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大切なものは、目に見えない

今日は雨が降りそうでしたが降らずに
夕方には晴れてきて夕焼けも見ることができました。

そして今日も りこちゃんと こざる達は、
いつものように 皆で一緒に 夕飯を 賑やかに食べて、
録画した朝ドラを見ながら、食後のお茶を飲んでいます。

「朝ドラは、今のじゃなくて、以前やった朝ドラだよ。」
「大好きだった『ゲゲゲの女房』(2010年放送)を
平日の夕方に二話ずつ、再放送しているんだ。」

りこちゃんも、こざる達も、皆、この話が大好きでした。
ついこの前と思ったら、2010年の放送だったのですね。
時が経つのは、本当に早いです。

「大杉蓮さんも、野際陽子さんも出ているんだよ。」

大杉蓮さんはヒロインの父親、
野際陽子さんは祖母とナレーションです。

「まだ始まったばかりで、今日はヒロインのお見合いの話なんだ。」
戦争が終わって、昭和21年です。
松下奈緒さん演じるヒロインの布美枝は、家の酒屋を手伝いながら、
洋裁学校に通っています。

「老舗の和菓子屋さんの息子さんとお見合いすることになるんだ。」
「ふみちゃん、とっても嬉しそうだね。」

ところが、お見合いする前に、先方から縁談を断られてしまいます。
理由は、布美枝が背が高すぎるということでした。

「えーっ!! そんなの おかしいよ!!」
「会って話もしていないのに、背が高いから断るなんて!!」
「そんな相手と結婚しちゃダメだよね、りこちゃん。」
「そうね、そんな男はダメだね。」
りこちゃんも こざる達も ブンブン怒っています。

しょんぼりする布美枝に、野際陽子さん演じる祖母が声をかけます。
お見合いする前に断られて、
自分は落第だと言う布美枝に、それは違う、落第は和菓子屋の方だと言います。

「背がどうの言って、会ってみようともせん相手なら
お前の嫁入り先としては不合格だて。落第だ。」

「うんうん、そうだよ、そうだよ、おばばの言う通りだよ!」
皆、うんうん頷きます。

そして「ご縁の糸は、見えんでもある。ちゃんとあるよ。」
と言って、紅い珊瑚玉のかんざしを 布美枝に手渡します。

「そうだよね、見えなくても、縁ってあるよね。」
「うん、大切なものは目に見えないって、星の王子様も言ってるよ。」
皆、うんうん頷きます。

「お茶のお代わり、淹れてこようかな。」
「ぼくも行くよー。」

こざる達が二人、台所へ行って、お茶の用意をします。

「お茶菓子も、もう少し持って行こうよ!」
「うん!」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
『ゲゲゲの女房』、原作もドラマも とても好きなので
また見ることができて嬉しいです。
よい毎日でありますように (^_^)

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