。白い抗菌装束の下に隠した多数のバイオラットをジツで制御して戦う。尚、彼のジツはネズミ科のバイオ生物であれば野生の個体であってもコントロール可能だ。

一人称:「あっし」敵対:「テメエ」味方:「あんた」「あなた様」

◆忍◆ニンジャ名鑑#XXXX【サンシャインボンボリ】◆卓◆
ボンボリめいたパーツを頭部と両肩に備えたヒカリ・ニンジャクランのサイバネニンジャ。その恐るべき光量は光を弱点とするニンジャのみならず通常のニンジャにとっても油断ならぬ脅威だ。そのヒカリ・ジツの力を一点に集中すればバイオスモトリの巨体を一瞬で蒸発させることさえできるという。

一人称:「俺」敵対:「お前」味方:「お前」「貴方」

利用規約

 この記事に含まれる自作データは非商用の場合に限り、セッション中に利用したり、自作シナリオ、自作記事へ流用することができる。ただし当シナリオのデータを流用して作成したものを公開する場合、可能な限りこの記事を引用元として明記することが望ましい。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は一部の例外を除いて原則不可。

参考資料:「ソウルワイヤード」ダイハードテイルズ

使用した画像作成AI:「TrinArt」(一部加工あり)

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