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2023年春ドラマ、何を観て何を観ないか

新ドラマが出揃ってきた。
今クールのドラマは、何を観るか決断しがたい。
微妙だなぁと思っても、つい観ちゃうドラマもいくつかある。
ということで、絶対に観ると、つい観ちゃうに分けて紹介します。

絶対に観る新ドラマ

月曜日「風間公親 教場0」

スペシャルドラマで放送された「教場」のエピソード0。風間公親が現場にいた頃の話のようだ。
始めに観た時に赤楚衛二が新人役だったので、風間教官の目の傷は赤楚衛二を助けるために負ったのか?とか、赤楚衛二は「ペンディングトレイン」も出ているのに忙しすぎないか?などと思っていたのだが、見当違いだった。
この連ドラは2回が1セットなのだ。風間に教えを請う新人役のゲストの成長が2回で描かれる。ゲストは赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海など超豪華。それだけでも観る価値がある。
警官と言えども普通の人間なわけで、人生に未精算の傷を負ったまま生きている。その未精算を清算させなければ解決できないような事件が新人に降りかかり、悩み、成長する。そのシンプルな構成が心地よいドラマ。

「合理的にあり得ない」

根本ノンジさん脚色ドラマ。根本さんと言えば「正直不動産」!正直不動産の山下智久と福原遥のやりとりが楽しかった。
「合理的にあり得ない」は、元弁護士の探偵天海祐希と部下の松下洸平が、依頼された事件を解決する話。コンフィデンスマンのようなコンゲームが繰り広げられる。
このドラマでも楽しいのは、天海祐希と松下洸平の掛け合い。そしてなぜか敵弁護士の娘が天海祐希に弟子入する展開に。3人での事務所でのやりとりが面白い。
一話では、依頼人だけでなく、引きこもりの息子を持つ母親をまでモラハラ夫から救ってくれる。何よりも、弱者へのまなざしが優しいのがこのドラマの魅力。

火曜日「ホスト相続しちゃいました」

かつて、ワイドショーとかでホスト特集を見るのが好きだった。私の時代は城咲仁。ホスト達がコールして、グラスタワーにシャンパンを注ぐ。そんな華やかなホストの世界を見せてくれるドラマ
しかし、それだけでない。
第2回。ホストが客から刺されて裁判になる。世間の反応は、女の子を騙して他の女と同棲したホストを批判。伯父からホストを相続した桜井ユキも世間と同じ反応。しかし、桜井ユキは、刺されたホストが表面的には平気な顔をしていても、精神的ショックから立ち直れないことも知る。そんな時、ホストクラブ社長の三浦翔平に「何が正しいか分からない」というと……

社長「正論ってさ、俺は暴力だと思うけどね。正しいだけで愛がない」

この台詞に私は救われた。
関テレのドラマって、やっぱりすごいなぁと思う。

木曜日「あなたがしてくれなくても」

フジテレビの木曜10時の不倫ドラマ。
永山瑛太と奈緒はセックスレス夫婦。奈緒はスキンシップが欲しい。でも、瑛太は奈緒に対してできない、所謂「妻だけED」だけど、瑛太は奈緒を愛おしいと思っている。このジレンマがいい
あと、瑛太と不倫相手の女性のシーンがゾクっときた。瑛太がコーヒーカップを落として足にケガをさせてしまう。傷の手当てをしているうちに、瑛太も女もその気になる。このシーンがとても雰囲気があってよかった。
それにしても「夫婦円満レシピ」でも、夫は妻だけEDだったし……妻だけED全盛時代なのか?

金曜日「波よ聞いてくれ」

小芝風花ってこんなにステキな女優だったんだ……と発見したドラマ。
冴えないバイトの小芝風花が、ひょんなことからラジオパーソナリティになる話。話がどうこうではなく、小芝風花のマシンガントークをずっと聞いていたい。

日曜日「日曜の夜ぐらいは…」

岡田惠和さん脚本。同じく岡田作品「彼女たちの時代」を思い出した。それぞれ事情を抱えた女の子三人がひょんなことから出会い、かけがえのない友達になる……そんな話だった。多分、同じ流れ。
岡田惠和さんの「ランデヴー」というドラマも、心に傷を抱えた桃井かおりと田中美佐子が出会い友情を深めるドラマだった。その中で、桃井かおりが「男はいくらでもできるけど、これから先、アンタみたいな……友達はできないんだからね!」みたいなことを最終回あたりで言っていた。
人生で好きなドラマベスト3に「ランデブー」が入る私としては、今期一番のオススメドラマです。

長くなってしまったので、「つい観ちゃう編」は次回……


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