見出し画像

個人が企業を越える時

先日、このnoteをフォローしてくださる方が1万6千人を超え、私の勤めている企業の国内向け公式Twitterのフォロワー数を上回ることとなりました。

またこれは単なる偶然ですが、同じ日に個人の趣味で研究を続けていたプロトタイピング技術が製品のデザイン業務で使われることになりました。

「情報を世間からいただき、それで発想したものを世間に還元する」という循環があることで、個人で簡単に情報を集められ、安価なツールで実行することができ、それを個人の成果として発信できるようになりました。

企業ではやりにくい新しい活動

一般に企業では既定の業務(昔からやっていること)に対しては、ほぼ無条件に承認が下り予算も当初から準備されているため速く物事が進みますが、新しい試みに対しては、効果を証明することができなかったり、来年の予算にエントリーするのさえ大変な苦労があり、直ぐには実行に移すことができません。

何よりも既存の業務で業績を上げて充実した生活を送っている上司が何重にもいる場合には、彼らを説得することは心が折れる作業になります。

通常新しい提案は、新しい価値観を含むため上司の業績の否定と捉えられる場合があり、新しい事をしないという忖度(そんたく)が優先することがあります。

確かに皆が、瞬間瞬間で好きなことをやっていたのでは舵が取れなくなってしまいますので、過去の実績に基づいた計画によって行動するということは大事なのかもしれませんし大きな事業を動かすとはそういうものなのです。

個人ではやりやすい新しい活動

それに対して個人の趣味でやっていれば、必要なものは直ぐに買うことができ、作りたいものを作ることができます。

なによりも実行する人と、判断する人が同じなので、一番分かっている人が判断を下せます。

Amazonは企業の購買では買えないものが直ぐに買えます。怪しい商品も返品・返金がスムーズにできるので、信用調査の手間が省けます。

秋葉原と本屋さんに行けば、いろいろなことが具体的な形になります。

自分のお金なので失敗を恐れません。自己責任です。誰にも怒られないので気楽です。

このスピードの差が、今回のフォロワー数やプロトタイピング技術の個人からの導入に繋がっているのです。

個人ができることと企業ができることには大きな差ができており、今は中途半端な力関係なので上手く混じりあうことができませんが、これから個人の力がもっと強くなればどこかで良い関係になれると信じ、

noteでの発信を中心に個人活動を楽しんでいきたいと思います。

この記事が参加している募集

noteでよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?