今日も 青空に白い雲、初夏のような天気の一日でした。
「少し暑いくらいだったよ。」
5月中旬から下旬くらいの気候だったようです。

「ついこの前まで、寒いねーって言ってたのにね。」
「うん、桜に雪だ!っていう日もあったよね。」
季節は、どんどん進みます。

今夜も、りこちゃんと こざる達は、
いつものように皆で一緒に夕飯です。
テレビでは、天皇陛下と皇后陛下が 伊勢神宮を訪れているニュースです。
天照大神に天皇陛下が譲位を奉告されて、
これは歴史上初めての儀式だそうです。

数年前、りこちゃんと こざる達は 一緒に 伊勢神宮に行きました。
「橋を渡って、そしたら すごく広くて、気持ちのいいところだったよ。」

天皇陛下はモーニング姿、皇后陛下は真珠色のロングドレス姿です。
「わぁ、素敵だね。」
「うん、本当に品があって、優しいお顔されているよね。」

りこちゃんも、こざる達も、お二人が大好きです。
「お二人とも、りこちゃんよりも年上なんだけれど、
毎日、ずっと忙しく公務を続けてきて、皆のことをいつも思ってくれて。」
皆は、うんうんと頷きます。
こんなに ご高齢で、たくさんの公務を毎日、
ずっと続けてこられてきました。

「やっと、のんびりできるんだよね。」
「うん、本当によかったね。」
「これからは、たくさん好きなことをしてほしいよね。」

全ての儀式を終えられたお二人は、とても穏やかなお顔をされています。
お二人の長女の 黒田清子さんは、伊勢神宮の祭主を務められていて、
そして 今日が 誕生日なのだそうです。

「わぁ、じゃあ一緒に誕生日のお祝いもできるねー。」
「よかったね!」
 りこちゃんも こざる達も、笑顔で喜んでいます。

「今日は賢島のホテルに泊まって、明日、東京に戻ってこられるんだね。」
「美味しい 海の幸を 食べているかなぁ。」
「うん、きっとそうだよ。」
大切な儀式が無事に終わって、ホッとされていることでしょう。

画面は切り替わって、別のニュースになります。
皆、夕食を食べ終わったようです。

「じゃあ、食後のお茶を淹れて来るね。」
「ぼくも行くよ。」
二人のこざるが立ち上がって、台所に向かいます。

「天皇陛下も、美智子様も、いつも ずっと皆に、
皆の心に寄り添ってくれたね。」
こざるちゃんは、しみじみと言います。
「うん。りこちゃんと同じように、
子供の時に戦争をくぐり抜けてきて、
陛下はその後もずっと大変だったんだよね。」
「もうこれからは、本当に のんびり、
毎日、穏やかに過ごしてほしいなぁ。」

今日も こざるカフェでは、ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
急に暑くなりましたので、皆さま、お身体ご自愛ください。
よい毎日でありますように (^_^)