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スクランブル機以外は確かに避難しなくては。。。 No4737

先般 航空自衛隊那覇基地の公式アカウントが Xに投降したのがこれ






こんな記事がでていた


  空自F-15戦闘機が陸路で高台へ


記事を引用すると


 4月3日に台湾の東部沖で発生した地震で、南西諸島地域に出された津波警報に伴い、

 行われた措置です。このとき那覇基地では、より台湾に近い与那国島や石垣島と

 いった先島方面の被害状況を確認するためスクランブル発進を行うとともに、装備

 品を守るためF-15戦闘機や車両などを海抜の高い場所へ退避させたそうです。


確かに 那覇空港(那覇基地)は海のすぐそばにあり 津波・高潮で浸水被害を受ける可能性が高い、その為に スクランブルで発信した機体以外をどう保護するかは重要な問題になろう。


何せ 航空自衛隊には苦い経験がある。

2011年3月11日の東日本大震災では、松島基地の第21飛行隊所属で操縦士訓練に使用されていた18機の支援戦闘機F-2Bが、津波により水没した。




当時93機保有していたF-2量産機の20%、高等練習機を兼ねる複座型のF-2Bに限れば59%を一度に損失し、残存機数が75機と当初の調達予定数であった141機の半数程度にまで落ち込むと大損害と当初見積もられた。

防衛省は2011年第1次補正予算案に分解検査費150億円(T-4などの修復費用も含む)を要求、水没した18機の修理を決定、4月17日より修復作業に入った。 当初の検査では修復可能な機体は6機程度であり、1機あたり50億円-60億円の費用が必要とされた。その後修復費用は膨れ上がり 1機あたり約130億円(総額約800億円)になり、被害が酷く修理は困難と判断された12機は部品取りの後、処分する方針とされていたがその後2013年になり上記の6機に加えて7機を修理する方針へ変更 費用を捻出するため 部品を再利用するなど1機あたりの修復費用は73億円にまで圧縮、2018年2月28日、修復最終号機(33-8117号機)が松島基地に到着、修復作業を行った全13機の納入が完了している F-2量産機の保有機数は88機となり被災前の95%まで回復したことになった。それでも1千億円近い費用と7年もの年月を要したことになる。


そういう反省から 如何に高価な機体を津波等から守るかは重要な事象である。

上記の記事によると 台湾の地震の半年前 昨年9月8日にも 津波対処訓練の様子を公開していたらしい。

空を飛ぶときは音速を超えるF-15が 




地上のノロノロ動いていく様は シュールではあるが、貴重な映像になろうかと。

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