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改めてはじめましての ズッキーニ

今日は梅雨の晴れ間、
気温もかなり上がって、夏のような気候です。

こざるちゃんは、すぐ近くの八百屋さんへ行って、
桜並木を帰るところです。
いつもは、あちこち見ながら、のんびり歩いていますが、
今日は「大変だ、大変だ!」
そう呟きながら、ちょっと小走りです。

「ただいまー。」
「おかえりー、あれ? どうしたの?」

こざるちゃんの ちょっといつもと違う様子を見て、
他のこざる達が聞きます。

「あのね、八百屋さんで買ったんだけど、
うんと、ズッキーニを買ったんだけど、
そしたらね、八百屋さんが『ズッキーニはカボチャの仲間だよ。』って言うから、
ぼく、びっくりしちゃって『えーっ!!!』って。」

こざるちゃんは、今までもズッキーニを買ってきたり、
食べたりしていました。
普通に、当たり前に、他の野菜と同じように。

「ぼく、ずっとキュウリの仲間だと思ってたんだよ。」
他のこざる達が、うんうん頷きます。

「あれ? みんなは 驚かないの? あれ? 知ってた??」

「うん、知ってたよー。」
「ぼくも初めて見た時は キュウリだと思ってたけど、
いつだったかな? カボチャの仲間だって知ったよー。」
他のこざる達は、うんうん頷きます。

「えーっ、今まで知らなかったの ぼくだけ??」
こざるちゃんが、ちょっとしょんぼりします。

「そんな しょんぼりすることないよ、今、わかったんだし。」
「そうだよ、キュウリの仲間って思っている人は 案外 多いと思うよ。」
みんな、にこにこ言います。

「そうかな、ちょっと恥ずかしくないかな?」
こざるちゃんが言います。

「まったく そんなことないよ!」
「りこちゃんだったら、こう言うよ、
『知らないことは、ちっとも恥ずかしいことじゃないよ。
知らなかったことを隠すのは ちょっと恥ずかしいけれど。』って。」

りこちゃんは、こう言っていました。
世の中は、知らないことがたくさんあって、
年をとっていっても、いくつになっても、まだまだ知らないことがたくさんあって、
新たに知るってことは 嬉しいことだよ、と。

そして こうも言っていました。
知らないことは恥ずかしいことじゃない。
そこで新しい知識となったのだから。
けれども、知らないってことを隠すのは ちょっと恥ずかしいかもしれない。
大人になると かっこつけて知ったかぶりしたりするけれど、
知らなかったと隠さない方が、潔くて かっこいいよ。

「そうか、そうだよねー、
今日、ぼくはズッキーニのことをちゃんと知ったんだもんね。」
こざるちゃんは、にこにこ嬉しそうです。

「ちょっと、りこちゃんに報告してくるよー。」
こざるちゃんは弾むように、りこちゃんの部屋へ向かいます。

ラジオからは元気のいい歌声が流れてきます。

「ほら、顔あげ少し笑って
そりゃ色々あるよわかるって
思い通りのstoryとは行かないけれど」

GReeeeNの『扉』です。

こざる達も一緒に元気よく歌います。

「誰しも明日は来るって!
待ってくれない 時は過ぎ去って
あなたに 今見える未来から 目をそらさずに」

「ちょっと、りこちゃんに報告してくるよー。」
こざるちゃんは歌いながら弾むように、
りこちゃんの部屋へ向かいます。

「君が開くその目の前に
明日の自分は見えていますか?
新しい扉のその先に 
きっと出逢える 次の自分に」

「りこちゃーん、そろそろ おやつの時間だよ!
あとね、ズッキーニの話も聞いてよ!」


こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
今日から明日、明後日にかけて、大雨に注意です。
よい毎日でありますように (^_^)


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ありがとうございます! コーヒーのおかわり、サービスです(^_^)
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こざるカフェの日々ウールー

ひっそりと、こっそりと、空想でカフェを始めることにしました。 「ウールー」は、フランス語で heureux と綴り、「幸せな」という意味です。営業時間は不定期です。 こざる達は 人間のおばあさんの りこちゃんと 一緒に暮していて、時々、登場します。

noteゆっくり部

ゆっくり、ゆったり、のんびり。そんな投稿をお待ちしている企画です。noteゆっくり部部長、花介がゆっくり格納に伺っております。
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