アートの作家になるために必要なお金の話

アートを売って生きていく!僕が美大生の時に知りたかった作家になる方法まとめ!


はじめに

こんばんは!
美術のアーティストとして活動しているこざかいです。
今回、美大生やこれから作家になりたいという人向けに、アートやモノづくり系の人へのビジネスのお話をこの記事でまとめてみました。

この記事は今後定期的に更新していく予定です。

この記事はこんな人におすすめ
・美大生
・作家になりたい人
・作った物を売って販売してみたい人




なぜこの記事を作ろうと思ったのかについてまず書いていく。

それはアート分野のビジネス書なんて、書店を探しても他に無かったから。


僕自身、作家になろうと思っていて、武蔵野美術大学に通っていた時は作品の制作をしていたけど、大学2年生ぐらいの時から「作家になるためにはどうしたらいいの?」って思ってた。

で、池袋の大きな本屋や大学の図書館に行ってもそんな本は見つからないし、大学の授業でもそんなこと教えてくれなかった。

他の友達も僕と同じでよくわからない感じだった。

大学の友達はみんな作家になりたいと思いつつも、僕と同じでどうすればいいかよくわかっていなかったので、作家を諦める人も多かったと思う。

その後、僕は現代アートの作家の下でアシスタントをするようになり、そこでのアシスタントをしながら、毎日、仕事の後に一人で自分なりにアートの販売の勉強を2年ほどしてきた。


そんな僕もなんとか4か月ほど前から作品が売れ始め、現在は月に5万円。
多い時は8万円ほどの収入になっている。

額としてはまだまだだけど毎月額は増えてきていて、来年あたりにはコンスタントに12万円ほど稼げると思ってる。

そこで今回は大学の時に自分が知りたかった”作家のなりかた”についてのビジネスの知識を書いていこうと思う。

ちなみにここで書くのは、もの作家としてすごく有名になる夢を見るような方法では無くて、もっと現実的に”今”作家として生きる方法を教える。

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アーティストにとってお金は汚いもの?

作品を作っているときによく言われるのが、
「作家なのにお金に汚い」とか、「お金のことを考えののは作品制作に不純だ!」なんていう人がいる。

でも本当にそうなのかな?

先に結論から言うと僕は全くそう思わない。

なぜなら、お金を使いたくて欲しいのではなく、作品を制作し続けたくてお金のことを考えているから。

お金がたくさん欲しいとかそういうことではなくて、生活費できる分だけでいいし、多くもらえたらその分いい作品は作れるから、そのためには欲しい。


実際、多くのアーティストにとってお金を使うことはあまり重要ではなくて、
もしお金が人生において大切なら、他にもっと稼げる職についているはず。

ただ、アーティストの仕事、、好きなことを仕事にするために”おかね”が必要なだけ。

好きなことを続けるためにお金の話をするのであればものすごく純粋なことだよね。

自分の夢や目標のためにお金のことを考えるというのは、その夢を達成するためには必須。

アーティストになれないという原因のほとんどがお金が稼げないから。
たまにこういうことをいう人がいる。
「アーティストはお金の話をしてはいけない」と
これは全く的外れ。

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お金のことを知るだけで頭一つとびぬける

現状、美術のアーティストになろうと思った人のほとんどが美大や専門学校に行くよね?

僕も美大に行ってた。
受験には1年浪人していて2年勉強していて、そこから大学の4年間ずっっっと絵の勉強をしてた。

本当に朝から夜遅くまで絵を描いたり、作品を作ってた。

けど、そこで教わったのは作品の”作り方”だけだった。

作品の作り方は教わったけど、売り方については全く教わらないし、そんな講義も大学には無い。

しかも、教えているのは必ずしも作品で生活している作家ではないんだよね。

もし自分が今美大生だったら、自分の教授に聞いてみてほしい。

多くの教授は作品ではなく、大学からもらっている給料で生活している。

なぜなら、作家で生きている人は作家で生活できるので、時間をとられる大学教授にはなろうと思わない。

学生が作家を目指して大学で高い学費を払い、4年間勉強したにもかかわらず、作品の売り方が分からないからみんな就職してしまう。
というのが今の現状。

それでも作家になりたいと思う人も、そのまま大学院に進んで、結局作家になれないままの人がほとんど。

でもこれは逆にチャンスでもあって、
自分が作家になろうと思ったときは、むしろお金のことを勉強すれば周りが勉強してない分、作家の中では頭一つとびぬける。

だからお金の勉強はなるべく早くする必要がある。


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