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小林紗織 (http://koyubii.wixsite.com/website)/絵や漫画、音楽を聴いて浮かんだ情景を描くSCORE DRAWING

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    小指の夢日記

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👽新刊のお知らせ📕「宇宙人の部屋」

自分たちとアルコール依存症の17年間と、 私の共依存症と回復の記録。 『宇宙人の部屋』 発行者 都築響一 編集 ROADSIDERS 価格 税込1650円 文庫本 320P 《なぜか付き合う男が、全員アル中だった…》で始まる、過去に出した同人誌・宇宙人の食卓の"その後"の話。 偏食のKと奔放過ぎるA、そして「自分が彼らを助けなきゃ」と必死になっていた共依存症者の私が、全員で嗜癖の渦中から抜け出そうと生きた記録。 ------------ わたしが恋したひと、一緒に起き

    • 私の好きなこと/小指

      私の好きなこと/小指(『出会えた好きを大切に』Recrui & BEAMS) 子供の頃に色んな夢を描いてた人ほど「好きなことは仕事にしない方がいい」と制されて育った人が多いような気がする。そんな子供時代から今に至る経緯と、決意を描きました。 https://www.beams.co.jp/special/rs_beams/column/202010-koyubi/

      • 信田さよ子さん、都築響一さんとトークがあります

        3/6(水)開催の信田さよ子さんと都築響一さんとのトーク、会場枠が残り僅かとなりました。ご興味ある方、是非是非よろしくお願いいたします。 オンラインもあります! いま、さまざまな文脈で「ケアすること」の重要性が指摘されています。目に見えない傷を抱えた誰かをケアするだけでなく、 多くの他者と関わる忙しない日々の中で、自分自身をいかにケアしていくか、ということに注目が高まっています。 自分自身を見失うほどに周囲のことが気がかりになってしまったり、周囲の期待に応えようとして、

        • 子安という町

          窓を開けると、時々明らかに見覚えのある太陽の粒子や、塵、においが、何十年も前から同じ形のままやってきたような気になる日がある。
その日も偶然、そんな気分の日だった。 《横浜市神奈川区 京浜急行子安駅》 私は幼少期、耳が悪かったのでこの子安の耳鼻科医院で毎日通院治療をしていた。家で自営の仕事をしていた父が、自分の仕事をセーブしてせっせと病院へ連れて行ってくれたのだ。そのお陰で私は今とても元気なのだが、その代わり父の仕事を随分犠牲にしてしまった。自分が父の立場だったらと思うと

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          2020年6月17日の夢日記

          小林さんは昨日、23時に寝たようだ。 中高の同級生のあんちゃんと話していたら、あべ様(あだ名)とOの話題になる。とても懐かしい。 最近景気が悪いから配偶者と死別する子が多いよね、とあんちゃんは言った。お互いの近況を話して別れ、雪が降る中、自転車で市役所へ向かう。 途中、郵便局の前にOがいた。隣りに友人も引き連れていた。 私はびっくりして、O!と声をかけると、高ちん!(私の昔のあだ名)と向こうも驚いていた。チャリを置き、「何してんの?」と聞いたらOは下を向いた。 「さっきあん

          2020年6月17日の夢日記

          2020年6月13日の夢日記

          秩父の山へ行く。 茅葺き屋根の家ばかりの集落で、それぞれの家に小さな灯りが灯っていて住人はいるようだが声をかけられる雰囲気ではない。マッサージという看板が出ていたので一軒の民家に入ると、かなり年の行った老婆とおばさんがストーブにあたって寛いでいた。 おばさんのほうにマッサージを頼んだら、荷物を置いて少し待てと言われる。どうやら先客がいたらしい。マッサージは中でおこなうのではなく、家の前に広がる砂地の上にシートを引いて行われる。よく見たら、集落の横には大きな砂丘が広がっていた。

          2020年6月13日の夢日記

          鳥男

          誰とも違う 鳥男 からだは人間 顔は鳥 かわりのきかない 鳥男 鳥男は誰のものにもならない 鳥男はさみしがりや 鳥男はいつも何かを求めている それは女だったり 刺激だったり 優しさだったり 遠くの国に吹く自由な風だったりする 鳥男はひとりになると 誰も聴いたことのない音を奏でる 何十年、そうしてやってきた そして何年もそのままの枕で 鳥男は極彩色の夢を見る そんな鳥男を悪く言うやつは きっと幸せじゃないやつだ これまでたくさんえらい目にあったね でも たった一度も死なず

          違う場所の同じ日の日記

          自分らしく生きる女性を祝福する参加型のライフ&カルチャーコミュニティShe is(https://sheishere.jp/)さんで、2020年を生きる一人一人の個人史を日記の形で記録する「#違う場所の同じ日の日記」に参加しています。 私は、コロナが未知すぎて思考停止してた4月4日と、大体状況がわかってきて政府への怒りが爆発した12日の日記を書いています。勢いで書いてしまったので読み返すのが怖いのですがよかったらどーぞ! 《参加されてる方々一覧》 穐山茉由さん、安達茉莉

          違う場所の同じ日の日記

          グループ展のおしらせ

          ①3.29まで◆17:00〜23:00◆ ←延長しました! 東京都台東区千束4-45-3 gallery P 【参加作家】EYヨ、伊藤桂司、五木田智央、小林亮平、小指、cba、角田純、中原昌也、嶺川貴子 ②Drawing like Playing 【参加作家】青松 拓馬 / 木下ようすけ/ 小指 会期: 2020年2月28日(金) ~ 4月19日 時間:16:00〜21:00 場所:Bank bed gallery

          グループ展のおしらせ

          『うたのはじまり(絵字幕版)』

          齋藤陽道さんドキュメンタリー『うたのはじまり(絵字幕版)』の、絵字幕を担当しました。 ろう者の方々が音楽を感じられるよう、陽道さんの子守唄、産声、賛美歌、七尾旅人さんの歌など、映画内に流れる音楽を《絵》で表現しています。 【うたのはじまり】 監督:河合宏樹 齋藤陽道、盛山麻奈美、盛山樹、七尾旅人、飴屋法水 ほか 配給:SPACE SHOWER FILMS 2020年2月22日(土)からシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開 ※通常版と絵字幕版があります!注意

          『うたのはじまり(絵字幕版)』

          夢の記録術

          1、前日からの準備布団に入り、「今夜は必ず夢を覚える」と強く念じます。寝る直前まで、意気込むことはやめないでください。 実はこれが一番大切なことで、夢を”意識する”ことが何より重要なのです。 また、寝しなに甘いものやチーズ、揚げ物を大量に食べないように。胃に負担がかかり、バイトの夢のような現実的で疲れる夢や悪夢を見やすくなります。 2、起床時できれば目覚ましは使用せず、自然に起床することが好ましいです。 大概の人は、朝の目覚ましの音にびっくりして折角見た夢を忘却してしまいま

          夢の記録術

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          今から12年前、生まれて初めてバンドの遠征で西成の簡易宿泊所に泊まった思い出

          今から12年前、生まれて初めてバンドの遠征で西成の簡易宿泊所に泊まった思い出

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          2019年11月29日の夢日記

          千歳烏山の自宅に着く。 わたしの家はかなり古く、文化財ものだ。部屋の窓を開けると、向こう側に大きな絵が見え、ギョッとしてから冷静に見るとわたしのお父さんの絵だった。 窓の裏には隠れたスペースがあり、すっかり忘れていたが開けると父の私物の画集がずらっと並べられていた。小さい頃の記憶が蘇った。お父さんは、入院前に自分の部屋をほとんど何も無いくらいまで整理してしまっていたが、本当はここに隠していたようだ。でも、大事に隠していてもこれらを見返したり懐かしんだりすることはあったのだろう

          2019年11月29日の夢日記

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          地球リス(「夢の本」収録・いつかに見た夢の風景)

          地球リス(「夢の本」収録・いつかに見た夢の風景)

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          2019年7月16日の夢日記

          ◇◆すべて夢です◆◇ 数名の仲間でスシローへ行く。 その中に、だいぶ昔に二度三度だけ、関係をもった人がいた。まさかこんなところで会うとは思ってもおらず、懐かしさから二次会までのこのこと着いて行ってしまった。 結局近くにろくな店が見つからず、知人の家で時間を潰すことになった。そこは、ある宗教に熱心な家族の家で、隣の部屋からはお題目を唱える声がする。おばさんに私だけ呼ばれ、何故だろうと別室へ着いて行くと、なんとその入信者名簿に私の名前があった。自分で知らなかっただけで、祖父母

          2019年7月16日の夢日記

          せっかちSさん

          Sさんは小さい体で、ずんずんと歩きます。 この競歩のような特徴的な歩き方には理由があり、それはSさんの毎日の生活に由来したものでした。 近所のコンビニエンスで早朝から10時半まで働き、そのすぐ30分後に隣町にある11時始業の会社で働くのがSさんの日課でした。そしてそのコンビニエンスと会社までの距離は、急いで歩いてぎりぎり30分で到着する距離なのでした。 まるで計ったように寸分違わぬSさんのずんずん歩きは「職業病」のようなものでした。 Sさんはコンビニと会社だけでなく、夜に

          せっかちSさん