色眼鏡

なんでだろう。今日、妻が外に出てて、帰ってきたら、子どもは妻の顔を見ながらイタズラする。僕と二人のときは、そんなことしないのに。たぶん、妻にかまってほしいんだろう。イタズラの様子を見ながら、なんとなくそう感じる。

その様子を見ながら、ふと思った。なんで、イタズラなんだろう。もっと褒められることをしても良さそうなのに、なぜ、わざわざイタズラを選ぶのか。それをしたら怒られるって分かってるのに、あえて、それを選んでる、と思われる。

冷静に思い返すと、たしかに、褒められることもしてる。それに加えて、イタズラも、いつもより積極的にやってるんだろう。

イタズラが目につくのも、大人側の理由なような気がしてきた。イタズラされると片付け大変だったり、なにかと手間だから、それが印象深くなってしまうような気がする。

物事を冷静に見るって、難しいな。ってか、そんなことできるんだろうか。僕らはいろんな色眼鏡をつけて、物事を観察してしまう。もうそれは致し方ない。しかし、色眼鏡をつけてしまっていることを自覚することぐらいはできる。偏った見方をしているんだと自覚することで、自分の言動をふりかえることにもつながるんだろうと、子どものイタズラを通して、気づかせてもらう。

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