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<空想新書> メタ思考トレーニング (PHPビジネス新書)

毎月なんらかの新しい「思考法」が発明されています。きっと良い思考法があるに違いありません。

全ての思考法は、”思考”というものを思考することに他なりません。それこそ「メタ思考」なのです。

メタとは、主体を1つのオブジェクトと定義し、そのオブジェクトが外側や上位階層から見て「どのようなものであるか」ということをまとめたものです。

まとめ方には、具体的な情報を羅列することでメタ情報とする場合と、より抽象的な表現に置き換える場合もあります。

つまり、プログラミングにおけるオブジェクト指向と同じです。ここで言うプログラムとはコードを入力することでなく、システムを組み立てることです。

オブジェクトの個々の役割と他のオブジェクトとの関係を定義し、インターフェイスと内部機能として実装することで、世界の全ては出来上がるという考え方です。

メタ思考とはシステム全体をいきなり考えるのではなく、1つのオブジェクトに着目し、そこからメタ視点で、その周辺との関係を考えることによって、オブジェクトの中にも外にも目を向けることができるようするためのものです。

プロダクトを作るためのデザインシステムで使われるAtomic Designから、さらに大きなシステムを作っていくCosmic Designの領域まで、このオブジェクトとメタ視点によって扱うことができます。

メタ思考トレーニングで、原子をみる顕微鏡と宇宙をみる望遠鏡を手に入れましょう。


空想新書は本のタイトルとインデックスを見て、自分が想像した内容、期待する内容を書き出す(タイトルとインデックスの)読書感想文です。
実際の書籍の内容とは異なりますのでご了承ください。

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