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【法律相談についての説明を追記】ろう・難聴関係の弁護士で

ろう・難聴関係の弁護士

ろう・難聴関係の弁護士で😊

ろう・難聴の弁護士は11人(田門弁護士からの情報)。

なお、藤木はろう・難聴の弁護士ではありません。「聞こえない兄弟姉妹をもつ“聞こえる兄弟姉妹”=SODAソーダの弁護士」です。
これまで、ろう・難聴の依頼者の法律相談を相続、離婚などの家族関係を中心に(聞こえる家族・聞こえない家族が関わるもの)担当してきました。詳細はこちらをご覧ください。


「ろう・難聴関係」の弁護士は、松本晶行先生(19期)⇒山田裕明先生(35期)⇒田門浩先生(50期)まではなんと約15年おきでした。が、ここにいるメンバーは田門先生が少し期が離れていますが、久保陽奈先生(60期)、藤木和子(64期)、若林亮先生(65期)、中村先生(70期)、松田崚先生(71期)はわりと期が近いです。

聴者は現在のところ、私と大先輩の2人ですが、和気あいあいと仲間に入れていただいています。これから!増えていくとうれしいです。

ろう・難聴の弁護士は、全員が先輩の存在をニュース等で知ったことがきっかけで弁護士をめざしました。もし、この記事がきっかけで弁護士になりたい!と思う人が現れたらうれしいです。

逆に、私は、父が弁護士で弟が難聴ですが情報に出会えず、高松手話通訳裁判への参加をきっかけに田門弁護士、大人のろう者に初めて会ったのは29歳でした。大学の手話サークルで手話に出会う聴覚障害学生のように、私ももっと早く出会いたかったととても悔しく少し残念に思っています。出会えないよりは出会えてよかった、これが私のタイミングだったのだと、これからを頑張るしかありませんが・・・!

情報は、聞こえる聞こえないに関わらず、本当に大切なきっかけだと思います。もし知っていれば自分で選択できますが、知らなければ何もできない、だから、こうして無料で情報を発信&受信できるようになった世の中で”この情報”を必要としている人に”この情報”が届けられるように、届きますように・・・という強い思いがあります。

【追記】法律相談はどこにすればいいの?

最近、全国の方々から法律相談のメール等をいただいており、ありがたいのですが、多忙であるために、新しい相談をお受けしたり、メール対応等ができない状況です。申し訳ありません。

こちらに、まとめた記事をご紹介させていただいていますので、ご理解ください。

ご連絡くださった方に、私からの”ご紹介”という形で他の弁護士につなぐことも基本的にはしていませんが、下記を参考にしていただけたらと思います。

一般的には、市役所などでの無料法律相談、都道府県の弁護士会の相談、法テラスなどがあります(法テラスは利用できる方の収入に上限があります)。

②全国優生保護法弁護団の47都道府県の相談窓口・働く障害者の相談窓口

【追記】法律相談に向けてのアドバイス

(依頼者編)

①関係する手紙や書類などは一式お持ちください(当たり前のようですが、お持ちにならない方が非常に多いです。)

1)簡単な相談内容・相談したいこと、(2)相談の中で出てくる人や会社などの名前、住所などの情報(3)起こった出来事の時系列(いつ、どこで、誰が誰に何をした、これまでの流れ)などの簡単なメモを持っていくと良いです。お互いに限られた時間の中で相談がスムーズに進むかと思います。

③問題の当事者は自分です。弁護士任せでは解決しません。二人三脚の気持ちが大事です。また、弁護士から連絡があった時はすぐ返信等する人の方が、当然ですが事件解決はスムーズに進みます。

※現在の制度においては、手話通訳者・要約筆記者の同行については、お住まいの市区町村の派遣制度等を利用するのがスムーズではないかと思います。また、家族や知人を通訳として同行する方もいます。

※弁護士に相談すべき問題なのかというご質問もよくいただきますが、それは直接弁護士に相談するのが一番早いです。
相談料は一般的に30分5000円~です。初回無料であったり、市役所、各都道府県の弁護士会、法テラスなどで無料相談が行われている場合もあります。

(弁護士編・聴覚障害のある依頼者の相談の場合)

①本人に対して直接「目を見て」話してください。手話通訳者、要約筆記者(多くの場合は市町村や都道府県の登録通訳者で、依頼者がご自身で住んでいる自治体の意思疎通支援制度を利用する形で派遣申請することができます。)や家族の同行者を見て話すのではなく、本人に対して話してください。通訳者の位置は基本的には弁護士の横です(依頼者の方と対面する必要があります。その場で依頼者の方と相談、調整よろしくお願いします。)

②結論やテーマを最初にわかりやすく簡潔な言葉と、メモや説明の書類などの視覚情報を「見せながら」(依頼者本人と通訳者に対して。特に専門用語や固有名詞)、句読点で少し間を取って話していただけると手話通訳や要約筆記等が対応しやすいです。

③大きな声で話すことが効果がある場合とない場合があります。どのようなサポートが必要か、きちんと通じているかはまずご本人に尋ね、手話通訳者、要約筆記者の方、家族などの同行者にもご協力いただきながら、一緒に考えていくことが大事だと思います。

(参考)


自治体担当者向け障害者差別解消相談対応マニュアル(日本弁護士連合会)


ろう・難聴の弁護士の働き方

今年度、厚生労働省事業で専門分野における手話通訳の司法分野について若林弁護士、手話通訳士協会の高井さんと一緒に調査に参加させていただきました。田門弁護士と元専任通訳者の土橋さんへのヒアリングは改めて貴重な機会でした。久保先生はUDトークを駆使して活躍しておられます。


インフォメーションギャップバスターの仲間

理事5人のうち4人はろう者・難聴者です。聴者・ソーダ(聞こえる家族、きょうだい)は私1人ですが、和気あいあいと楽しく活動させていただいています!

薬剤師の吉田さんは上記の厚生労働省の調査に医療分野で参加しました。

ソーダ・デフみんなで一緒に話そう、一緒に考えよう!



「きょうだい」がいつか辞書などにも載るコトバになりますように!!