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そこの女性、ちょっと待った。

この超ショートストーリーは
髪の毛のケアをしていない女性に向けて、
少しでもハッとしてもらうために書きました。
またこれから女の子を育てるお母様お父様方へ向けて。

著者の唯一の取り柄が髪です。
26年間人生を歩んで、髪を乾かさずに寝てしまったことは片手で数える程度だったためか、
よく「髪が綺麗だね」「キューティクルがすごいね」と男女問わず褒められることが多々あります。

どんなに疲れていても、死ぬほど眠たくても…
髪は乾かして寝るべき!ということを伝えたく
ムズムズしていたらそんな想いをとてもとても遠回しに伝える超ショートストーリーを書いてました笑

髪はオンナの美!

では、よろしくお願いします〜

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「おはようございます。」

僕は
1日の中で朝が一番かっこいい。

コンコンコン…
ヒールの音が上の階から聞こえてくると
今日のハッピータイム開始。
さりげなく家のドアを開けて、ニッコリする。

今日もジミチューの香りがする
上の階のお姉さんと挨拶を交わした。
そう、僕はこの女性に好意がある。

こんな朝を唯一の楽しみにする生活が続いたある日、
いつものスーパーではなく
デパ地下へある商品を買い求めに行った。

普段より100円単位で高い食材が並ぶデパ地下で、お目当ての高級ドレッシングをカゴに入れレジへ。
『これ一個で500円かあ。スーパーなら2個買えるや。』そんなことを思っていると、
前から憧れのジミチューの香りが。

ハッとして前を見ると、
あの女性と知らない男がお会計をしていた。

店員が「3000円です。」とふたりに告げる。
カゴを見ると、整ったうなぎ弁当がふたつ。

『そうか、こんな贅沢な暮らしをしているんだ。
ひとつ1500円の弁当をあっさり買うなんて。』

女性への憧れが一気に嫉妬に変貌した。
そして女性を見る目が一瞬にしてガラリと変わった。

普段では気にならなかったが…
いつも格別綺麗に見える女性の髪が痛み、
アホ毛が散らかっていることに気付いた。

ダメだ…

僕はアホ毛が嫌いだ。

いくら綺麗な人でも、
アホ毛が散らかっているだけで、
幻滅してしまう。

今日もスーパーへ行くべきだった。
そう後悔し、僕の朝のルーティーンはこの日を境に消えてしまった。

それからの僕は、
唯一かっこいい時間さえも手放してしまい
特に冴えない日々を過ごすこととなった。

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沖縄に住んでみたいと思っています。ちなみに生まれは江東区です。
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アナスカ(ライター)

26歳 某大手広告 OLライター。既婚で10月に第一子が誕生予定。好きなものはレザークラフト/ハンドメイド/コスメ他 将来の夢は世界的エッセイスト&アナザースカイに出てアイルランド🇮🇪へ旦那と息子と行くこと。
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