NINJA SLAYER RPG:シナリオ「リムジン護衛任務(仮題)」 仮完成

1.初めに

 このシナリオはダイハードテイルズの「ニンジャスレイヤープラス」で公開されている「NINJA SLAYER RPG」に対応したシナリオを、仮完成の段階で公開したものであり、ニュービーニンジャ2~3人向けにデザインされている。まだテスト段階の「NINJA SLAYER RPG」用に作られたシナリオであるため、戦闘面でのバランス調整を短時間で気軽に行える点を重要視している。それによって探索要素が薄くなってしまっている点はプレイヤー達へ事前に伝えておくべきだろう。

NM向け記号解説
:「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
のような「:」から太字の文章が続く形になっている文は、シナリオの進行に合わせてNMが読み上げる文であることを意味する。「:」の前に読み上げるにあたっての条件が書かれていることもある。通常の太さの説明文の中に、太字の「セリフ」が挿入されることもあり、その場合は前後の文章を見てその「セリフ」を、いつ、だれが発するべきなのか判断すること。

「イヤーッ!」(命中判定)「グワーッ!」
のように、内部に判定や条件が書かれた()で文章が区切られている場合、判定が成功するか、シチュエーションが条件に合致していないと、それに続く文章は読み上げられない。

<DKKが最も高いキャラクター>の前に、赤黒い影が現れた。
といった「条件」が<>で囲まれている箇所が出現した場合は、そこにその条件に適合するキャラクターの名前を入れる。

2.シナリオの概要

 このシナリオでプレイヤー達、ソウカイヤのニュービーニンジャはゲイトキーパーからネコソギ・ファンド社のリムジンを、敵対企業の雇ったアサシンから護衛するという任務を請け負う。

 今回、PC達が戦うことになるニンジャ「アーバンホエール」は、ネコソギ・ファンドの重役達が搭乗するリムジンを狙う手はずであったが、「ヘルカイト」の情報操作により、PC達の護衛するヤクザリムジンを襲撃してしまう。「ヘルカイト」は自らの護衛するネコソギ・ファンド社の幹部たちが万が一にも傷つかないようにすると同時に、シックスゲイツになりうる有望なニンジャの芽を摘むアブハチトラズを狙っているのだ。

3.導入

:プレイヤー達は移動中に鉢合わせ、トコロザワ・ピラーのエレベーター内部にいる。エレベーターは現在降下中である。

 頃合いを見計らって、プレイヤー達に1D6を振らせる。最も大きな出目を出したプレイヤーのPCは、次のことに気付ける。

:<最も大きな出目を出したプレイヤーのPC>は自分たちが最初に指定していた階とは関係なく、上へ上へとエレベーターが進んでいることに気付く。ドアの上部には「◆シックスゲイツ◆」の文字。

:エレベーターが開き、オフホワイトのニンジャ装束を身に纏ったただならぬアトモスフィアのニンジャ……「ヘルカイト」が現れた。ヘルカイトは極めて高位のソウカイヤクザであり、ソウカイヤのニンジャで彼を知らないものはいない。「これはこれはニュービーの皆さん、オジャマシマス」

 プレイヤー達はテンポが悪くならない範囲内で、自由にロールプレイを行うこと。NMは自由に「ヘルカイト」として会話して構わない。

:しばらくエレベーターの中で交流を行った後、「最も合計能力値の高いプレイヤー」はヘルカイトが自分のことをじっと値踏みするように見つめていることに気付く。

そのことについて問い詰めると:「いえ、なんでもないのです」とはぐらかしてくる。

:「13階、トレーニンググラウンドドスエ」電子マイコ音声が鳴り、エレベーターの扉が開く。ヘルカイトは「では、私はトレーニングの予定がありますので。タイムイズマネー。全てはラオモト=サンのために」とだけ言い残し降りて行った。

:ここでプレイヤーが望むなら、ヘルカイトと共にトレーニンググラウンドでトレーニングを行ってもよい。トレーニンググラウンドのデータは公式チュートリアルのものを用いる。トレーニングに参加したプレイヤーはその後、行ったトレーニングとその結果に対応した報酬、またはペナルティを得る。このトレーニングで爆発四散が発生することはなく、トレーニングが終了し次第、受けたダメージは全回復する。

トレーニングの内容
:トレーニングを行うことにしたプレイヤーは「ヘルカイトがトレーニングを終えた後にメキシコライオンと戦う」か、「ヘルカイトに手合わせを申し込む」か選ぶことが出来る。後者を選んだ場合、ダメージを受けたものから脱落する特殊ルールで、公式「NPCデータ集」のヘルカイトと多対一の戦闘になる。

①ヘルカイトの後にメキシコライオンと戦う。
公式「NPCデータ集」の「メキシコライオン」が1体、NMの選んだPOPマスに出現する。「メキシコライオン」との戦闘はトレーニングを望んだプレイヤーごとに1対1で行う。

「メキシコライオン」を倒した:「カラテ」または「ワザマエ」の成長ロールを行う。
「メキシコライオン」に敗北した:「カラテ」を1失い、【名声:ソウカイヤ】が-2される。

②ヘルカイトに手合わせを申し込む。
:「いいでしょう。全員でかかってきなさい。イポンを取られたものから脱落するルールでよいですね?」

特殊ルール:【テアワセ】
:体力に1ポイントでもダメージを受けた場合、そのキャラクターは戦闘から脱落する。この戦闘で【精神集中による自動成功】は使用できない。また、この戦闘に置いて【サツバツ!】が発生した場合、ロールの結果は後遺症の残らない【1】で固定される。
・NMは②を選んだプレイヤーにこの情報を開示すること。どちらを選ぶか迷っている段階で開示してもよい。

『戦闘後の処理』

ヘルカイトに敗北した:トレーニングに参加したプレイヤー全員の【名声:ソウカイヤ】-1。ただし、1対1だった場合、名声の低下は発生しない。

ヘルカイトに勝利した:トレーニングに参加したプレイヤー全員の【名声:ソウカイヤ】が+1D6され、さらに好きな能力値1つの『成長の壁』を取り除いたうえで「カラテ」か「ワザマエ」の成長ロールに挑戦することが出来る。ただし、ヘルカイトからの感情は最悪になり、このシナリオにおいて重要な「ヘルカイトの救援」が受けられなくなる。

ヘルカイトに1対1で勝利した:そのプレイヤーの【名声:ソウカイヤ】が+10され、さらに好きな能力値2つの『成長の壁』を取り除いたうえで「カラテ」「ワザマエ」両方の成長ロールに挑戦することが出来る。ただし、ヘルカイトからの感情は最悪になり、このシナリオにおいて重要な「ヘルカイトの救援」が受けられなくなる。

4.ゲイトキーパーの指令

:後日、PC達の端末にゲイトキーパーからのメールが届き、PC達を含む数十人のソウカイ・ニンジャがネコソギ・ファンドの所有するビルの中にある、タタミの敷かれた会議室に集められる。

<ロールプレイタイム>
:プレイヤー達はシモザのザブトンに座り、一列に並んでいる。カミザには巨大なモニターが配置されているが、今はなんの映像も映っていない。

 NMはここでロールプレイタイムを設け、プレイヤー達の交流を則す。

:カミザに配置されたモニターに、ミラーめいた光沢のあるニンジャ装束を身に纏った、尋常ならざるアトモスフィアのニンジャが映し出された。ソウカイヤ最古参の1人にして、シックスゲイツの創設者、ゲイトキーパーだ。会議室に緊張が走る。

:「ドーモ、若きソウカイニンジャの皆さん、ゲイトキーパーです。今回君たちを呼んだのは、あす執り行われる、ネコソギ・ファンド社重役会議の警護をしてもらうためだ」

:「先日、ダイダロス=サンが、ネットワーク上でアーバンホエールの名を持つ傭兵と正体不明の発信者が愚かにも我がネコソギ・ファンド社への襲撃を依頼する取引を行ったことを確認した。ダイダロス=サンがアーバンホエール=サンの身元と、発信者の正体を掴むのは時間の問題だが、もしアーバンホエール=サンが明日に控える会議を妨害してきた場合、それによって引き起こされる社会的、経済的損失は甚大なものだ。故に私は、その会議に参加するネコソギ・ファンドの社員全員にニンジャの護衛を就けることに決めた」

:ソウカイ・ネットの持つ「アーバンホエール」の情報がモニターに映し出される。

#SOUKAI_NET :SYSTEM_BOT:アーバンホエール
:中折れ帽が特徴的な黒い革製のニンジャ装束、ピストルカラテの使い手、フリーランスの賞金稼ぎ、平時より一般的な拳銃と近接戦用拳銃の二丁を携帯している。

※NMは上のデータをプレイヤー全員に開示すること。

:「重役達が乗るリムジンは襲撃される可能性が高いため、シックスゲイツであるヘルカイト=サンを充てる。逆説的に君たちが充てられるのは襲撃される可能性が低いリムジンということになるが、けして手を抜いてはいけない。君たちの任務は、ネオサイタマの秩序を守る崇高なものである。それを肝に銘じておきなさい」クローンヤクザ達が、貴方たちに護衛対象の詳細と、護衛中に避けるべき行動のリストが書かれた書類を配る。

:「私からは以上だ。明日の会議が、何ごともなく円滑に執り行われることを期待している」ゲイトキーパーがそう言い終えると、モニターの映像はプツリと途切れた。

:ここでPC達は同じリムジンに割り当てられる。PC達に渡された書類には護衛対象の住所以外に、以下のようなデータが記されている。

護衛対象:アシタダ・ヤタウジ
年齢:39歳
身長:169cm
体重:51kg
性別:男性
役職:係長
注意事項
1.敵の乗る車が接近していることに気付いたとしてもそれを破壊してはならない。大破した車は渋滞を引き起こし経済活動の妨げとなる可能性がある。
2.どれほど危険な状況に置かれたとしても、車を停止させてはならない。到着時刻の遅れによりネコソギ・ファンド社重役会議の開始が遅れた場合、看過できない経済的損失が発生する。
3.任務中不測の事態が発生した場合はヘルカイト=サンに連絡すること。

※NMはこのデータをプレイヤー全員に開示すること。

:PC達は護衛任務までの間、自由に行動することが出来る。特にやることが無くなったら、「5.出発」へシナリオを進めること。

5.出発

:貴方たちが書類に記されていた住所に行くと、小さいがよく手入れされた家の玄関に、スーツを着たサラリマンが立っていた。「ドーモ、ソウカイ・シンジケートの皆さん。ネコソギ・ファンド社係長のヤタウジです」男はそういうと、貴方たちに名刺を差し出す。

:ここでプレイヤー達はそれぞれ『ヤタウジの名刺』をアイテムとして入手する。

:「私のようなものにまで護衛をつけていただけるとは、まことに感謝してもしきれません。お手数をおかけします」

:リムジンが止まり、そこから運転クローンヤクザが降りてくる。「ドーゾ、オノリクダサイ」

:「このヤクザリムジンは、各所に対スリケン加工が施された最新型です。ニンジャ同士の戦闘に巻き込まれても、そう簡単には壊れません」

:運転クローンヤクザがドアを開けると、ヤクザリムジンの内部から涼し気な空気が漏れた。「どうぞリラックスしてください。重役の方々を差し置いて、私が狙われる可能性など、万に一つもありませんから」

6.襲撃

:金属の板に、無数の鉄の塊が激しく撃ち込まれているかのような、激しい音が車内に響いた。「アイエッ!?」ヤタウジが素っ頓狂な声を上げる。

:「ドーモ、アーバンホエールです。本日は貴方の命を頂戴しにまいりました」

敵NPCデータ


マップと戦闘中のギミック

 上のマップ情報は戦闘の準備を行うにあたってプレイヤーに公開される。これに加え戦闘中、3ターン目の冒頭に「NRSを起こしたモータルの車が前方の交差点で事故を起こし、回避難易度が【HARD】から【ULTRA-HARD】に上昇する」というイベントが発生する。このイベントで上昇した回避難易度は戦闘終了まで元には戻らない。また、このシナリオにおいてプレイヤー達はヘルカイトに通信端末で救援を求めることができ、その場合ヘルカイトは通信したターンから数えて5ターン目の冒頭にGMが選択したマスに乱入してくる。ただし、シナリオ攻略にヘルカイトの助けを借りた場合、クリア後に手に入る報酬が半減する。

アーバンホエールについて

 アーバンホエールはヘルカイトの情報操作により、このヤクザリムジンにネコソギ・ファンド社の重役が乗っていると誤認している。NMはプレイヤーにそこはかとなくそのことを伝えること。

 プレイヤー達がそのことに気付き、アーバンホエールに伝えた場合、初め、アーバンホエールは「たわけたことを!」と聞く耳を持たないが、名刺など証拠を提示すれば「係長?係長だと……?まさか、偽の情報を掴まされたとでも......?」と動揺し、次にプレイヤーがアーバンホエールを攻撃の対象としたとき、一度だけ「回避」行動が出来なくなる。

 また、アーバンホエールをこのシナリオで、通常の手段によって仕留めた場合、道路へ派手に転落してから爆発四散するため、万札の回収は不可能である。

戦闘描写

「アーバンホエール」
拳銃による射撃の描写: アーバンホエールの拳銃が火を噴く!(命中判定)
ピストルカラテの描写(初回):「イヤーッ!」アーバンホエールの鋭い打撃が、ピストルの銃身を<対象となったキャラクター>の銃身に叩きつける!(1発目の命中判定)BLAM!(2発目の命中判定)ピストルから噴き出した煙が、車両の後方へと飛び去ってゆく。
ピストルカラテの描写(2回目以降):「イヤーッ!」アーバンホエールのピストルカラテが<対象となったキャラクター>を襲う!(1発目の命中判定)BLAM!(2発目の命中判定)
爆発四散時の描写:「アバーッ!」致命傷を受けたアーバンホエールの体が車両から落下し、ハイウェイ上に鮮血をまき散らしながらバウンドする。「サヨナラ!」爆発四散!

「クローンヤクザY-8型」
チャカ・ガンの描写(クローンヤクザが複数いた場合でも、射撃の描写は一度でよい。テキストで進行する場合「」の数は生き残っているクローンヤクザの数に応じて調整すること):「「ザッケンナコラー!」」クローンヤクザによる援護射撃が、貴方たちを襲う!
ドス・ダガーの描写:「ザッケンナコラー!」ヤクザは接近してきた<攻撃対象となったPCの名前>に対して、ドス・ダガーでの攻撃を試みる。(命中判定)クローンヤクザのドス・ダガーが<攻撃対象となったPCの名前>に深々と突き刺さる。ウカツ!
死亡時の描写:「グワーッ!」緑色の血がスプリンクラーのように噴き出す!

ヘルカイトの乱入

 ヘルカイトは、プレイヤー達がヘルカイトに増援を頼んだターンから数えて、5ターン目の最初に「カイト・ダイブ」で乱入してくる。1ターン目に増援を頼んだ場合、5ターン目の最初に乱入してくることになる。

:突如、上空から激しいサイレンの音が鳴り響いた。ヤクザリムジンの上にいたニンジャ達は、皆反射的にヤクザリムジンの上に舞う影を見上げる。

ここで、プレイヤーから「ヘルカイト」の名が出た場合は、GMは次のセリフの頭に「イグザクトリー!」を付ける。

:「ドーモ、アーバンホエール=サン。ソウカイ・シックスゲイツのヘルカイトです。身の程知らずの野良ニンジャよ、サンシタを狙ってポイントを稼ごうとしてもそうはいきませんよ」

:「ドーモ、ヘルカイト=サン。アーバンホエールです。ネコソギ・ファンドの卑しいデンショバトめが!撃ち落としてくれる!」メンポと中折れ棒の隙間から覗く、アーバンホエールの目がギラギラと輝き、狂気を帯びる!

 この描写の後、公式「NPCデータ集」のヘルカイトが「カイト・ダイブ」でNMの選択したマスにプレイヤー達の味方として乱入してくる。

敵の全滅後に行われる処理

:戦闘終了後、彼が乗ってきた車両は急速にスピードを落とし、貴方たちから遠ざかっていく。全員が行くわけにはいかないが、今ならPC達はアーバンホエールの乗ってきた車両に飛び移り、運転手にインタビューを行うことができるだろう。

プレイヤーがアーバンホエールの乗ってきた車に侵入した場合:「アイエエエ!」スーツ姿の運転手が悲鳴を上げる。「私は上司から命令されただけで、何も知りません!命だけは!命だけは!」運転手はそういうと、慌てて車を道路脇に停車させた。

※これ以降のシーンで戦闘が発生した場合、プレイヤー達が乗ってきたリムジンと全てのギミックをマップから取り除いた状態で戦闘を始める。

 PC達はこの怯えた運転手から判定無しで「万札」を強奪することが出来るが、そのPCは【DKK】を1獲得する。殺害して奪った場合、得る【DKK】は2に増える。

 プレイヤーは他にも、このモータルの利用方法を提案することができ、NMはその提案に見合った利益を、プレイヤーに与えることが出来る。

7.ネコソギ・ファンド社重役会議

:貴方たちは無事、ネコソギ・ファンド社重役会議が開かれるビルへとたどり着いた。「アイエエエ……急がなければ……」貴方たちはヤタウジと共にビルを上へ上へと昇っていく。たどり着いた会議室の入口に備え付けられたデジタル日時計が指し示す時刻は、19時55分。「……フー、この時間ならなんとか、ケジメもセプクも無しで済みそうです。皆さん、本当にありがとうございました」ヤタウジはそう言うと、貴方たちに深くオジギをして、いそいそと会議室へ消えていった。

プレイヤー達が会議室の扉を開けようとした場合:ドアノブに触れようとした瞬間、貴方は背筋が凍りつくような感覚を覚えた。ニンジャ第六感が生命の危機を察知したのだ。もしこの扉を開け、ラオモトのビジネスを妨害した場合、貴方を待ち受ける運命は、セプクか、それよりも凄惨なものだろう。

8.報酬

:護衛任務に参加したニンジャ達は後日「4.ゲイトキーパーの指令」と同じように、タタミの敷かれた会議室に集められ、働きに応じた報酬が与えられる。成功度の判断基準と、成功度による報酬の変化は以下の通り。

A:ヘルカイトの助けを借りずにアーバンホエールを爆発四散させた。
B:ヘルカイトの助けを借りてアーバンホエールを爆発四散させた。
C:アーバンホエールは逃がしたが護衛は成功させた。
D:護衛失敗。
A:【万札】36を山分け。全員が【名声:ソウカイヤ】+2
B:【万札】18を山分け。全員が【名声:ソウカイヤ】+1
C:【万札】18を山分け。全員が【名声:ソウカイヤ】+0
D:ケジメを強いられ、全員が【名声:ソウカイヤ】-1

※「サツバツ!」ロールの「1」で戦闘が水入りになるというのは双方にとって不本意な展開でありうるため、BとCで得られる【万札】は同じにしてある。

おまけ.ニンジャ名鑑

◆忍◆ニンジャ名鑑#XXXX【アーバンホエール】◆卓◆
暗黒武道ピストルカラテを用いる傭兵ニンジャ。ニンジャとなる前はネコソギ・ファンドの子会社で働くガードマンだったが、無慈悲な企業単位のキリステにより地位も家族も失いフリーの傭兵となり、復讐の機会を伺う中、ある銃撃戦でテッポウ・ニンジャクランのソウルに憑依された。

オプション.検討中のアイデア

 以下のアイデアは現在検討中であり、NMは自らの判断で試験的にシナリオへ取り入れてもよい。

:アーバンホエールの襲撃時、全プレイヤーに「ニューロン」判定を行わせ、失敗した場合、戦闘開始前にヤタウジへアーバンホエールが「銃撃」を行うことにしてもよい。「クロームハート」があるので耐えるが、報酬は減るだろう。

:アーバンホエールはヘルカイトの情報操作を受けなかったり、そもそもソウカイヤに襲撃を悟られなかった場合はどのようにして襲撃を成功させるつもりだったのか、という点も、もう少し掘り下げる余地があるだろう。

:アーバンホエールが乗ってきた車両の内部に、ニューロン判定で何かしらの情報が得られるポイントを配置するのもありかもしれない。

利用規約

 NMはこのシナリオに含まれるデータを自ら作成したシナリオへ自由に流用できる。例えば「アーバンホエール」や「アシタダ・ヤタウジ」が生き延びた場合、それ以降のシナリオで自由に登場させることが出来る。ただし当シナリオのデータを流用して作成したものを公開する場合、この記事を引用元として明記すること。

 リプレイ公開への制限は特にないが、可能なら事前にTwitterで「@koyazawa_ninja」に連絡を行うこと。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は一部の例外を除いて原則不可。

参考資料:「ニンジャスレイヤープラス」ダイハードテイルズ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?