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安心毛布と一緒なら 大丈夫!

今日は 連休明けの平日です。
空気がひんやりと冷たく、肌寒い朝です。
空も雲が広がっていて、ところどころ青空が覗いていますが、
「あー、連休、終わっちゃったなー。」
という 皆の気持ちを表現しているような そんな天気です。

りこちゃんと こざる達は、
いつものように 皆で一緒に 朝ごはんを賑やかに食べて、
こざるちゃんが 食後のお茶を淹れに、台所へ来たところです。

窓の外は、久しぶりの平日の朝の光景です。
通勤、通学、たくさんの人がいます。

「昨日までは、とっても静かで、しーんとしていたけどね。」
こざるちゃんは、窓の外を見ながら、つぶやきます。

「あれ?」
こざるちゃんは、小学校へ向かう小さな女の子と お母さんを見ています。
女の子は、たぶん一年生でしょうか、ランドセルも帽子もピカピカです。

「ピンクの毛布だ!」

女の子が 他の子供たちと違って目立っていたのは
ちょっと大きめの ふわふわした綺麗なピンク色の毛布を
しっかりと持っていたからです。

女の子と手をつないでいるお母さんは、
ちょっと困ったような、でも優しい顔をしています。
女の子は、口をへの字にして、しっかりと前を向いて歩いています。

「きっと安心毛布なんだ!」

安心毛布とは、『ピーナッツ』のライナスが いつも持っている毛布、
これを持っていると安心していられるものです。
お守りみたいなものでしょうね。

「きっと長い休み明けで、ずっと家にいたのに、
また学校に行くのが不安なんだ。」
この女の子だけでなく、誰でも、大人でも 長い休みの後は憂鬱でしょう。
「皆、安心毛布を持っていれば、少しは"大丈夫!"って思えるよね。」

カバンに 小さなぬいぐるみをつけたり、
スマホにお守りをつけたり、ただ可愛いからだけでなく、
見ると、ほっとして 癒されます。
そういう物が、必要なのだと思います。

女の子は、小学校の門のところまで行くと、
お母さんに 自分から毛布を渡しました。
女の子が、コクンと頷いてにっこりすると、
お母さんも、にっこりして 女の子の頭を撫でています。

「うん、大丈夫!」
こざるちゃんも、にっこりします。

今日も こざるカフェは、ゆっくり始まって
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
長い休みの後は、体も心も しんどいですね、子供も大人も。
よい毎日でありますように (^_^)

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