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雨の日だ集え家族よ粉の下に

6時過ぎに目が覚めてしまった。土曜なので早起きはしなくてよいのだ、とぬくぬくと布団の中でSNSを見ていた。外は大雨だし愉快この上ない。
SNSの話題は愉快でない事が多く、呆れてものが言えねぇな、と思いつつもここでしっかりものを言っていかねば、との気持ちを強くした。

今日はうどんを打つことになっていた。雨で外に出られない時はイベント飯に子供らを駆り出さないと間がもたない。開始して早々、次男が頭から粉まみれになるアクシデントがあったが、力を合わせてこねくり倒したらそれらしいものになった。

夜ご飯に食べた。非常に噛みごたえがあり、中央アジアあたりの見知らぬ国の料理と言われたら納得のいく食べ物だった。ただそれはそれでとても美味しかったので満足した。子供も大人ももりもり食べた。
夫がかき揚げもしてくれて、特に白ネギと桜海老のものが秀逸だった。

うどんの前、午後には次男と私が大喧嘩をした。原因は昼寝をしろ、いや眠くない、の攻防。静動入り乱れる緊張した展開が続き、最終次男と私が同時に大泣きしたところに夫が駆けつけ強制終了となった。

夕方前に一気に晴れた。祝福というのはこんな風に訪れるのかな、と思わせる晴れ方だった。
長男と夫は散歩に行った。
夫と長男が見ていた銀河鉄道999(映画)がつけっぱなしだったので次男と並んで見て、ハーロックがいかにカッコいいかを教えてあげて仲直りした感じになった。メーテルの最後のセリフをちゃんと聞いたのは初めてだったので少し興奮した。
「私は、あなたの思い出の中にだけいる女」
気づくと次男は寝ていた。ほらな。

件のマスク。
感染者数が多いから先に配るね地域に居住しており、チラホラと届いたという話題を近所で耳にするがうちにまだ来ていない。
心の底からいらねーーよ!と思っていたものが問答無用で配られることになり、その来るはずのものが来ないとなると、それはそれで気になったりして、本当に徹頭徹尾コントの様相を呈しているなぁ、と空のポストを見て思った。笑えないけど。

次男とは寝る前にアルプス1万尺をして完全に仲直りした。よかった。

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