青写真サムネ__2_

この時代の生きづらさの中で見つけた、私の青写真|ウタトコト①

このページの最後に”今日の歌”の動画があります。まず聞いてみたい!
という方は遠慮なく文章を飛ばして、音楽を聴いてみてください!

歌×エッセイ=ウタトコト

こんにちは!シンガーソングライターの嘉村こずえです。
このたび、このnoteのサイトにて、歌と言葉で思いを綴る、「嘉村こずえのウタトコト」をスタートすることにしました。今回、その初回投稿となります! 
(注:これまで「KOZU」「Solfe」という名前で音楽活動をしてきましたが、今回から「嘉村こずえ」として活動をスタートしました!嘉村(かむら)は昨年結婚しました私の新姓です^^)

「ウタトコトって?」とお思いの方にご説明を。
私はずっと、自分の音楽の表現の仕方を模索してきて、今回やってみたいと思ったのが、「歌と文章とを組み合わせて、1つの作品のように発表する」というものでした。
歌と文章とを組み合わせることで、自分の表現したいものがもっと伝わりやすくなるのではと思い、このnoteで、エッセイと歌の動画を載せる形で発表してみよう、と思い立ったのです。
そんなわけで、この活動を〈歌と言=ウタトコト〉と名付けました。

そしてまずは、自分の自己紹介になるようなコンテンツを作ろうと思い立ち、7回の連続連載を始めることにしました。

連載テーマは、「自分と世界を抱きしめる」
私は、歌い手という立場を軸として、どう自分を生き、どう世界と関わっていくかということをずっと模索してきました。
そんな自分のこれまでと今の在り方を、自作の歌と文章で綴っていきます。
これまであまり積極的に発信してこなかった自分の内面的な部分(!)も思い切って書いていくつもりなので、繋がっている方も、初めましての方も、ぜひご覧いただけたら幸いです!
(エッセイスト的には完全ひよっこですが、書きながら腕を磨きたいと思います!)

それでは、さっそく第1回、はじまりはじまり。

この時代の生きづらさって。

さて、この連載の初回タイトルを「この時代の生きづらさの中で見つけた、私の青写真」としました。
その訳は、私がシンガーソングライターになろうと思った背景に、この時代に特有の生きづらさが大きく関係していると思うからです。

ずばり、それってどんなものでしょう?

タイムリーに、平成の時代が終わろうとしています。
私、実は昭和63年生まれで、出生後1年もたたずして平成になったので、ほぼ自分の人生、平成を生きてきたようなものですね。
平成を括るのは難しいですが、近年で言えば、ディズニー映画アナ雪の、「ありのままで」という歌詞の歌が大流行。SNSではみんなが、自分の思いを写真や言葉、様々な形で発信する時代。みんながとりわけ「自分らしさ」「自分らしく生きる」ということを意識しているこの数年、数十年に感じます。

その背景には、どんなものがあるか。
幸せなことで、今の日本では、基本的に身の安全は確保され、貧富の差はあれ、日々の生活はある程度の水準で暮らすことができます。
でもその整備された社会システムが、何てゆうか、進学、進路、暮らしなど、あらゆる人の生き方」にまで舗装された道を提供している印象があります。

その道にのることって、それ自体全然悪いことじゃないですし、本人が望んで手に入れた生活なら、むしろ幸せなことだと思います。
だけど、自分が本当に望んでいるものとは違っていたとしたら。
自分の感情や違和感に蓋をしないと、やっていけないものだとしたら。
その舗装された道は、人が本来もっているはずの、内側から溢れるイキイキとしたエネルギーや、創造的な力を奪っているんじゃないか、と私は思うんです。

そして、そんな世の中で生まれている”生きづらさ”。
それは、「本来の自分を表現できないこと、行動に移せないこと」なんじゃないかと思います。
人生の大きな選択から、日々のコミュニケーションまで、何かしら、うっすらと「この選択をとっておけば問題ない、波風は立たない」というテンプレートのようなものが、暗黙の了解として存在している。それを打ち破るのにはとても勇気がいる。
今を生きる多くの人にこういった感覚があって、でもどこかで違和感や息苦しさを感じていて。だからこそみんなその枠から出て、少しでも自分らしさを見つけたい、発信したいんじゃないかなと思うんです。

そして、みんなが自分を抑えている結果、蔓延しているのが「冷笑主義」
周りに合わせられなければ「空気読めない」と疎まれる。
真面目に語ったり人と違う活動をすれば「意識高い系」と嘲笑される。
そんな空気の中で、多くの人は自分のエネルギーを、自分の深い部分とつながって心からの行動をすることよりも、表面的な処世術に使い果たしてしまっている気がします。

臆病者が、表現者として生きることを決めた

私が感じる「この時代の生きづらさ」、読んでいただいたあなたは共感するところはあったでしょうか?実際、よく言われているようなことでもあるので、ここまで熱弁することではなかったかもしれません。

でもこれ、何を隠そう私自身が、ずっと抱えてきた生きづらさなのです

23歳で、表現者になろうと決め、歌を歌い始めるまで、ずっとこの感覚の中で迷って生きてきました。
私は昔から人に対して共感性が非常に強く、これは後からわかったのですが、心理学的な分析では、あらゆる刺激に対して敏感過ぎるHSP(highly sensitive person)というタイプの人間だということもわかりました。
つまりゆってみれば、人一倍、気にしいなのです。
いつも人の感情やその場で求められる空気を感じ取って生きている中で、自分の本心と行動が切り離されてしまう時が多々ありました。
だけど、ある時、いろいろな人生の決断と巡りあわせの中で、
ポーンと天の声が降ってきたように、
これから、自分が本当に感じていることを大切にして生きていこう、
それを音楽で表現していこう。と思えたのです。

その瞬間から、ずっと悩まされてきたこの性格も、ギフトだと思えるようになりました。
自分の感受性の繊細さを悩むことに費やすより、(むしろその悩みも糧にして)歌や音楽を通して表現することで、創造的な生き方につなげようと思いました。

私の青写真

「シンガーソングライターです」と自己紹介すると、昔からよく言われたセリフNo.1は、「じゃあ、夢は武道館かな?」でした。笑

ですが、そうゆう感じで何か大きい目標に到達したい、というのではなくて、私はここまで書いたように、自分の生き方と、歌で、自分が心から感じたことを表現していくこと、そのものが目指している姿です。
歌や音楽には、本当にすごいパワーがあって、その音や、リズムや、メッセージや、エネルギーに触れることで、同じ感覚を共有して癒しが生まれたり、感動したり、エネルギーを与え合うことができます。
まだまだ、自分の表現活動は模索中ですが、私は、自分自身や目の前の世界を音楽で映し出して、まわりをエンパワメントできるような表現者になりたいと思っています。

◆今日の歌 「青写真」 

さて、それでは最後に本日の歌をお届けします。
これは、この連載をスタートすることをイメージして作った最新曲です。
だから読み返しても今日の内容にぴったりです。
流れるような曲ですが、詩を一緒に載せたので、ぜひ読みながら聞いてもらえたらと思います。

「青写真」 詩・曲 嘉村こずえ 

ーーーーーーーーー*
嘉村こずえのウタトコト第一回、いかがだったでしょうか?
全てご覧いただいた皆様、本当にありがとうございます!

次回からは、歌を歌うようになるまでの葛藤や、表現活動を始めてからの探求ストーリーを具体的に振り返りながら綴り、音楽を届けていきたいと思います。第二回の曲は、知ってる人にはおなじみのあの曲です!


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