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三日月パンと満月パン

今朝は お日さまが顔を出しました。
空の青い色がくっきり、はっきり、少し冬のような空です。
風も冷たく、寒い朝です。

今朝も、りこちゃんと こざる達は、
いつもと同じように 皆で一緒に、賑やかに 朝ごはんを食べています。

「りこちゃん、クロワッサン、食べる?」
「うん。」

今朝、こざるちゃんは、朝7時から開いている
近所の美味しいパン屋さんへ行って、
焼きたてのクロワッサンを買ってきました。

こざるちゃんは、りこちゃんが食べやすいように、
クロワッサンを 半分にします。
「はい、どうぞ。」
「ありがとう、こざるちゃん。」
りこちゃんは、クロワッサンを持って、
嬉しそうに少し眺めてから 口に入れます。
「ああ、美味しいねー。」
こざる達も クロワッサンを食べて「美味しいねー」と口々に言います。

「ずっと前に、ぼく達、クロワッサンを三日月パン、
メロンパンを満月パンって呼んでたよね。」
「ぼく、今でもパン屋さんに行くと、そう言っちゃうことがあるよー。」

クロワッサンはフランス語で、三日月の意味です。
では何故、メロンパンが満月パンというのでしょう?

「ずっと前に、りこちゃんと ぼく達みんなで、
美味しいパン屋さんに行ったんだけど、
そこのお店で大人気のクロワッサンが 
もう1個しか残っていなかったんだよね。」

そうでした。
そして、次のクロワッサンが焼き上がるまでには、
かなり時間がありました。

「それで、そのクロワッサン1個と、
ちょうど焼き上がったメロンパンを 買って帰って来たんだよ。」
「そのクロワッサンは、残り物には福があるからって、
りこちゃんが食べて」
「ぼく達は、メロンパンを食べたんだ。」

「そしたら、りこちゃんが、メロンパン、まん丸で満月みたいねーって」
「それから ぼく達、メロンパンを満月パンって呼ぶことにしたんだ。」
りこちゃんも、こざる達も、ニコニコ笑います。

「あの時、帰って来て、コーヒー淹れて、皆でパン食べて、
とっても美味しかったね。」
「うん、本当に美味しかったよ。」

美味しさは、その食べ物そのものの美味しさも勿論ですが、
食べた時の状況、気分が大きく関係するようですね。
食べる時は、出来る限り楽しく 嬉しい気持ちでいたいものです。
ちょっとしたものでも、豪華なごちそうでなくても、
後から思い出すと、かけがえのない大切な時間、
大切な思い出となっていることでしょう。

ラジオからは、りこちゃんも こざる達も大好きな歌が流れてきます。

「メモリー 仰ぎ見て月を 思い出を辿り 歩いてゆけば
出逢えるわ 幸せの姿に 新しい命に」

ミュージカル『キャッツ』の『メモリー』です。
りこちゃんも、こざる達も、ずいぶん前に皆で一緒に観に行って、
深く感動しました。

「メモリー 月明かりの中 美しく去った過ぎし日を思う
忘れない その幸せの日々 思い出よ還れ」

りこちゃんも、こざる達も、静かに聴いています。
きっと ミュージカルを観に行った時のことを
楽しかったなぁと 思い出しているのでしょう。

こざるカフェは、今日も ゆっくり始まって
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
令和の初日の出予報も出ていますが、またお正月のような感じです。
よい毎日でありますように (^_^)

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ありがとうございます。寒くなってきましたので、ご自愛ください(^_^)
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ひっそりと、こっそりと、空想でカフェを始めることにしました。 「ウールー」は、フランス語で heureux と綴り、「幸せな」という意味です。営業時間は不定期です。 こざる達は 人間のおばあさんの りこちゃんと 一緒に暮していて、時々、登場します。
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