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お月さまで つながっている

今夜は満月です。

「りこちゃん、ストロベリームーンって言うんだって。」
「へー、何だか美味しそうだね。」
りこちゃんは、そう言ってニコニコします。
こざる達も、一緒に笑います。

りこちゃんと こざる達は、
ちょうど 夕食を食べ終わったところです。
今日も、いつものように 皆で一緒に
わいわい お喋りしながら食べました。

「じゃあ お茶の用意してくるねー。」
「お願いねー。」
二人のこざる達が、食後のお茶を淹れに台所に向かいます。

「昨夜も綺麗だったけれど、今夜の お月さまも、
とっても綺麗だよね。」
「本当に綺麗だね。」
「こうして、ずっとずっと見ていたいよ。」

都会は夜でも、真っ暗になることはなく、明るいので気がつきませんが、
都会を離れると夜は暗くて、月の明るさが よくわかると言います。
星もたくさん見えます。

「どこだか忘れちゃったけれど、海外のとても星が綺麗に見える場所では、
月明かりで本が読めるらしいよ。」
「そんなに明るいんだね。」

お月さまは気がつくと、空に明るく輝いていて、
いつも私たちを静かに見守ってくれているような気がします。

「いつも、そっと寄り添ってくれている感じがして、
お月さまが空にいると、安心するね。」
「うん、大丈夫って言ってくれている気がするよ。」

曇っていたり、雨が降っていたら見えませんが、
そうでなければ、誰もが同じ月を見ています。

「曇りや雨でも、その雲の上には、ちゃんとお月さまがいるんだよ。」
「それに、海外からも同じ月が見えるんだ。」
「皆、同じ月を見ているんだよね。」

そう思うと、あの人も見ているかな?
あの人は、どうしているだろう?
などと、お月さまを通して、メッセージを発信しているような、
また受信しているような そんな気持ちになります。

「きっと、あの世に旅立った人たちも
同じ月を一緒に見ている気がするよ。」
「そうだね、つながっているよね。」

月は時空を超えて、
人々の思いを つなげてくれているように思います。

「この世に お月さまがあって、本当によかったね。」
こざる達は、うんうん頷きます。

今日も こざるカフェでは、ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
月を見ていると、自然と心が穏やかに 心地よくなります。
よい毎日でありますように (^_^)

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