藤木和子(弁護士・障害のある人の「きょうだい」・聞こえないきょうだいをもつSODAソーダ)

弁護士。全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会副会長、聞こえないきょうだいをもつSODAソ…

藤木和子(弁護士・障害のある人の「きょうだい」・聞こえないきょうだいをもつSODAソーダ)

弁護士。全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会副会長、聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会代表、シブコト障害者のきょうだいのためのサイト共同運営。優生保護法弁護団。手話通訳士。全国で講演。NHK、新聞各紙に出演。#きょうだい児 (者) #ヤングケアラー 経験者。

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藤木和子 プロフィール、掲載・講演など

プロフィール・著書・メディア掲載・講演先【プロフィール】1982 年埼玉県上尾市出身。横浜市在住。耳が聞こえない弟と育った「きょうだい」「ヤングケアラー」経験者として活動・発信。全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会副会長。シブコト障がい者のきょうだいのためのサイト共同運営者。聞こえないきょうだいを持つSODAソーダの会代表。日本ケアラー連盟理事。厚生労働省・文部科学省のヤングケアラー支援プロジェクトチームをはじめ、政府や自治体、学校等のヤングケアラー支援、研修、啓発等に関わる。

    • 法律がきょうだいを守ってくれる内容、自分を守る知識、家族との関わり方を選ぶための知識が得られた(伊丹きょうだい会の河村友紀さんからのご感想)

      『きょうだいの進路・結婚・親亡きあと 50 の疑問・不安に弁護士できょうだいの私が答えます』について、伊丹きょうだい会河村友紀さんにご感想をいただきました。どうもありがとうございます! 表紙と帯に、世間に埋もれて見えてこなかったきょうだいの悩みと苦労が一目瞭然 まず、蛍光グリーンの表紙にきょうだいの悩みがはっきりと書かれ、帯にはショッキングピンクで「私は一生、障害のある弟の世話をしなくてはいけないのですか?」と書いてある。世間に埋もれて見えてこなかったきょうだいの悩みと苦労

      • きょうだいは進路選択(進学や就職)で思い悩むことが多いけれど、自分の意思や希望を尊重することを法律も後押していると明確な根拠が得られた(きょうだい会SHAMS滝島真優さんからのご感想)

        『きょうだいの進路・結婚・親亡きあと 50 の疑問・不安に弁護士できょうだいの私が答えます』について、きょうだい会SHAMSの滝島真優さんにご感想をいただきました。どうもありがとうございます!  私は、知的障害を伴う自閉症の弟の姉の立場のきょうだいです。本書を拝読し、真っ先に飛び込んできた感情は、"爽快感"と"安心感"でした。弁護士でありきょうだいのお立場である藤木さんだからこそ明快で、障害のあるきょうだいとのかかわり方について多様な思いを持つ、どのような立場のきょうだいに

        • 二枚の写真

          いよいよ4月に入り、新年度ですね。 SODA(ソーダ、聞こえるきょうだい)の体験。今回は「二枚の写真」というタイトルで鈴木浩さん(兄の立場、妹がろう者)に書いていただきました。 まず、一枚目。4月生まれの妹は、このとき1歳でしょうか? この二人の表情をみてください。こんな頃から、私は、本当に妹を可愛がっていました。 それは、60歳になった今も変わりません。きょうだいと言っても、兄-妹という関係性は、はっきりと私たちの間にあると思います。 1968 か 9 年と思われま

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        • 実験”「きょうだい」ひとつの例
          31本
        • 聞こえないきょうだいをもつSODAソーダひとつの例
          27本
        • 旧優生保護法に対する”ご本人”きょうだい””家族”の思い
          12本

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          連続する優生保護法裁判での逆転勝訴~国は最高裁に上告しないでの署名、高齢の原告の笑顔が続きますように!~

          14歳での手術から、64年目の逆転勝訴判決「国は勝手に私の身体にメスを入れて、当時14歳だった私を子どもを作れない身体にして、知らぬ、存ぜぬ。責任さえもない。そんなことで許せるわけがありません。私は死ぬまで闘う。そのために、私は東京高等裁判所に控訴します」。  2020年6月30日、優生保護法裁判の原告北三郎さん(活動名、78歳)が、東京地裁で敗訴判決を受けた際のコメントです。  そして、東京高裁に控訴してから2回目の春。2022年3月11日の判決は、「逆転勝訴」でした。

          連続する優生保護法裁判での逆転勝訴~国は最高裁に上告しないでの署名、高齢の原告の笑顔が続きますように!~

          オリンピック閉会式の手話通訳・字幕~多様性と調和への挑戦と一人でも取り残される人を減らしたい~

          家族・弁護士・手話通訳者という立場から私は聞こえない弟と育った「聞こえる姉」です。現在は、弁護士・手話通訳者、聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会の代表として活動しています。弟とは手話で会話しています。 8月8日のオリンピック閉会式の手話通訳について、理事を務めるNPO法人インフォメーションギャップバスター(理事長:伊藤芳浩)の理事の立場で、手話推進議員連盟(代表世話人:永野裕子豊島区議)の方々と要望活動に関わらせていただきました。 そこで考えさせられたことを記録

          オリンピック閉会式の手話通訳・字幕~多様性と調和への挑戦と一人でも取り残される人を減らしたい~

          どんな方法でも話したい!

          こんば。お疲れです! 昨日は妹夫妻と会ってきましたー! 妹も前から関東に住んでたけど、何気に関東で会うのは初めて(笑) 妹も結婚したということで、でも結婚式は挙げないので祝儀金を渡しに。 ちなみに、私の家族はみんな手話ができません。 私が小さい頃は手話が禁止されていて、親とのコミュニケーションも全て口の読み取り(補足としてキュードスピーチというものも使用)してたというのもあって。 で、親はキュードできるけど弟と妹はできない。 なので、弟と妹と会話するときは口の読み取り

          インターン募集(1日~)😊‼️

          インターン募集・私の活動、きょうだい児者(障害児者の兄弟姉妹)、ヤングケアラー、SODA(聞こえるきょうだい)、CODA(聞こえる子ども)の啓発、支援に関心のある方 ・次世代のきょうだい児者や親御さん社会に向けてこれを伝えたい、知ってほしいというものがある方 ・質問や聞きたいことがある方、新しい視点やヒントをくださり、一緒に考えてくださる方 ・きょうだい児者、ヤングケアラー経験者でなくても関心がある方であれば歓迎です。遠方の方や今回は予定が合わないけれど、、、という方も

          ろう者の方から講演のご感想をいただきました!

          豊島区聴覚障害者協会での講演が「豊聴協ニュース」に掲載されました先日2019年9月8日に豊島区聴覚障害者協会の親睦のつどい、敬老のお祝いでの講演の様子と感想を「豊聴協ニュース」(2019年10月号)に掲載していただきました。参加者は37名。とても素敵な文章なので、ご快諾を得て、こちらでも紹介させていただきます(写真は講演スライドから転載)。 講演の様子と感想(以下、転載です) ソーダ・・・”灯台下暗し” 聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会代表・弁護士の藤木和子

          【学会発表スライド&講演感想を追加】子どもSODAへの対応で一番お願いしたいこと&出張講演の報告&今後のお知らせ

          2019年8月31日は横浜港南区、9月8日は東京豊島区で「SODA(ソーダ)=聞こえない兄弟姉妹がいる”聞こえる兄弟姉妹”」の立場でお話させていただきました。各回数十名の方々が集まってくださいました! 聞こえないデフの方々、手話通訳者や手話学習中の方々からも家族やきょうだいのエピソードを伺い、まさに「出張!SODA&家族の会」でした。 今度、2019年9月22日の第57回日本特殊教育学会@広島では、ソーダの会を立ち上げた経緯と子どもソーダと大人ソーダ・デフとの関わりを中心

          【学会発表スライド&講演感想を追加】子どもSODAへの対応で一番お願いしたいこと&出張講演の報告&今後のお知らせ

          やまゆり園事件からもうすぐ3年・・・今、考えていること

          やまゆり園事件からもうすぐ3年・・・優生思想とは?やまゆり園事件も優生保護法による障害や病気のある人への強制不妊手術、現在進行形の障害のある人やその家族への偏見や生きづらさの根底にあるのは、”優れた者(能力、遺伝子)を保護、そうでない者を排除”するという”優生思想”(現時点での私の定義)。 なお、当時、国は”劣悪な遺伝を除去し、健全な社会を築くために優生保護法がある”(新編 高等学校 保健体育 教授資料 評価編 1969年 昭和44年)との考えのもと、手術の件数を増やすこと

          どんな方法でも伝え合いたい!

          素敵な記事をご紹介します!キコエナイお姉さんとキコエル妹さん。お姉さんのマミさんが書いてくださった記事です。 妹も結婚したということでこんば。お疲れです! 昨日は妹夫妻と会ってきましたー! 妹も前から関東に住んでたけど、何気に関東で会うのは初めて(笑) 妹も結婚したということで、でも結婚式は挙げないので祝儀金を渡しに。 ちなみに、私の家族はみんな手話ができません。 私が小さい頃は手話が禁止されていて、親とのコミュニケーションも全て口の読み取り(補足としてキュードスピー

          聞こえないきょうだいをもつSODAソーダ「あるある」?

          ソーダの方からのメッセージ(匿名:50代SODA女性)をご紹介します。初めまして。50代SODA姉、6歳離れたろう者の妹がいます。共に親元で過ごした時期、社会人となり実家を離れ、それぞれの結婚、配偶者やその家族との関係、親の介護と看取りといった経験を経て今に至ります。 何で障がいの無いきょうだいの会が必要なの?何で障がいの無いきょうだいの会が必要なの?っていう声もあるかもしれませんね。でも「ろう者の」きょうだい(○○ちゃんのお姉ちゃん)という「付属物」ではなく、SODAとい

          【大幅加筆】第3回ソーダの会報告&電話リレーサービスは子どもの時から!一緒にできること&楽しめることの大切さ

          第3回聞こえないきょうだいをもつソーダの会 2019年5月12日 ソーダ6名(うち、小学生2名、中学生1名、高校生2名、コーダかつソーダ2名)&親御さん4名(うち、1名デフ)、デフ5名等、合計18名でした。初参加の方も数名いました。 大人のデフの話で大事だなと思ったのは、手話通訳やUDトーク、電話リレーサービス、ネット119等を利用している話です。 もちろん、子どものデフや親御さんにとって、将来をイメージするために、大人のデフの生活の様子を知ることは大切です。 そして!

          【大幅加筆】第3回ソーダの会報告&電話リレーサービスは子どもの時から!一緒にできること&楽しめることの大切さ

          ソーダのかずこさん(仮名、笑)が語る!対談

          きょうだいのセラピアさんのブログのきょうだい児対談企画でソーダのかずこさん(仮名、笑)の対談をまとめていただきました! ・聞こえない弟とのコミュニケーション今昔 ・「語り口が独特(テンポが遅い」という友人からの指摘 ・アニメ派ではなく漫画派な理由 ・私の口話と身振りは結局どのくらい通じていたのか!? ・手話を始めた理由と何かを強くこじらせてる感じ💦 ・聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会の立ち上げと他の障害種別との関係を考える ・次世代きょうだい児に

          祝!4月10日きょうだいの日(シブリングデー)

          きょうだいの日(シブリングデー)って何?(呼びかけ人のしぶたねさんホームページより) きょうだいの日(シブリングデー)は、父の日、母の日の、兄弟姉妹版の日です。 自身の兄弟姉妹や、きょうだいのように大切な人のことを思ったり、 病気や障がいをもつ子どもの「きょうだい」に思いを馳せ、応援する日になればいいなと思っています。 アメリカでは?(呼びかけ人のしぶたねさんホームページより) 「National Siblings Day」は、毎年4月10日に兄弟姉妹の関係を称えるために