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蛍の灯り、いつまでも

今日は昨日よりも更に気温は低く、
夏の終わり、秋の始まりを感じます。
こざるカフェは、もうすぐ おやつの時間です。

「まだ蛍が見られるんだね。」
「蛍の種類によって時期が違うみたいなんだ。」

今日のお昼ごはんを りこちゃんと一緒に食べたこざるちゃん、
一緒に見ていたテレビの番組で、蛍を観に行く特集をやっていたようです。

「うんとね、ゲンジボタルは初夏で、
ヘイケボタルは8月頃まで見られるんだよ。」
「そうなんだね。綺麗だった?」
「うん、光り方が やわらかくて、ぽわー、ぽわーって、
あちこちで光って、とっても綺麗だったよ!」
「静かに光っているのを見ると、懐かしいような、ちょっと寂しいような、
そんな気持ちになるよね。」

皆は、以前、りこちゃんと行った高原で、
夜になって蛍鑑賞会に出かけたのを思い出しています。
泊まった旅館の方が、近くの川で蛍がとても綺麗だからと
案内してくれました。

「幻想的で、とっても綺麗だったよね。」
「りこちゃんも嬉しそうに ずーっと見ていたよね。」
皆、うんうん頷きます。

「蛍って不思議だよね。光るって不思議だよね。」
「お尻の部分が光るんだよね。」
「あんなに小さいのに、高性能だよ!」

体が光るって、ちょっと不思議な感じがします。

「蛍は自然が綺麗な状態のところに生息するから、
そういうところが、たくさんあるといいよね。」
「ずっとちゃんと生息できる状態を保つようにしないとね。」

知らず知らずのうちに、絶滅に向かっている動植物は多いのです。

「りこちゃんに おやつの時間だよーって言ってくるねー。」
こざるちゃんが、歌いながら りこちゃんの部屋へ向かいます。

「りこちゃーん、おやつの時間だよー。
今日のおやつは、抹茶プリンだよ! 一緒に食べよう!」


こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
このまま涼しくなるわけではなく、また暑くなるみたいですね。
よい毎日でありますように (^_^)

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